[454] 漢たちの挽歌その6(1/4) sage 2008/01/07(月) 09:51:18 ID:9cKkD+QB
[455] 漢たちの挽歌その6(2/4) sage 2008/01/07(月) 09:51:55 ID:9cKkD+QB
[456] 漢たちの挽歌その6(3/4) sage 2008/01/07(月) 09:52:25 ID:9cKkD+QB
[457] 漢たちの挽歌その6(4/4) sage 2008/01/07(月) 09:52:50 ID:9cKkD+QB

要約すると、カリムの用事ははやての提出した書類(とは言うもののその書類の作成提出はグリ
フィスの仕事だ。何せ彼女はサボって・・・・もとい負傷中だった)にはやてのサインが抜けており
明朝の教会での会議に必要な為会議の開始時間より40分ほど早く来てくれないかとの事だった。

一通りカリムが話し終えた後、はやては一つ思い出した。その会議の出席者についてだ。
1.クロノ・ハラオウン:議長
2.カリム・グラシア:証人A
3.自分(八神はやて):証人B
4.ヴェロッサ・アコース:オブザーバー
5.ユーノ・スクライア:オブザーバー兼書記
いつもならば、3か4までだがロストロギアが絡んでいる為無限書庫の人員を書記として召喚して
おく必要が会ったのだ。

其処まで、思い出して彼女の頭にキュピーンと稲妻が走った。登場人物1・4・5には丁度ターゲッ
ト(愛しのグリフィスを悪の道へ引きずり込んだ者達)がいるではないか!!

「なあ、カリム。ちょお相談があるんやけど・・・・」


5分後

 
「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・・・・・・・・・ロッサ。貴方、其処まで堕ちたのですか。
クロノ提督もスクライア司書長も一緒とは・・・・。ねえはやて、明日の会議の議題に一つ重要事項
が追加されたんですけど、けど問題ないですね?」
「もちろんや。あと、証人(という名目の処刑執行人)としてこっちの隊長二人も追加させてもら
いたいんやけど」
「ええ、大丈夫よこちらもシャッハに加わってもらいますから。あと、クロノ提督はこのところ
ご家族にあまりお会いできていないようなので其方のほうも手配いたしましょう。ああそう、こ
の件は明日まで極秘ということで・・・」
「ああ、逃げられたらこまるさかいなぁ。明日が楽しみや(聖母のような笑み)」
「ええそうね(菩薩のような笑顔)」

なんだか笑顔はとても慈愛に満ちているようにも見えるが、立ち上るどす黒いオーラが全てを台無
しにしている。その話を聞いていたなのはは『白い大魔王モードEX』を(表面上は)解除しやはり素
敵な笑顔とどす黒いオーラを、フェイトは・・・・・・まだ泣いている。
よほどエリオが見知らぬ女に走ったのが効いたのだろう。ちなみに彼女は精神安定剤代わりにエリ
オとキャロと自分の3ショット写真を懐に常に忍ばせていたりする。勿論、夫:エリオ、妻:自分、
娘:キャロだ。


その頃、男達は・・・・・


「いや、美味い!美人にお酌されて呑むとまたかくべつだなぁ」
「まったくです。そういえばおつまみが無いですね。お嬢さんお勧めをいくつかお願いします」
「あ、次このスピリット(アルコール99%)っていうお酒をストレートでお願いします」

まだ呑んでいた。しかも、何故だか女の子達に人気だ。

「またまた、そんなこといってー」
「でも、お世辞でもうれしいです」
「わかりましたぁ。じゃあ頼んでおきますね♪」
「あ、エリオ君。こっちのもおいしいと思うけどどうかな?」
「トランプあるんだけどポーカーでもしません?」
「それよりぃ、こんどは“せん○みつ○ゲーム”しよう」

ちょっと待て。なんで“○んだ○つおゲーム”を知っているミッドの人!


・・・まぁ、知らぬが仏ということで。彼らが楽しんでいる間に、女性陣は着々と殲滅の準備を進め
ていた。そう、男達の知らぬところでカウントダウンが今度こそ始まってしまった。



2340時  ミッドチルダ繁華街。

機動六課女性陣(別名:男達に天誅という名のリンチを加える会)集合中
メンバーは・・・・
会長:はやて
副会長:なのは
エリオ命:フェイト
拘束班:ティアナ
憂さ晴らしA:ヴィータ
憂さ晴らしB:リィン
憂さ晴らしC:スバル
良く判ってない:キャロ
お目付け役:シャーリー
一般会員:アルト、ルキノ
以上。

全員、街に溶け込む為私服での集合だ。
「さて、皆。準備はええか?一応作戦の内容は判っとる思うけどシャーリーからいくつかあるそ
うやし、しっかりきいたってな」
「はい、皆さん。とにかくそのお店の場所は騎士・カリムとシスター・シャッハのおかげで特定
できました。潜入の算段のほうも大丈夫ですが、くれぐれも店の物を破壊したり・店の人を傷つ
けてはいけません。」
腰に手を当て仁王立ちで宣言するシャーリーに、

『ブーブー!!』
当然、暴れる気満々の人たちはブーイングする。

「いくらブーイングしてもだめです。何せそのお店は管理局上層部の御用達。下手をするとここ
にいる全員の首が飛ぶだけでなく、その賠償も全員の自腹になるんですからね!」
「それなら、管理局の上層部の人たちにも反省を促す為にも・・・」
「いいえ!彼らは犯罪者でもありません!どの道、クビ+賠償です!」

「シャーリー!私のエリオを奪って行ったんだから奴らはもうS級の犯罪者だよ!!」
「なにをトチ狂っちゃったんですか!!」
目をギラギラ血走らせたフェイトにシャーリーの切実なツッコミが入った!

まとまりは取れてないがテンションだけは以上に高い。周囲の一般人は半径5m以内には近づかな
いようになっていた。あまり周囲に溶け込めていないと感じるのは私(筆者)だけであろうか?
ともあれ、死神は漢たちへと確かにその大鎌を振り上げたのだった。

彼女達がランパブ“マイバッハ”に乗り込むまで後10分。



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目次:漢たちの挽歌
著者:43-154

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