[213]さばかん つかいまなのなのは1<sage> 2006/12/03(日) 16:54:02 ID:tw/c//dw
[214]さばかん つかいまなのなのは2<sage> 2006/12/03(日) 16:55:15 ID:tw/c//dw
[215]さばかん つかいまなのなのは3<sage> 2006/12/03(日) 16:56:11 ID:tw/c//dw
[216]さばかん つかいまなのなのは4<sage> 2006/12/03(日) 16:57:56 ID:tw/c//dw
[217]さばかん つかいまなのなのは5<sage> 2006/12/03(日) 17:00:28 ID:tw/c//dw
[218]さばかん つかいまなのなのは6<sage> 2006/12/03(日) 17:02:26 ID:tw/c//dw
[219]さばかん つかいまなのなのは7<sage> 2006/12/03(日) 17:03:00 ID:tw/c//dw

 人生ではじめての大きな敗北。
 それを味わった。
 大鎌で切られた鮮やかな感触。
 体に刻まれた確かな負け。
 その芸術までの域の勝利にもかかわらず彼女はとても悲しそうな
顔だった。
 どうしてそんなに悲しそうな目をしているの?
 何度も何度も、なのはは考えた。
 そんなに辛そうな顔をして、どんな不幸な事があったのだろうか。
 幸いにも、なのはは幸福だった。
 正確に言えば、そう「思っている」。
 だから今も笑顔で真っ直ぐに生きている。
 だから彼女のその表情の理由が分からなかった。
 
 考えは直に纏まった。

 彼女と話す方法。話す手段は、何も言葉だけではない。
 人間は思考に特化した人間だ。だからこそ、その行動の意味を理解する
事が可能である。
 ジュエルシードを求める二人。取り合うという事は争う事。
 そう、戦う事だった。
 だから修行したし、彼女は戦闘という意味における強さを身に付けた。
 最強を目指すのでは無く、会話の手段。
 なのははそれを理解している。
 だからこそ、彼女は強いのだ。

「なのはちゃ〜ん・・・じゃーん!!!!!!」
 放課後トイレへ向かうはやてちゃんと私。
 はやてちゃんは何か掌に容易く収まる銀の塊を
 私に見せ付ける。
「えっと、ジッポ?」
「ただのジッポやない。『らしんばん』で売ってた『すずなジッポ』8000円
のところ・・・な、なんと2000円に値切ったんやー」
 値切り過ぎじゃない?値切れるの?
 いや、それよりも。
「はやてちゃん駄目じゃない!ジッポは学校に持ってきちゃ駄目なんだから!」
 はやてちゃんを目を大きくぱちくりさせる。
「え?え、え、え、え、え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
そ、そんなの知らんよ!!」
「いや、仕様が無いんじゃない?」
「預けた。聖上、某は厠へ向かいます!!」
 だだだだだだだだだだだだだーーーーーーーーーーーーーー。
 はやてちゃんは「すずなジッポ」を私に渡して何処かに逃げていった。
「・・・・・・ぷっ」
 あまりにも真っ直ぐな行動で思わず噴出してしまう。
 実にはやてちゃんらしい。
 今やトラブルの元凶は私にとっての日常となっていた。
 私の力でそんな日常を守れたのなら、それはどんなに素晴らしいだろう。
 それは世界平和なんて大事では無く、ただのエゴイスト。
 それでもいいと思える日常が、私を囲んでいる。

 夕方のビル街、ドミノ倒しをやったら綺麗な紋様ができそうだと思う。
 ジュエルシードを探す事が本来の目的だったが、昨今では、ただの遊び場と
化していた。美味しいデザートを食べつつ、ジュエルシード、ジュエルシード。
 それが日常だったのだが、今日は微妙に毛色が違っていた。
 確かな気配が辺りを彷徨い、沈殿している。
 私達は分かれてジュエルシードを探す事にする。
 ふと見上げた空はねずみ色、雨が降りそうな、そんな上空だった。

 広い街を回っていると辺りはすっかり暗くなってしまった。
「気のせいなはずはないんやけどなぁ・・・」
 イライラする頭を冷やすように雨が振る。
 ぽた、ぽた、ざざざざざざー。
「うわ〜っ・・・デパートに、退却〜あてっ!」
 降る雨に混ざって、何かが私の頭を直撃した。
 跳ねたそれを手に取る。硬い・・・ひし形・・・これは。
「ジュエルシード!!!ラッキー」
 思わずピョンピョン跳ねる私は、魔力の波動を感知する。
 結界魔法。特定の土地を囲むことによって様々な効果を発動させる魔術。
 私の前から人々が消えていく事を見ると、どうやら、特定の人間を残すもの
のようだ。
 ここで間違い無く言える事はただ一つ、何かしらの戦いが、これから始まるのだ。
 何も言わず、左側面にシールドをはり、飛び掛る光弾を防ぐ。
 基本魔法ごときで私を仕留められると思われたのが、妙な侮辱だった。
「やぁ、こんばんは、八神はやてさん」
 この寒い雨の中、暖かい笑顔を浮かべながら、一人の少年が急ぎもせず
 私の方へ向かい、一定の距離で止まった。
「こんばんは、ユーノくん。今ちょっと忙しいから、用なら後にして欲しいなぁ」
「それをくれると言うなら、そうするよ」
 嘘だ。
 だったらさっきの攻撃はなんだろうか。あんな魔法程度でも、ケガ位はする。
 それが敵意無しとは、抑止力とはとても思えない。
 この子はここで、私を、確実に、今日、殺すだろう。
「私の体なら、もうあの子のもんやから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 舌打ち。
 明らかないらつきの表情に変わる。こう言った会話の勝負に慣れていないみたいだ。
「あの子を呼ぶんか?」
 その話題になるとユーノくんは突然強気になる。前の戦闘経験としては当然の反応だろう。
「そうさ。フェイトは最強だ。呼んだら確実に君達の首は吹き飛びだろうね」
「最強?」
 噴出し、続ける。
「この世界に最強なんて存在は有り得ない。仮に99%勝つ人間がいたとして、戦闘を
100回もやれば負ける時も来る。1%にクワレル。
 その程度の存在が最強?可笑しいなぁ。
それに、フェイトちゃんが最強なんて事、それこそ、無理無理無理。
 彼女は最強どころか、強く無くなった存在。どんなに硬い素材でも、
弱い攻撃を受け続ければ瓦解する。
 人間はそうならん為に休んだり、悩んだり、愛し合ったり。
 それが出来ていない、いや、させてもらえん人間は『強く』は無い!!!」
「うるさいうるさいうるさいうるさい・・・煩いんだよ!!!お前のMYてつがくなんて聞きたくも無い!!
さぁ、愛しいフェイト、この白雉(はくち)女を屠(ほふ)ってしまえ!!!!!」
 転送魔法から呼び出される美しき少女フェイトは、不釣合いな大鎌を構え、私が呼び出した
なのはちゃんを捉える。
 再戦開始の合図は、雨の音で消された。

 雨の中構え合う二人の少女。
 それはどちらも動くことなく、ただ睨み合う。
 本当にそれだけの場面。
(強くなった・・・)
 フェイトは感心していた。
 沈黙の挑発にも乗らず、なのはは右腕を少し突き出し、
利き手である左手を顔より少し後ろに引いていた。
 なのはが考えた適当な構えだが、不思議な事に隙が無い。
(ならば!)
 最初に向かったのはフェイト。
 軽い体を跳躍させ、ロケットの如き速さでなのはに突撃する。
 レンジを生かし、袈裟に大きく振る。
 フェイトにとって、それは互いの様子見にしか過ぎない攻撃を、しかしなのはは
全力で立ち向かう。
 袈裟が振り切る前になのはが素早く大鎌の刃を前に出てかわし、フェイトの間合いに
入る。
 突然の事にも動じず、大鎌の刃を頭上に戻し、柄を盾代わりにしようとする。
 その柄があまりにも正確に拳の軌道に入るが、それを体勢を崩してその軌道を変更して
フェイトの鎖骨付近に炸裂する。
 ぐきりと変な音がしたが、それを気にせず、後方に跳び、縦に大鎌を振る。
 それをかわしたなのはだが、それ以上の流れで攻撃はできない。
 フェイトの有利なレンジになったからだ。
「はぁ!」
 小さく振られる大鎌の連撃。
 なのはは腕に魔力を集中し、それをかわし、防御する。
 その流れるような連撃は徐々に速度を増し、なのはでも見えない攻撃
が増えてくる。
 速さだけではない、攻撃の苛烈さ、技術がどんどん高度になり、かわせない
攻撃が増える。これが問題だ。
 この二つが合わさった結果、なのはの傷は徐々に増える。
 これがフェイトの常套手段だ。手数を増やし、相手の力量をはかり、倒す。
 一見有利に見えるフェイトだが、内心焦っている。
 攻撃は決定打にはなっていない。いや、このまま攻撃を繰り返しても
倒せないのではないか?
 (違う!)
 その一瞬がいけなかった。さっきまで隙が見られなかったフェイトの連撃が
大きく縦に振られる一撃に変わる。
 後ろに下がり、大鎌の柄を踏み台にしてフェイトの顔面にとび蹴りを見舞う。
 やってしまったミスに動じる事無く、呆気なくしゃがんでかわす。
 その蹴りは囮(おとり)。本当のねらいは・・・その、髪!
「ぐっ・・・しまっ、」
 長いツインテールの一束を掴み引っ張り、軌道を修正した跳び蹴りを再び
見舞う。フェイトもとっさの反応で顔面の直撃をさけたが、胸元にもろに入る。
「がぁっ!」
 大鎌を落すのを確認したなのはは、フェイトのツインテールを彼女の左腕に絡ませて
動きを封じる。更に左足を踏み付け、動けなくする。
 互いが動かせるのは片手片足。その超至近距離戦、なのはの狙いでもある。
「だあぁあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!」
 炸裂する拳と蹴り。フェイトも片腕で防御するが、とても防げるものではない。
 無手の戦闘に慣れていないフェイトが、圧倒的に不利だ。
 遠くなりそうな意識を 、
「フェイト!!!」
 ユーノの一声が連れ戻す。
 落ちた大鎌を蹴り上げ、なのはに無骨な刃が降りかかる。
 その刃に恐怖して失敗した。よりによって、後ろに下がってしまったのだ!
「あ、やっちゃった・・・」
 あんな大鎌、拳で弾いてしまえば、勝てた。
 ・・・未だに残る恐怖。まだ払拭できていなかったのだ。
「フェイト!!!もう手加減はいい!!!さっさと殺せー」
「はぁはぁはぁはぁ・・・はっ!」
 しまった!の声がフェイトの心を満たす。
 ボロボロになった体をどうにか立たせ、構えを取り直す。
(くっ、このままじゃ、駄目だ!全力を持って確実に、今直ぐにこの子を倒す!)
 フェイトの中に湧く焦りを、彼女は必至に抑える。
 息を整えて、自分をクールダウンさせる。
(落ち着け、このままでは、あの子の思う壺)
 そう、なのはの狙いはそれだった。
 どんなに過酷な修行をして強くなったからと言って、急造であることには変わらない。
 その技量はフェイトの方が圧倒的だ。だが、今の強さで言えば、そうではない。
 強さは変動する。健康状態、精神状態、知識。それらは、増したり、減ったり。
 それがフェイトの場合、かなり減っている。
 様々な疲労、ストレス、睡眠不足から来る、脳運動の低下。
 それが分かっているフェイトが焦りで戦闘能力を低下させるはずが無く、自分を
落ち着かせる事に専念する。
(大丈夫、大丈夫!)
「はぁ!」
 冷静を取り戻したフェイトは再び横に一薙ぎ。
 しかし、今度は少し遅く振る。
 その柄を掴んだなのははそれを奪おうと引っ張る。
 それがフェイトの狙い、大鎌の柄に小さな光が横に入ると、それを引き抜き、
 小刀が姿を現す。
 本来はそんなものは仕込まれていない。フェイトが急きょそういうものにしたのだ。
 それで胸を一刺しすれば終わり、フェイトはそう思っていたらしい。
 だが、刺したのは空であり、刺さったのはなのはの蹴り。
 顔面に炸裂した蹴りがフェイトをアウトレンジに吹き飛ばす。
 この流れは確実になのはが勝つ。4人の誰もがそう思っているかに見えた。だが、
「フェイト!何をやっている!!さっさとその女を殺せよ!!!!」
 押されている原因は彼にある。
 フェイトは戦闘に不向きだと言って髪を短くしようと思った事があった。
 しかし、ユーノがそれを止めた。
 フェイトは冷静を取り戻していてその実なんら冷静ではない。
 彼の叱咤、彼の存在それが全て彼女を弱くしている。
「ぐっ・・・」
 立ち上がるフェイトはフラフラでとても戦える状態ではない。
 それでも立ち上がるのは・・・愛の力だった。
 彼女の強さも弱さも全て彼から出来ていた。
 雨に濡れて顔にくっつく髪がうざったい。
 髪をはがしながら、口が切れてできた血を拭う。
「もう終わりや・・・残念ながら、フェイトちゃんの負、」
「違う!!!!!!!!!!!!!
 まだ・・・まだなんだ、まだ終わっていない!!!!!!!」
 祈った、自分が有利になるような状況になれば、戦闘経験があまりない
この子を倒せるはず。
 例えるなら、
 すると突然、辺りに大きな力の干渉を感じた。
 無駄と思われた祈り。しかし、この世界には偶然にもその願いの大きさに
反応するものが確かに存在した。
 ロストロギア、ジュエルシードの事である。
 漆黒の闇が全てを覆った。
 ただの停電かと思われたそれだが、その闇には魔力の波動が感じられる。
「ジュエルシード!?そんな、それなら確かにこの手の中にある・・・あれっ?」
 ない。いざこざで落としてしまったのかもしれない。
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
ごめん〜なのはちゃん!!!!!」
 そう言って逃げていくはやて。
「ど、何処へ行くこんな雨の中〜!!!」
 はやては逃げ出した。
 だが、今最も警戒すべき事はただ一つ、フェイトの事である。
 この暗闇、辺りが見えず、音も雨によって遮断されている。
 まさに暗闇。
 慎重になるであろうと思ったなのはだが、しかし、マントを翻す音が、なのは
の後から響く。
「くっ!」
 する音の方へ拳を打つが手ごたえが無い。
 その変わり、フェイトの横一閃がなのはの胴を切り裂く。
 マントの音は、囮か。全くの逆方向に一瞬フェイトの刃が光ったのだ。
(何故、私の場所が分かる?魔力は発動させていないはず)
 傷は決して浅く無い。もっとまずいのはこの状況だと、なのはは
少しは理解している。
 フェイトは特殊な訓練で夜目がそうとうきく。
 それだけでも不利なのに、雨によって遠くの足音は消される。
 至近距離にもなればさっきのマントの音にまどわされる。
 けっかとしてなのはは傷だらけになる。
 雨の冷たさのせいで感覚が敏感になり、相当痛い。
 そしてまた、フェイトのマントを翻す音。
 今度は下手に挑発に乗ることをやめ、感覚を研ぎ澄ませて、
 最初の一撃を読む。
 フェイトの狙いは、足首。
 足首の皮が切れる感覚・・・今だ!
「はぁ!!」
 痛みが走る足を片足で蹴ってバランスを崩し、わざと転ぶ。
 どすん。
 泥水が全身にかかるものの、どうにか、かわせた。
 だが、かわしかたが下手だったなのはの片足は結構切れていて、
 行動するには限界が出てきた。
 不味い。足がこうなってしまっては、もう、少しの行動しか無理になってくる。
 もう駄目か・・・そう思ったなのはの前に何かが落ちていた。
「これは・・・いける!!」
 なのはの戦闘思考が再び燃え上がった。
 フェイトは再び次の一撃の為になのはの元へ駆けて行く。
(足首を深く切った、いつ動けるかも時間の問題だ。)
 彼女もそれは分かっているだろう。だから、その行動の意味が分からなかった。
 彼女、詰まりなのははフェイトから背をむけて逃げていたのだ。
(無駄だ、逃げ切れない)
 なのはに向かって走り直に追いつく、マントのフェイントを幾つも仕掛け、もう
終わり。フェイトはそう思っていたが、矢張りここでも、戦いの冷静さを欠いていた
フェイトは気付いていなかった。なのはの罠に。
 それは情熱の炎のように炎をともした。フェイトの美しい金髪が、炎光を反射して
キラキラ光る。
 フェイトは久方ぶりの光に一瞬戸惑う。そして、なのはの持っているものを大きく開く眼光で
ひたすらながめた。
(すずなジッポ?なんでこの子がそんなものを!!!)
 もう遅い。姿が見えて強みが無くなり、あたたかな光に魅入ってしまったフェイトは隙がありすぎた。
 頬になのはの拳がめり込む。
 ふら付くフェイトの両耳の穴を掌で叩く。
 次いで、ありったけの魔力を込めて心臓あたりにそれをぶちかます。
「がはぁっ・・・」
 後に吹っ飛ばされるフェイトに、なのはは最強の魔法を打つ
「はあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
 拳に魔力を集中させ、それを一気に光弾にして打つ、光の拳。
「ディバインーーーーーーーーーーーバスターーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
 それを打った瞬間、突然光がもどり、視界が良くなる。
 だが、それでもディバインバスターは止まらず、フェイトに向かう。
 光の拳が直撃して、ビルを幾つかを吹き飛ばす。
 大量の煙の中、一人の男の子が、ボロボロになり、フェイトの前にたっていた。
「は、あぁ」
 ユーノは視界が戻った後フェイトを庇ったのだ。
(やられた。急造のシールドとは言え、片腕をやられるとは・・・)
(このままでは、勝てない)
 フェイトはすっかり気絶してしまっている。
 心臓あたりに大きな一撃。下手をしたら心室細動(しんしつさいどう)を起こしているかもしれない。
 医学の心得が無い僕でも、使い魔の体は容易く直せる。
「ちっ、今日はお前らに譲ろう」
 転送魔法で二人はいなくなる。
「なのはちゃん、無事かー。ジュエルシードを封印したよ」
「ア・・・うん・・・よか、」
 倒れる。
「なのはちゃん、しっかり・・・って、何故に私のすずなジッポが泥だらけに!?」
 手を広げて、ジッポを見せる。
「ああ・・・ごめんね」
 ここで怒るのは野暮だろう。今は怒りを我慢しとく。
「なのはちゃん・・・ご苦労様」
 なのはを抱きかかえて、はやては笑顔でなのはの勝利を祝福した。
つづく

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目次:つかいまなのなのは
著者:さばかん

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