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N-004

年表に沿った、婚姻統制に関する考察


公式年表の記述から考えた、かなりの部分が想像で成り立つものではありますが・・・・・
(頭に「*」が付く記述は、時間軸からいえばこの辺りにこんな出来事が入るだろう、という推察部分です)

CE41年 
非合法第1世代同士のカップル(最高で25歳同士)に、初めて第2世代コーディネイター誕生。


CE45年頃
コーディネイター達はプラントに移住してきた。(コーディの人口は1000万人突破)

*プラントはコーディネイターのみを市民として受け入れ、ナチュラルは一時滞在的な存在に限定されたのではないか。
*第1世代コーディネイターの子供がいるナチュラルの両親も滞在することは可能だったが、あまり居心地がよい環境ではなかったのでは?
*第1世代コーディネイターの子供(10歳〜15歳程度)が両親と別れてプラントに住むことを希望しても大丈夫なように、寄宿舎などの環境整備を整えたと思われる。
*市民はコーディネイターばかりなので、ナチュラルとカップルになった者はいなかったのではないか。(ナチュラル自体がごく少数しかいない上に、独身ではない人が大半)
*コーディネイターブームが起こった年がCE30年であるため、一番多くプラントに来たのはこの年齢の人々だった。その世代の能力を調べてみると、15歳に達すれば十分大人並みの働きが出来ると判明、成人年齢を15歳と設定。

(・・この時点のコーディネイター達の年齢が若すぎて、まともに社会が成り立つのか、という危惧はあります。最高で30歳、殆ど15歳という社会なんて・・・コーディはナチュとは違って能力が優れているとしても。・・・しかも、この時点のプラントは理事国の植民地状態だし・・・ああ、政治の問題とかが出てくるのはこの時点ではなくて、もう少し後の53年だから・・・一応大丈夫かな、ぎりぎり)

*結婚適齢期といえるコーディネイターはみな非合法第1世代(この時点での合法的第1世代は15歳以下なので若すぎる)だが、なかなか子供が生まれなかった。
*受精や母胎で育つ部分に多少障害があることが判明。

*メンデルのヒビキ博士らは、この問題を解決出来るか研究する為、(単なる受精卵では成功していた)人工子宮技術を、(第1世代同士のカップルの子供:第2世代)コーディネイターを作るのに利用出来ないか研究。
→そのための研究資金が足りない為、アル・ダ・フラガのクローン作りを引き受ける。


CE50年前後?
*(自分たちが人為的に生まれたことを思い悩んだ為に)なるべくなら自然な妊娠をと望んでいた第1世代カップルも、(現代における)通常の不妊治療的な手順を受け入れ、その結果ある程度順調に子供が生まれた。
*子供が自然妊娠で順調に生まれるカップル、そうでないカップルの遺伝子的な差が判明。
*遺伝子解析の結果、一定の遺伝子的要素がかみ合った組み合わせにすれば、自然に子供が生まれると判明。
(アスランとラクスは、受精&着床に問題がない最適なカップルという設定らしい)


CE53年
「プラント評議会」により、プラントは運営されることに。

*プラントにいる全コーディネイターの情報を精査し、「婚姻統制による結婚を推奨」という政策を発表、受け入れられる。
(この時点では、それほど深刻な出生率ではなかった(第1世代同士の場合は、通常の不妊治療操作でかなり改善した)為に、あくまでも自由意思で「子供を確実に望むのならば、斡旋します」という程度だったかもしれない。しかし、この政策を今後の世代が受け入れる為の教育は用意)

*メンデルのヒビキ博士らは、ラウを作った後に方針転換して、「人工子宮によって(生殖能力においても)欠陥のない第1世代コーディネイター」を作るという研究に没頭。しかし、(第1世代)コーディネイターを育てる為には、何故か普通の受精卵(ナチュラル)を育てるのと同じ設定ではうまくいかず、試行錯誤を続ける。
→CE54年に妻との受精卵を使用して研究、ようやく次の年に成果が出てキラ誕生。
(ヴィアと結婚したのはこの辺りかな? それまでは妻がいなかった為に「自分の子供を」という意識がなく、実験で使った卵子&精子などは外部の提供者からのものだと思われる)


CE55年
「地球上での」遺伝子改変処置は再び禁止に(=地球上ではこれ以降第1世代コーディネイターは生まれない)。迫害が激しくなり、これまでは地球に留まっていたコーディネイター達も、プラントにわたり始め、プラントの人口は増え続ける。


CE60年頃〜
*「非合法第1世代コーディネイターカップルから生まれた第2世代」は、20歳程度になり、そろそろ(大抵は第1世代との組み合わせ)結婚、子供のことを考える時代になった。
*しかし、婚姻統制による最適な組み合わせとはされなかった(第2世代が組み合わさった)カップルにおいて、「自然妊娠出来ずとも、不妊治療で子供が授かればよい」と考えて結婚したにも関わらず、かなり子供が生まれにくかった。(第2世代同士のカップルは統計をとれるほど多くいなかった為、もっと事態は深刻だという問題が表面化するのが遅れた)
*プラントは、婚姻統制の締め付けを徐々に強化。


CE62年頃
タリアは、婚姻統制に従って子供を産むことを・・・恋人より、子供の父親と結婚することを希望。
(精子だけよその男の物を使うということが何故出来ないのか、よく分からない・・・。現代の不妊治療において、男性側に原因がある場合の最後の手段としては、当たり前のことなのだが・・・コーディネイターの価値観では、それは非常な禁忌だったのかもしれない。そう考えないと、婚姻統制なんていう政策がまかり通ってることが意味不明)


CE68年
シーゲル・クラインがプラント評議会議長に選出。ブルーコスモス強大化の為、コーディネイターの殆どがプラントへ移民。

*第2世代同士のカップルが目立ち始める時代になったが、(婚姻統制によって最適とされない)第2世代同士だと、いくら不妊治療的手段を使っても全く子供が生まれない。
*婚姻統制を強力に推し進めない限り、コーディネイターの未来がないことに気づいたパトリック、シーゲル達は、たまたま最適とされていた自分たちの子供、アスランとラクスを「婚姻統制による理想的なカップル」の広告塔とするべく、婚約を大々的に発表。
*パトリックは、(最適とされない)第2世代同士のカップルの子供が、着床&母胎育成段階で全滅していることに着目、それを回避する為に人工子宮による実験を、強力に推進し始める。
*シーゲルは、(最適とされない)第2世代同士のカップルに子供が出来ないという事態を憂慮。しかしナチュラルと一緒になったコーディネイターは、第1,第2に関係なく子供に恵まれていることに着目、ナチュラルへの回帰を考える。


CE71年
第2世代同士は、婚姻統制によって結ばれたカップルであっても、かなり出生率が悪いということを、ラクスが地下放送で暴露。
パトリックが推し進めていた、人工子宮によって第3世代の子供を作るという計画は、うまくいかなかったらしい。
(第1世代のキラが育つ技術は一応成功したのに、第3世代の子供は育つ事が出来ないということは、よっぽどコーディネイターは人工子宮と相性が悪いのでは? 母胎に勝るものはない、というのは良いのだが、コーディネイターはその母胎で育てることすら出来ないという人種になってるようだし・・・)


考察して、「誰がこんな未来のない、馬鹿げた人種を作ったんだ・・・」と暗澹たる気分になりました。
遺伝子の組み合わせが問題だというだけならば、精子バンクor代理母などで「どちらか一方の血だけを引く子供」を作って、夫婦が育てても良いはずなのに・・・何故かそういう手段ではなく「婚姻統制」になってしまうのはどういう事なんだ。
コーディネイターには「結婚した男女から、必ず二人の血を引く子供が生まれなければならない」という強烈な意識が植え付けられていたのか・・・? それとも、「コーディネイターは合理的」という設定なので、面倒な血縁関係になるそういった策より、プラントが選んでくれる相手と一緒になった方が楽だ、とほぼ全員従ったって事か?
(おそらく不満が出ないように、同じ程度の家柄や職場の人間が上位にリストアップされているはず。もちろん、自分の努力次第で「リストの中にいる人間」ならば、誰とでも可能性がある、というリスト・・・のはずだが)

ナチュラルと組み合わせれば子供が生まれるという点だけが救いですが、そんなカップルが本編に全くいなかったという終わり方では、救いになってないです・・・orz

一応、年表と本編から読み取れる程度(相性が合わない第2世代同士は殆ど100%子供が出来ないってのは、インタビューからですが)の事しか書いてないと思うんですけど・・・・・思い違いがあるかもしれません、その点はご容赦を。

(2006/2/28)

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2006年03月05日(日) 14:00:49 Modified by reyz




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