ストロベリー・パニックのSS保管庫です。

著者:名無しさん(3-76)

PS2版ストパニから渚砂×玉青シナリオ・エピローグの続き


「大好きな、私の渚砂ちゃんのことだもの」
「あっ」
「渚砂ちゃんの心臓の音、手に取るように分かりますわ……」

玉青が、陶磁器のように白い手を当てていく。
トクントクン、トクントクンと拍子を刻む渚砂の胸へ。

「って、本当に手に取ってどうするの玉青ちゃん〜〜〜!」
「……あら、ごめんなさい渚砂ちゃん。つい癖で」
「玉青ちゃんのえっち」
「ウフフ、私にとって最高級の誉め言葉ですわ」
「…………はぁ」

玉青の想いを受け入れてからというもの、この程度に肌を合わせる事は
日常茶飯事になっているとはいえ、渚砂は半ば諦めた表情で
されるがままとなっていた。
――渚砂自身、こうされるのが嫌ではなかったので、普段から拒絶する
意思もあまり無かった――のだが。
今回に限っては、それが躓きの石だったようだ。

「そ・れ・に」
「ふぇっ!?」
それまで、胸にそっと添えられていた玉青の手が撫でるような動きに変わっていく。
「真っ赤になった渚砂ちゃんを見ていたら、もう我慢できなくなりましたわ……」
「ちょっ、ちょっと玉青ちゃ……ひあっ!」
玉青の手は渚砂の小さな蕾二つをかすめるよう動いていく為、自然と鼓動も早くなっていく。
「渚砂ちゃん、さっきよりドキドキしてきてますわ」
「そ、それは玉青ちゃんが渚砂の……」
「渚砂ちゃんの?」
「うぅ……玉青ちゃんの意地悪」
「ウフフ……ごめんなさい渚砂ちゃん、でもね」

「据え膳食わぬはなんとやら、って言うでしょう?」
「……え? でも玉青ちゃん女の子……きゃっ」
口に出してからしまった、と渚砂は思ったが、後の祭り。
玉青にさっ、と抱きかかえられると、いつの間にか縁の方に仰向けで寝かされていた。

「もうっ、揚げ足取りをする悪い渚砂ちゃんにはお仕置きが必要ですわ……ウフフ」
「きゃっ……そ、そこ……だめ……んあっ」
玉青は渚砂の髪を束ねていた髪留めを外した。
下ろした髪を掻き分け、うなじを露出させると、至る所へキスをしていく。
「ん……ふぁっ、玉青ちゃん……」
「渚砂ちゃんのここ、いい匂いがしますわ……んふっ」
「ひゃふぅ!」
玉青が息を吹きかけると、堪らず渚砂は声を上げてしまう。
「首、弱いんですのね……渚砂ちゃん」
「だ、だって……玉青ちゃんにされてると思うと……えっ!?」
玉青の両手がそれぞれ上と下へ向かおうとしていたのに気付いた渚砂は、
最早無駄だと分かっていても慌てて制止しようとした。


「だ、だめっ……玉青ちゃん、これ以上、こんな……やあぁっ!」
「だめじゃありませんわ……だって、ほら」
渚砂の制止を振り切り、玉青の指が両足の間に出来た海溝と、慎ましやかな胸の頂に到達する。

「この蕾ちゃんたちも」
すっかり充血した二つの蕾を摘み。
「あ……っ、はぁ、はぁ……んんっ」
「この可愛いお豆さんも」
少し包皮を剥き、露出させた秘芯を弾き。
「ひゃぁぁぁぁぁっ!」
「みんな、正直に出来上がってますわ……はむ」
そして、止めとばかりに甘噛みした耳へ囁く。
「だから渚砂ちゃんも可愛く乱れる様を、私に見せて欲しいんですの」

「は……あっ、はぁ……ん」
「いつもの渚砂ちゃんも好きですけど、素直な渚砂ちゃんはもっと好きですわ」
「あ……っ」
渚砂の中でカチッ、と音がしたようだった。
「たま……おちゃ……」

「…………うん」
「玉青ちゃん、お願い……」
渚砂を食い止めていた理性の堤防は、とうとう決壊した。

玉青に後ろから抱きしめられていた渚砂が向きを変え、
お互い正面から向き合って見つめ合う体勢になる。
「渚砂ちゃん……大好きよ」
「うん……渚砂も玉青ちゃんの事」
玉青はそれ以上言わせないよう、そのまま唇を重ねた。
「んっ……ちゅ……ちゅぱ……あむっ……」
啄むようなキスから、唇を合わせて舌も絡めていく。


そうしてから一体どれくらい、時間が流れただろうか。

「ぷあっ」
「はぁっ、はぁっ」
二人は漸く唇を離す。
名残惜しそうに二人の唾液が架け橋となって伸びていった。
恍惚の表情を浮かべた渚砂が、最初に口を開いた。
「はぁ……はぁ……玉青ちゃんのキス、やっぱり優しいね」
「そう?」
「うん。だって、玉青ちゃんが渚砂の事、とっても大事に思ってくれてるのが分かるから。
……さっきは、その、ちょっと強引だったけど」
「渚砂ちゃん……」
はにかみながらも自分の一挙手一投足を察してくれている渚砂に、玉青は
胸の奥から熱いものがこみ上げて来るのを感じた。
――もっと体中で感じさせたい、感じて欲しい。


「続き……しよ? 玉青ちゃん」
渚砂の声で我に返った玉青は、一片の曇りもない微笑を返して言う。
「ええ」
「ここまで来たら、もう止められませんから」
片方の手は渚砂の胸、もう片方は渚砂の聖域へあてがう。
「渚砂ちゃん、こんなに濡れて……」
先程の愛撫とキスの影響もあるとはいえ、渚砂の秘所は露天風呂の湿気とは違うと
一目で分かるくらい濡れそぼっていた。
「うん……玉青ちゃんにされてる時、気持ちよくって、その、もうちょっとで」
「頭が真っ白になりそうに?」
「……うん」
真っ赤になって恥ずかしがりながらも、従順に頷く渚砂。
玉青はそんな渚砂がいとおしくて堪らず、いきなり愛撫を始めていった。
「ふあぁぁぁぁっ!?」
不意を突かれた渚砂は何も言えず、乳房を丹念にほぐされ、ただただ嬌声だけが響いていく。

「渚砂ちゃん……もう、犯罪的に可愛いですわ」
「あっ……んあぁぁっ……やっ……ふあっ」
「今度は何も考えられなくなるくらい、気持ち良くして差し上げますわ」
「ん……あっ……は…あっ、やあ…」
「乳首もこんなに綺麗で……」
「ふやぁぁぁっ!」
愛撫されて硬くなってきた桜色の蕾を口に含み、舌で転がし、赤子のように吸う。
「んっ……やぁ……あん、あぁっ…」
「こちらも……ね」
もう一方は空いた指で摘み、押し、そして強すぎず、弱すぎない程度に潰す。
「あっ……! ふあっ、やぁぁぁぁっ!!」
そんな玉青の愛撫を余す所なく感じ取り、淫律を奏でていく渚砂。
目の焦点は次第に合わなくなってきていて、波が来ては洗われていく砂のように
何も考えられなくなっているようだった。

やがて上の方を味わい尽くした玉青は、下の方を重点的に攻めていく。
太腿から内股、そして最も大切な場所へ。
「綺麗ですわ、渚砂ちゃんのココ……」
直接触れられたのはほんの数回なのに、渚砂の秘裂は充分な愛液を湛え、光っていた。
「あっ……はぁ、んんっ……あん……玉青ちゃん…」
「行きますわね」
「……うん、来て」
笑顔で頷いたのを確かめ、秘芯に触れるか触れないかの所を撫でた後、
玉青は渚砂の膣へゆっくりと指を沈めていった。

「ふあ……ああぁっ!」
「渚砂ちゃんの中、とても温かいですわ……」
痛みを感じていないのを確認しつつ、ゆっくりと指を折り曲げる。
既にそこは、少しの刺激で淫蜜が音を立てるほど大洪水となっていた。
クチュ、クチュ、と一回一回、渚砂への愛情を確かめるよう優しくに愛撫していく。
「や、やぁ……んっ、ふぁ、あ、あぁ……っ……。」
「可愛い声……もっともっと聞かせて欲しいですわ」
「んっ……やぁぁぁっ! あっ、あっ、あぁぁ……」
ときに優しく、ときに激しくかき混ぜ。
「あっ……、ああっ……やぁ……ふぁぁぁんっ!」
連続して秘部に緩急織り交ぜた刺激を与えられ、渚砂の頭の中は
次第に白く染め上げられていった。
そして――――


「あ…あっ……だ…めぇ、な、渚砂の中……もう…んぁ、あ…やぁぁぁ!」
渚砂の中からはとめどなく愛液が溢れ出し、露天風呂の縁に溜まって
小さな泉を形成している。
「渚砂ちゃん……」
「はぁ、はぁ……んっ……んはぁ」
交わした視線だけで意味を察した玉青は、優しく微笑んで言った。
「分かったわ、それじゃ……んっ」
「んっ……あむ……」
絶頂を迎えた時の声が出来るだけ外に漏れないよう、玉青は渚砂の口を塞ぐ。
(気持ちよくイッてね、渚砂ちゃん)
次いで、秘芯に親指を、膣の方に人差し指と中指をあてがうと、一気に挿入した。
中に溢れていた淫液が勢い良く飛び出し、同時に渚砂を快楽の高みへ導いていく。

「や……あん、あっあ、あ、あ………んんんんんんんんんぁっ!」

つま先をピンと張り、背筋も弓なりに仰け反らせて、渚砂は絶頂を迎え―――
ぐったりとしながら玉青の腕の中へ沈んでいった。

「はぁ……はぁ……んっ……玉青ちゃん」
「渚砂ちゃん……とっても気持ち良さそうな顔でしたわ」
「うん……玉青ちゃんが上手だったのもあるけど……えへへ」
「ウフフ」
「じゃ、今度は玉青ちゃんの番……だ…ね」
「ええ、そうですわね……え? な、渚砂ちゃん?」
「……すう」
「………」
「すう……すう」
「もう、自分から言い出しておいて寝てしまうなんて、しょうがない渚砂ちゃん」
「すー…すー…」
「お預けにされたお返しは、こんなものじゃ済ませませんわよ……ウフフ」

掛ける言葉に少しだけ刺を含んでいても、見つめる目は慈愛に満ちていて。
疲れて眠ってしまった渚砂を抱きかかえて露天風呂から上がり、
丁寧に身体を拭いてから浴衣を着せる。
やがて自身もお揃いの浴衣に着替えた後、部屋へ向かった玉青は
布団を1人分だけ敷いて渚砂を寝かせ、正面から抱きしめたまま隣で眠りに就いた。

「おやすみなさい、渚砂ちゃん」

―May you be happy!―

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