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「なんなのよもぅ……わけ分かんないわよ……」

 アリサは、一人だった。

 別に幸せな夢を見れていたわけでもない。誰かと仲良くしたり、誰かがそこにいたりしたわけでもない。
 ただ、一人。
 そこに、じっとして―――蹲っていた。

「なんで誰もいないのよ……これ、なんかの魔法なんでしょ……? もう、早く助けなさいよあいつら……」

 体育座りをして身体を縮こまらせつつ、壁に背中をつける。
 声は既に涙が交じっており、不安で押しつぶされそうなのが手にとる様に感じられる。

「だいたい、変なのよ。なんで学校に誰もいないし、学校から出れないの?」

 アリサの言葉通り。
 この世界。
 正確にはアリサの知らない、アリサの内部に巣食った、とあるものの中の世界。

 そこにはこの小学校しか存在せず。
 校門から外に出ることも叶わず、携帯電話も通じず、更には人っ子一人いない。

 ここは、学校があって、見たことあるような生活臭があって、そしてアリサ・バニングスがいる。
 ただ、それだけの世界だった。

「……う、うう……う、ひう……ぐすっ……怖いってのよ……何か出てくるなりなんなりしなさいよ……助けに、来てよ……フェイト……はやて……」

 ―――、と。
 自分でも気付かぬ程度に、誰かの名前も一緒に呟いていたが、それは意識されぬまま空気に溶けていった。
 これは一体なんの世界なのか。なんの冗談なのか。

「もう! いいから、どんなんでもいいから、さっさと出てきなさいよバカバカバカー!」

 冗談が続くならどんな冗談が良かったのか、この時のアリサは考えもしなかった。
 だから。

『あれ―――あれ? な、は、ユ? ふえええ、あ、ああああう!?』

 という声が、自分が廊下側から寄りかかっていた保健室のドアの中から聞こえたのと。
 自分の頭の中に激しい情報が入ってきて、そのまま意識をふっと失ったのは、同時だった

「あれ―――あれ? な、は、ユ? ふえええ、あ、ああああう!?」

 フェイト・T・ハラオウン嘱託魔導師。彼女は現在途轍もなく混乱のキワミにあった。
 何故か自分が保健室にいること。
 何故か自分がベッドの上にいること。
 何故か―――……何故か、ユーノ・スクライアが自分の下にいること。
 そして。

「は、わ、私、どうして裸……? ゆ、ゆゆユーノも……あ、あれ?」

 何故か、二人とも素っ裸であるということ。
 温かい彼の体温が、自分と彼の触れあうかなり広範囲な面積に伝わってくる。まあ、上に乗っているのだから相応に触れあっていると思ってもらいたい。

 と。
 混乱する頭に、いきなり情報が舞い込んでくる。それは―――知識だった。

「え、が―――うぐ!?」

 フェイトの知らない知識だ。
 ―――でも、誰かが知っている知識、のはず。
 感覚としては誰かに教えて貰っているような、ただ、頭の中に直接、望まずに。

 舞い込んでくる知識に歯を喰いしばって耐えつつ―――それが無くなった瞬間―――フェイトの眼は、大きく見開かれていた。

「え、……あ? 嘘……え……?」

 茫然と。
 その視線は宙を泳ぎ、彷徨う。

 ゆっくりとユーノを見る。
 彼はまだ寝ているようにも見える。その頬に、そっと手を伸ばして触れる。

「せっくす……? え、ええ……? 気持よくなる……女の子……お尻……前……男の子……、おちんちん?」

 ……かなり限定的な知識を吸収したらしかった。
 それはともかく、フェイトが今まで知らなかったようなことが、現実であるという実感をもって感じられている。
 何故か。
 今、自分に何が起きたのかは分からないが―――それよりも。それよりも、気にすることが彼女にはあった。

 一般的には卑猥である単語も特に気にせず発しているのは、彼女がそれを理解していないからだろうが。

「男の子も……気持よくなるの? ユーノ……」

 彼は寝てるのだから答えはしない。だが、それでも、今まで彼にしてもらっていたことを思い出して―――身体を震わせた。
 少しずつ手を動かして、彼の下半身へと移動させていく。
 羨ましいくらいのスベスベな肌を辿っていくと……そこに、一際柔らかい、女の子にはない突起物を確認した。

「“おちんちん”だ」

 フェイトはそれの大きさが標準的にどれくらいなのかは全く知らない。
 それでも、“ソレ”は―――何やら、とても大きいものであるように感じられる。

 なんだろう、と思う。
 今までユーノにお尻を弄って貰ったり、自分でシタ時とは別の―――もっと、胸の奥がぽかぽかするような期待感が膨れ上がる。
 ドキドキする。
 自分でするのではない。人にしてあげるのだ。

 今までは、自分を気持ち良くしてほしいと思っていた。
 けど、今回は違う。―――今までのお返しに、ユーノを気持ち良くしてあげたいと思ってる。

「あ……これが、ユーノの気持ちいいところなんだね……?」

 答えはない。
 生きている人形を相手にしているかのように、フェイトはそっとそのイチモツを撫でると、体勢を入れ替える。
 己の股間部分をユーノの顔の真上に。
 自分の顔をユーノのそれの真上に。
 フェイトは知らなかったが、それは俗に69と言われるポーズである。

「ふふ……丸見えになっちゃってる……」

 ユーノが自分の大事な所を見ているけど、見てない。
 また動悸が激しくなり、秘所がじんわりと濡れ始める。

「ん……」

 ぶるっと身体が震えるが、我慢する。
 本当は今すぐにでもお尻の穴を弄って絶頂へと身体を導きたかったが、今日はユーノに奉仕すると決めたのだ。
 今までは自分の無知のせいで、ユーノにだけ苦しい思いをさせたままにしてしまった筈なのだ。
 ならば、今度は自分は彼を―――

 だから、そう思ったフェイトは。
 口を近づけて―――ふにゃふにゃのソレを、ぱくりと口に含んでみた。

「はひゅ……んんー……」

 “知識”によれば。

 これは男の人が気持ちいいと感じている時、固く、大きくなるらしい。
 これはまだ気持ちいいと感じていない状態のもので―――これを大きくしてあげて、先から白い液体を出させれば良いとのことだ。

 そして、それの方法は幾つか人によって好みの差があるらしくて。
 フェイトは、なんとなくこの方法を選んでいた。

「はむ……れろ……ちゅば……んふ……」

 頬張る。
 唇で引っ張る。
 下で竿の部分を転がす。
 苦しくなって、少しだけ鼻で息を吐き出し、また深く咥え直して―――唾を激しく、音を立てながら吸った。

「ん……んん?」
「……ふーひょ……んん!?」

 フェイトの腰が跳ねる。
 ユーノの吐いた息が、彼女の秘部を撫でつけたのだ。
 少しだけ体液が出てしまい、それがユーノの顔へと垂れてしまう。

 それを自分の股の間から見て、恥ずかしさに顔を真っ赤にしつつ、フェイトは今までにない興奮を得ていた。

「ひゅごい……んぷっ。はあ。なんだか分からないけど、凄い……」

 男と女として接しているからか。
 お互いにお互いを気持ち良くしてあげられるというのが、いや……相手に対して奉仕している状況が、既にフェイトにとっては興奮を高めている。
 一心不乱にユーノのそれを舐め続け、しゃぶり尽くし―――不意に、口の中に違和感を感じた。

「んにゅ? む、う―――けほっこほっ! な、何?」

 見ると、ユーノのそれがピクピクと動いて―――大きくなり掛けていた。
 いわゆる男性器の勃起という現象を始めて見たフェイトは、目を丸くしてそれを注視してしまう。
 が、見ているとフェイトが唇を離したことで少しずつしぼんでいる。
 慌ててフェイトはそれを咥え直して、また大きくするために刺激を与え始めた。

「む、んむう! はむ……むご……じゅる……んふ」

 凄かった。
 口の中でどんどんとそれは大きさを増し、硬さを増していく。
 既に全部頬張るなど不可能で、フェイトは必死にそれを咥えようとし、厭らしい音を響かせて頭を上下させている。

「んあ……んんっ……ぢゅー……」

 じゅるるるるるる、と凄い音を立てて唾を飲み込む。そんな音を立てると、自分の身体までもが反応して、少しだけ絶頂に達せてしまう。
 唾を飲むと同時に何か少し苦い液体も飲んだ気がするが―――恐らく、それが男の人が出すものだと思い至り、嬉しくなって更に下を使って筋を舐める。
 ユーノのそれから発せられる匂いを吸い込みつつ、彼女の意識は既に随分と飛んでいた。

「んむぅ……あう……んぷ……むぅ……はぁ」

 それをしゃぶり続けることに集中していたせいか。
 ―――本人がどういう状況にあるのか、全く確認するのを忘れていた。

―――――――――――――

 とりあえず起きてまず感じたことは「身体がゾクゾクするぞ」という感覚だけだった。
 意識がぼんやりとしていて、更に何やら頭の中に何か新しい知識やら感情やらが入り混じっているような感覚に陥って―――いる暇もなく。
 下半身に、凄い粘着質な感覚を得た。

「はぁ!? ―――いやっ、はぁ!?」
「イヤッハー? ……あ、お、え、お、おおおひゃひょうひゅーひょ」
「ふわわっ……何!? 何が―――何を咥えてるのフェ―――うわあああ!?」

 フェイトは「あ、お、え、お、おおおはようユーノ」と言ったのだが、どもったのが更に刺激になったらしい。
 ユーノは痙攣するようにしてなんとか腕を動かし、フェイトの口内に“それ”だけは放っちゃダメだという理性を働かせる。
 が、しかし。
 抵抗した両手が掴んだそれは―――柔らかくも引き締まった、二つに分かれた肉だった。

「……お尻?」
「あ、あぅ」

 恥ずかしそうにキュッと口の中を窄めるフェイト。
 それがユーノにとっては凄まじい快感となって、電流のように身体を駆け抜ける。

 だめだと思った。でも体勢的にも―――理性の問題においても、この快楽を拒絶することなど出来はしなかった。
 駆け上がるエクスタシーが限界を告げている。
 このままでは、自分のものでフェイトを穢してしまう。
 慌てて逃げようとして―――彼女の両手に、腰をガッチリと固定されてしまった。

「ちょ、フェ、フェイトっ! 駄目だって! で、出そうなんだ! 君に―――」
「かけて?」
「え……」

 まるでそれが当然と言うように。
 フェイトは、当り前のようにそれから口を放して、告げた。

「いいの。私、ユーノの精子欲しいよ。今まで私だけ気持ち良くしてもらったんだもん。今度は私がユーノを気持ちよくするんだもん」
「いや、それは嬉しいけどそれとこれとは別問題というか」
「私、嫌じゃないよ?」
「ぐ」
「それに、前に言ったよね。ユーノの言うこと、なんでも聞くって。まだ、聞いてないよ私」
「いや、それは別に」
「だから―――まずは、ユーノを気持ち良くしてあげるの」

 そこまで言うと、天を衝かんと言わんばかりにそそり立ったそれに舌を這わせてから―――亀頭部に辿り着いた時点で、全体を咥えこむ。
 それだけで会話で少し落ち着いたこみ上がる何かが復活し、もう我慢できないほどに膨れ上がる。
 ユーノは女の子のような表情で喘ぎ、叫ぶ。

「だ、ダメだ―――出る、出るよ、フェイトッ!」
「―――んふ。は―――ひぃて! ううううううううううッ! 」

 一気に、突き抜けた。
 脳天からつま先まで、気持ちいと感じる間もなく意識が真っ白になり、初めてのそれでユーノは一挙に射精する。
 噴出した精子は目を白黒させるフェイトの口の中に充満し、喉の奥に引っ掛かったのか、むせながら口を離した。
 すると、ペニスの先から飛び出て来たものが顔に、ベッドのシーツにかかる。

 あまりの気持ちよさに呆然となってしばし動けないユーノ。
 精液が喉の奥に入ったためにむせてしまったフェイト。

 奇妙な2人が、お互いにお互いの状態のまま、咳込んだりしていた。

「ご、ごめ―――けふっ! 零れちゃった……ユーノの……」
「あ―――う―――い、いや。別に、そんなの最初から吐いて捨ててくれて構わないから……」
「ダメだよ……ちゃんと、ご奉仕するんだもん……」

 それだけ言うと。
 自分の顔にかかっていたものを手で掬って、ぺろりと舌で舐めとり、飴のように口の中で転がす。
 まるで分かっているように発情した視線をユーノへと送ってから、口の中で咀嚼して飲み込んだ。

「フェイト……ま、マズイでしょそんなの」
「ううん? 苦いけどね。ユーノのなんだよ? 私、全然平気」
「そ、そうですか……」
「あのねユーノ。こんな時になんなんだけどね、お願いがあるの」
「え、何?」

 正直こんな状況でお願いされるお願いなんて―――特にフェイトの場合、一つくらいしか思いつかない。
 恐らく、こないだのように……弄ってほしいと懇願されるのだろうか。
 別に嫌ではないし、こんなことをしてくれた後では断わりようもない。

 けど。
 前の時も少し引っかかっていたのだが―――

「あのね―――ユーノの―――」

 自分は、流されるままフェイトと交わっていて、いいのかという疑問。
 どうして嫌じゃないのか。どうして嫌がられないのか。
 そこが、どうしても理解出来なくて―――つい、嫌じゃないしという理由で、流されてしまう自分がもどかしくて。

「おちんちんを、お尻に入れて下さい」
「うん……」

 ……。今、結構真面目に考え事をしていたのだが。
 もしかして……もしかしなくても、予想していた上の更に斜め上な発言が成された気がするのは気のせいだろうか。

――――――――――――――――――

 気がついたら、目の前の状況だった。

「あ、あいつら……何してるの……」

 いや、頭の中では理解している。
 知識があるのだ。
 自分が元々持っていた知識でもある。だが、それだけじゃなくて―――他人の知識でもある。そんな感覚。
 自分が知らなかった筈のことも、思えば分かる。分かることもあることが分かる。

 アリサには理解出来なかったが、そんな感覚。
 それゆえに、目の前で行われていることが何なのかは分かっているつもりだ。

 女子というのは、基本的に男子よりもそちら方面に対して早熟だ。
 だからすずか、なのは、はやてたちも一応『なんとなく』『それなりに』そういうことがあるというのは知っていた。 

 だが、生まれか育ちか、あるいは両方か。
 フェイト・T・ハラオウンという純粋すぎて無垢な少女は、そんなもの一切知らなかったようなのに―――

「なんなのよ……確かに誰か出て欲しいとは思ったけど……あんなの、嫌……」

 口で必死に否定しつつも、二人の動向から目が放せていない。
 ドアの隙間からその光景を見ているだけなのに、既にアリサの頬は桜色に染まり、無意識の内に、手がずっと自分の下半身を制服の上から触っていた。

「はぁ……ん……嫌よ……なんで……あの2人、なのよ……なんで」

 そして。
 2人が何かのろのろと体勢を入れ替えて―――互いの秘部をゆっくりと合わせ始めたのを見て、更に目を見開いた。

――――――――――――――――――

 アリサの角度から見ればそれは互いの秘部を合わせあう行為に見えたかもしれない。
 が、実際はそんな健全なものでもなんでもなく、フェイト女史の趣味通り―――ユーノのモノは、フェイトの尻に照準が合っていた。
 上に乗りながら、頑張って菊座にユーノのそそり立ったモノを合わせようとするフェイトを、何やら諦めの入った表情で見つめる。

「……フェイト、無理しなくても……その、手でよければ」
「ダメ。絶対にこっちでするの。できるって、“知ってる”から」
「……そうですか」

 なんなんだろうとユーノは思う。
 最近、フェイトが凄くこういうことに興味を示していたし、いつエスカレートするか分からないから事前に情報を整えておこうと考えた。
 色々と18歳未満NGな資料を読み漁って、いざという時の対処法まで学んだはいいが―――まさか、本当にその通りの事態になるとは考えもしなかった。

 あれ。
 そういえば。

 ―――なんで自分は、フェイトと保健室のベッドなんかで交わろうとしているんだっけ。
 なんで、どうして、何が、どこまで。
 どうやってここにきた。どうして自分が地球にいる。どうしてフェイトに下半身を。どうして? 何故? 何が?
 いや。
 もしかして―――自分たちは、何か大切なことを忘れているんじゃ、無いのか。

「ねえ、フェイ―――」
「え―――んん!!」
「くあ!?」

 声をかけようとしたのと、フェイトが先端を自分の濡れすぼった菊門に埋めたのが同時だった。
 体勢はユーノ下で仰向け、フェイトがユーノと向き合うようにして腰の辺りに座りこむようにしている。
 だから、フェイトの顔は良く見ることが出来て。
 何か―――何と言うか……凄かった。

「は……ぐ……あ……」
「フェ、フェイト……う、くうっ」

 まだ全体の三分の一程度しか入っていない。
 それでもフェイトの中を押しのけ、こじ開けている感覚が如実に伝わってきて、もうそれだけイってしまいそうになる。

 そんな状況下、フェイトもまたお尻でも楽しみを覚えていた。 
 入れる時に、どんなに苦しくても―――彼女は、引き抜く瞬間に自分の顔がだらしなくなること知っている。

 それに、今回は自分の指ではなくて、ユーノの大切なところが、自分を貫いてる。 
 その感情があるせいか、フェイトはとうの昔に蕩けたような表情になっており、口からは溜め切れなくなった涎がユーノの胸板に垂れていた。

「あは―――ひゃ、は――――すご――――んふ……」
「フェイト、もっと、奥……」
「奥?」
「うん。もっと僕のを飲み込める、かな?」 

 初めてかもしれない。
 ユーノが、己のことをフェイトに頼んだ。

「う、うん! うんうん! 全然平気だよっ―――あぅん!!」
「む、無理しなくても」

 平気。
 だって、ユーノに頼まれたから。ユーノの言うことなら何でも聞ける。
 だからと思い、更に己の体重をそこにかけてお尻の中に大きなペニスを沈めていく。

 口が開きっぱなしになり、酸素が足りない人のように息を吐いて喘ぐ。
 お腹の中から脳天まで、一本の鉄の棒でも通したかのような圧迫感が身体を支配し、目は見開かれて涙が流れる。

「や―――だ、ダメだフェイト! いったんストップ! 僕が悪かったから、もう止め―――」
「へいき……ふご――――う、だ、だってぇ……苦しいのに……息をするのも、くるすぃのにぃ……」

 えへへ、とフェイトは。
 まるで初めて快楽を覚えた子供のように、目を細めて笑った。

「気持ちいいんだもん……」

―――――――――――――――――――

(嫌……いや……イヤ……)

 アリサは心の中で念じていた。
 目の前の光景が嘘であるように。こんなの認めたくない。

 何故?
 ふと、アリサの中にそんな疑問が芽生えた。
 なんで、あの2人を認めたくないのか。
 別に、いいじゃないか。あの2人は愛し合っていてあんなことをしていて、自分はただのデバガメにすぎないのだから。

 過ぎない、ハズなのだから。

(う、うう……)

 嫌だと思いながら、彼らのそんな変態じみた行為を見て、身体が我慢出来なくてこうして弄っている癖に。

 ―――中では2人が互いを求め合っていて。
 ―――外では自分が一人でオナニーをしている。

 ネットから得た知識で既にオナニーについて相応の知識を持っていた彼女は、週何度かしてしまっている。

 だから自分の高め方も知っていたし、一番気持ちいい場所も分かる。
 クリトリスの周辺を丁寧に撫で、己を高めるという馴れた方法で震える自分の身体を恨みながら、それでも行為は止まれない。
 顔を蕩けさせ、本格的な快楽を得るために、既にグショグショになった秘所に指を入れて水音共に中を擦り始める。

(やだ……ほんとにヤダ……もう、あいつらも、私も、馬鹿だ……!)

―――――――――――――――――――

「う、くううう……」
「限界だよ、フェイト」
「ごめんね……ごめんねユーノ……全部、入らなくて」
「いいよそんなの。こんなに……ありがとう」

 フェイトは身体を張ってくれた。
 そうして自分の我儘に答えてくれた。それだけで、満足だし、少しだけ自分の心の方向性が見えてきた気もした。

 見上げると―――フェイトは何やら“これから”のことに期待し、うち震えているようで……。
 荒い息を吐きながら、まるで犬のように震えて、嬉しそうに口元を開けっぱなしで舌をだらんと垂らしていた。
 まるで犬。その表現はあながち間違ってない様に見える。

「……」

 期待に満ちた目。
 そう。フェイトはユーノに、好きにしていいと言ってもらえるのを待っているのだ。
 自分の欲望を必死に抑えて、彼からの命令を待ってるのだ。

 もう、なんだか少し感動した。
 そこまでして。
 そこまでして―――自分に何かしたいと思ってくれている女の子がいるなんて、感動せずに何をしろというのだ。
 しかも、それがこんなに可愛くて、純粋で。
 いや、純粋故になんか変な方向に成長してる感はあるけど……。

「……」

 期待の眼差しに、淫猥に蕩けた色が混ざっている。
 自分のペニスを尻穴に入れた少女が、待っている。

 その時、ユーノの中で少しだけ鎌首をもたげたそれが―――こんなことを言っていた。

「ねえ、どうしたい?」
「……え?」

 フェイトはキョトンとした表情になる。
 それからその意味を少し考え、首を傾げ、あ、と呟いて。
 顔を真っ赤に上に上塗りするように赤くして、―――喉を鳴らし、唾を飲み込んだ。どんな想像をしたんだ。

「―――言ってみて。僕に、お願いしてみて。そしたら、それの通りにしていいよ」
「そ、それの通りに?」
「うん。どんなに変態みたいなことでも、好きにしていいよ」
「あ、あああ……」

 迷ってる、のだろうか。
 いや。あれは迷ってない。きっとフェイトは言うことに躊躇いを持ってない。
 ただ、期待しすぎて、興奮しすぎて―――どもってるだけだ。単に。

「あ、あのねっ! わ、私ね!」
「う、うん」

 言っておいてなんだか、少しユーノが引くくらいの勢いで唾を飛ばす。
 
「も、もっと動かしたいの! ずぼずぼね、したいの! もっと気持ち良くなれるの! 出す時がね、なんていうか、うんちするみたいで、気持ちいいの!」
「……」

 その理論で行くと君はうんちするとき何時も気持ちいいってことになるけど、などという無粋な突っ込みは無用のようだった。
 なんていうかもう、言葉に出来ない。
 こんな卑猥な台詞をフェイトに言わせたこと自体が既にファンタジーだ。

 だから、ご褒美とばかりに微笑んで。
 フェイトの頭をそっと撫でて。

「―――いいよ。フェイトの好きにして」

 ユーノは、許可を出した。

―――――――――――――――――――

 納得できない理由はまだ分からない。
 けど、自分は既に絶頂に達していて。
 床には自分が出したいやらしい液体で水溜りのようになっていて、でも本人は気にせず荒い息を吐きながらも中の2人を凝視していた。

 すると、フェイトが突然。

「も、もっと動かしたいの! ずぼずぼね、したいの! もっとね気持ち良くなれるの! 出す時がね、なんていうか、うんちするみたいで、気持ちいいの!」

 叫んだ。
 驚きのあまり、思考が完全に停止した。
 そして停止した思考が再起動する頃には―――何か突き上がってくるように、頭に血が上っていた。

 そんな卑猥で、痴女のようなセリフを大声で叫ぶ彼女にもだし。
 笑顔でそれを許そうとしてる、あっちの男にもムカついた。
 だって、して欲しくなかったから。
 そんな顔を。
 彼に。

 自分、以外に。

「やだもん……」

 だから否定する。
 口に出して。己の欲求を―――否、願いを。

 “その願いを口に出して”言った。

「嫌だ、嘘だ―――こんなの嘘だもん。嘘の世界の嘘だもん! 誰よこんなことさせてる奴!! 隠れてないで、出てきなさいよーーーーーー!!」

―――――――――――――――――――

「え」

 願われたから、願いは成就する。
 成就したことで、崩壊する。

 簡単な話。それは難しいことが何もない話だった。

 黒い“もや”を見ながら、ユーノは自分たちが何をしに来たのか―――ようやく、この段になって。
 いや、正確には、こんな場面で思い出してしまったのだった。

―――――――――――――――――――

 “それ”はロストロギアだった。
 簡単は話、夜天の書が行った夢の世界と同種のもの。
 対象を夢に引き摺りこんで、幸せな、なんでも願いの叶う理想の世界を構築する。
 けど、それは夢。
 現実には何も起きていないし、むしろ廃人――――いや本体は植物状態になって死亡する可能性だって高い。

 “それ”はこの世界―――地球に降り立った瞬間、一人の少女と融合した。
 別に、理由はなかった。降りた場所に彼女がいた。それだけ。

 そして―――その周囲の“環境”を切り取り、箱庭として夢世界の構築に使った。
 それが、この小学校。
 だからここには小学校しかなく、それより多くは存在しない。

 本来ならば夢の世界で夢のような時間を作り上げるはずだったロストロギアも、願いを言われなければ何もすることは出来ない。
 取り込んだ1人の少女は中々願いを口に出すこともなく、1人で頑張り続けた。
 だがそれもその内限界となったか、蹲って弱音を吐いていた。

 早く願いを言って欲しい。
 早くそれを叶えたい。

 ―――人格などないロストロギアにも、そんな人間染みた『欲求』だけが存在していた。

 そして少女が願いを唱える直前、夢の世界へと二人の男女が侵入してきた。
 完全に、イレギュラー。
 エラーを排除しようと2人に改竄プログラムを押しつけたが―――無駄。壊れた陶器は、そこの部分から更に不都合を起こす。
 そんな時、この世界の主となった少女からの願いが届いた。

 ―――1人は、嫌だ。と。
 だから、せっかくなのだ。この二人を送ろうと、箱庭に2人を招き入れた。
 が、しかし2人以上の人間を箱庭に招き入れるなどという仕様は存在せず、更に内部にバグを引き起こす。

 ―――内部の人間の意識を受け取るためのシステムが、互いの意識や知識の共有を引き起こし。
 ―――願いを聞き入れるためのシステムが、主以外にも僅かながらも適用されてしまい。
 ―――何よりも。


 致命的となりかねない“命令”を、聞いてはならない“願い”。
 本体を出せという、弱点をさらけ出す行為をブロックするための自己防衛機能が、失われ。

 本体たる“それ”は―――黒い靄のような形で、箱庭の中に現出してしまったのだった。

――――――――――――――――――――

 宙に浮くもやをぼんやりと見上げつつ、ユーノはそっと手を伸ばした。
 手の中には緑色の魔法陣が展開して。
 魔法の詠唱も何もなく、彼が得意とする魔法を発動させた。

《―――――――――――――――――――――!!》

 もやが蠢く。
 チェーンバインドによって捉えられたそれは、なんとかして逃げようとその場で暴れ回る。
 だが、無駄だ。
 この物体は力はそれほどでもなく―――ユーノ程度の魔力や魔法でも、抑えつけてしまえる程度だった。

「ねえ、フェイト」
「……や」

 子供のように我儘を言って、ユーノの胸板にしがみ付く。
 彼女も、自分が何をしに来たか理解出来たらしい。
 子供だけど、一番何をしなきゃいけないのか分からない子ではない。

 でも、我儘を言いたいのだろう。
 その気持ちは何となく汲んだユーノは、もう片方の手でそっと彼女の頭を撫でていた。

「……僕たちは、現実戻ろう。アリサを助けよう。はやてたちにただいまって言おう」
「嫌だよ……だって……戻ったら……」

 戻ったら……ユーノとこうして……。
 頭の中がぐちゃぐちゃだった。

 でも、きっと。
 フェイトの中に位置付いたこの気持ちは、紛れもない真実で。
 それを失うのが、怖かった。

「―――じゃあお願いを一つ聞いてもらおうかな」
「え……」

 それはフェイトの出した条件で。確かに、なんでも聞くとは言ったけど。
 でも、それはユーノとの繋がりを持っていたかったから言ったのであって、こんな、断ち切るようなことに使って欲しくなんか、ない。

「ゆ、ユー……や……」
「お願いだよ。フェイト、君は」

 とん、と彼女の裸の胸の中心に手を置いて、優しく微笑んだ。

「―――覚えていて。その気持ちを」
「……え?」
「抱いてくれた気持ちを、心の奥底でもいいから、覚えておいて。これは、夢だけど。全部の夢を忘れてしまうわけじゃ、ないだろうからさ」
「……」

 再びユーノの胸に顔を埋める。
 今度は、悲しいからじゃなくて。
 嬉しくて。
 涙を流してる顔を、見せたくないから。

「……バルディッシュ!!」
《――――Yes,sir!》

 少し遅れて、相方の声が手元に響いた。
 最初から裸だったが―――やはりどこかに彼もいたのだろうか。

 そして素早く指示を出して、バルディッシュのフォームをシーリングモードへと切り替える。
 照準は、ユーノが捉えてくれた黒いもや。
 あれを抑えて―――夢から覚めよう。

「―――封印だ」
《Sealing》

 金色の光がもやを取り込み―――その動きを抑えきる。
 そうして少しばかり抵抗したそれも……すぐさま消えて、手の平サイズの結晶体へと、姿を変えた。

《Captured》
「うん。御苦労さま」

 そう言ってほほ笑んだ瞬間。
 世界が崩壊する音を、聞いた。

 どうやら核となっていたものが封印されたせいで、世界そのものが働きを失ったらしい。
 ユーノはフェイトを抱きかかえたまま起きあがって―――……何やら聞き覚えのある声を、聞いた。

『聞こえるかー! フェイトちゃんにユーノ君ー!!』
『はやて!?』
『おおう。なんかな、アリサちゃんの身体から変なのが飛び出してきてん。それで、夢と現実を繋いでた道が壊れ始めたんよ……そっち大丈夫か!?』
『いや、夢世界の崩壊が始まってるから、すぐにそっちに行く!』
『急いでな! ギリギリまでなんとか耐えとくから!』

 通信が切れる。
 世界は崩壊し、既に小学校はこの保健室だけのようだ。
 その保健室も、壊れかかってきている。すぐに逃げた方がよさそうだった。

 が。
 問題が二つ。
 1つ。アリサがどこにいるか分からない。
 まあ、これは多分どうにかなる。世界が崩れてきていて、狭くなっているのだから―――この保健室が崩れて足場の境界がなくなる頃には、すぐ近くにいるだろう。

 問題は―――今の体勢。

「……ロストロギア封印中も、ずっと繋がってたもんねー……あはは」
「うん。その、なんかすっごく温かかった」
「そですか」

 女の子って図太いなぁ、と思いつつ。
 もう焦らしてもアレだから、フェイントで一気にお尻の穴から引き抜いてやった。

「う、ああああああああああああああああああああああああっ!!!」

 ガクガクと顔を揺らす。
 引き抜いた瞬間、フェイトはおしっこを漏らして、更に粘着質のある―――要するに潮まで噴いて。
 腸液もぽたぽたと流し、鼻水も出て、涎も撒き散らして汗も凄くて、さっきの涙も再発して。

 端的に言えば、体液という体液のようなものを放出して、派手にイってしまっていた。
 うーん、とユーノは唸ってから、自分の腕の中で幸せそうに虚空を見つめて「あは、かは」と言ってる少女を見て一言。

「……エロい」

 実に、今更な感想を漏らしたのだった。

――――――――――――――――――――――

 そしてその直後の話。

 保健室も砕け、世界が白いままになった瞬間。
 アリサが泣きはらしたような目で―――裸で抱き合い互いの体液でぐちょぐちょになった2人を睨んでいた。

「…………………………」
「…………………………」

 凄い沈黙である。
 位置的に、全部見られていたんだろうなぁ、ということを察したユーノは―――

「やあ。助けに来たよ」
「死ね」

 爽やかな決まり文句は一蹴された。
 予想範囲内だったとはいえ少しショックだった。
 ふと、ユーノがアリサの足もとを見ると―――彼女のスカートの中から、何かが滴っている。 
 ただそれに必要以上に突っ込むと現時点で夢の世界で永眠する気がしたので何も言うのをやめることにした。

 ユーノとアリサ。
 見つめ合うというよりは睨み合う2人は、―――ユーノの腕の中で気絶してる少女が少し呻いたことで決着を見た。

「……ねえ」

 アリサがそれだけ言って、近寄ってくる。
 そして、裸の彼らの前に立って、聞いた。

「ここって、夢?」
「う、うん。夢の、世界」
「そっか。じゃあ、ギリギリまで―――潔く諦めないから」
「……は?」

 矛盾した言葉遊びに首を傾げる間もなく……アリサはユーノの後ろに回って、その首筋に抱きついてきた。
 訳が分からないユーノは突然の事態に振り向こうとしたが、フェイトを抱えているのでそれも出来ない。

「な、何!? なんなの!?」
「何って、この世界から出るんでしょ? あっちの光に向かって飛ぶなら、アンタに掴まらなきゃダメじゃない」
「え、あ……なんでそんなこと知ってるの?」
「―――知らないわよ。知らないことを知ってるの夢の世界なんでしょ? ほら、さっさと飛ぶ! ハイヨーシルバー!!」
「はいっ!」

 膝で背中を蹴り飛ばされて、飛翔魔法で飛ぶ。
 出口である、はやての作ってくれた穴に飛び込む寸前に。
 アリサは舌を出して、あっかんべーをしながら。

「アンタが決心するまで隙を狙ってやるから、覚悟しなさいよフェイト!」

 と、叫んで。
 何を? と、ユーノが問う前に三人は夢の世界を脱していて。
 何もかも有耶無耶なまま、現実へと意識は戻って行ったのだった。

―――――――――――――――――――――

 世界は崩壊する。
 夢の箱庭は壊れ。
 でも。

 現実に、少しだけ変化の波を残す形で。

―――――――――――――――――――――

「……終わった、んよね?」
「の、ハズですけど」

 夕暮れの保健室。
 赤く染まったその部屋で、はやてとシャマルは疲れたように溜息をついて床に座る。

 この部屋にはシャマルが人払い用の結界を張って外部の人間を遮断していたので、誰も入ってきた者はいない。
 2人はやれやれと肩を叩くなどして重労働を労い合った。

「いやー。どんなもんかは知らんけど、まぁたロストロギアの類とは勘弁して欲しいわぁ」
「でも、夜天の書やジュエルシードに比べるとランクは大分低いみたいですよ。最大補足人数も数人でしょうし」
「まぁな。―――にしても、あれやねぇ」

 何にやら達観したような目でベッドの上を見るはやて。
 それにならってシャマルもそちらに視線を移し、微笑ましそうに笑った。

「うふふ。どんな夢だったんでしょうね?」
「知らんけど、フェイトちゃんの『ユーノ〜』っていう無駄に色気のある寝言もあったし、なんかエロい夢と違うん?」
「流石にそれはないんじゃ……ていうかはやてちゃん! エッチなことを堂々と言わない! おっさんくさいですよ!」
「お、おっさん!?」
「ただでさえおっぱい好きという時点でおっさんくさいのに……」
「ガーン……なんか凄いショックや」

 落ち込むはやてと、彼女の将来を心配する守護騎士。
 その横のベッドで、柔らかな夕風に晒されながら。

 三人の少年少女が、少年を挟む形で仲睦まじく手を繋いで眠っていたのだった。


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目次:ユノフェお尻(仮題)
著者:シナイダ

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