ストロベリー・パニックのSS保管庫です。

著者:名無しさん(4-136)





238 :名無しさん@お腹いっぱい。:200X/0X/1X(土) 01:28:42
次の生徒会長は玉青タソ

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:200X/0X/1X(土) 01:30:59
玉青会長ハアハア

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:200X/0X/1X(土) 01:45:48
次の会長は佐希子さんだってのヽ(`Д´)ノ

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:200X/0X/1X(土) 02:00:35
誰それwwwwww



「ふむ…大分劣勢のようだね」
某掲示板をプリントアウトしたと思しき紙を手にしながら
スピカ女学院副生徒会長の剣城要はつぶやいた。

「確かに涼水さんの評判と能力、エトワール選のドラマ性を鑑みれば彼女は会長の器です。
でも、ものには順序と言うものがありまして……」
困り顔で窮状を説明するのは、ミアトル女学園副生徒会長の水無瀬佐希子。
「5年生の副会長が頭越しに4年生に会長になられたら、ミアトルの秩序と私の立場が………」


エトワール選がひと段落したある休日、三校共用の生徒会会議室で二人は極秘に接触し会談を行っていた。
議題は―――「後継問題」。北の某国に限らず、どの組織にも起こる問題。

5年生である千華留が現会長のル・リムは別として、ミアトルとスピカは6年生の六条会長と
冬森会長が卒業するので、副会長が(信任)選挙を経て会長に就任するのが慣わしであった。
余程のヘマをやらかすかビッグな出来事がない限り、不信任や対立候補の立候補・推挙などは
ありえない案件だったが、今年はその「ビッグな出来事」がミアトルで起こってしまったのである。

佐希子自身は然程、生徒会長というポストに対して執着や野心があるわけではなかったが
秩序と伝統を柱とするミアトルで「下級生に頭越しに会長になられた」などと言うことになると
在校中はもちろん、卒業後も佐希子の肩身は狭まりっぱなし確定である。
廊下を歩けばヒソヒソ嘲笑される自分、OG会で六条元会長や他の面々に微妙な顔をされる自分…
考えただけで胃がキリキリする。


「で、次期会長のポストが磐石なこの私を手本としたい。その為に助言を請いたい。こういう事だね?」
「…まあ、そう言うことです」
「You are nics choice!アストラエアに輝く私の人気に嫉妬せず、謙虚に学び取ろうとする
その姿勢、その慧眼、さすがはミアトルを継ぐ者!」
「……お、お褒め頂きまして……」
本当は六条会長に相談したかったが、「自分の力で切り拓きなさい!」と叱責されることは
100%確実だし、源会長に持っていったら「プロパガンダ部結成よ!」とか言って斜め方向に
話が飛ぶこと請け合い、他のメンバーは相談しても常識的に過ぎ、収穫はあまり見込めないと考え、
結局消去法で要が残ったのであった――――――


「ボクシングに関心は?」
「ボ…僕針具…ですか?」
「…………そっちではなくて、普通の方」
「い、いいえ」
「『ヒール』と言う言葉は?」
「この制服でピンヒールはちょっと…」
唐突且つ微妙な会話の後、要はどっかとロングソファに身を沈め足を組んだ。
普段は合同会議の後、生徒会長達のお茶会に使われるソファだ。他の者が座る事は暗黙のうちにタブーとされていた。
そのちょっとワルっぽい態度と、スピカ制服のミニから伸びる要の足にドキッとしながらも佐希子は要の次弾に備えた。

「現在、日本ボクシング界では亀●と言うヒール、即ち悪役が大変な人気を博している」
「はあ、そうなんですか」
「そして君を含めたアストラエアの乙女達を虜にしているこの私。善人ではない。
いわゆる『小悪魔』というタイプだ。分かるね?」
「はあ……」
佐希子は猛烈に後悔し始めていた。
このままだと、夜になっても延々と脈絡の無い講釈を垂れられそうだ。


「水無瀬さん、客観的に見て君は良く六条会長を補佐して精勤していると言える。」
「生徒会役員として責任を果たすのは当然ですから。」
「そう、『責任を果たす』。常識だ。だが、いまは悪が持て囃される世の中と言うのは先程言ったね?」
「ええ、そのような意味のことを……」
「つまり!」
パチン!と指を鳴らして立ち上がった要はずずい、と佐希子の鼻先に顔を近づけた。
ミアトル生には少ない、シャープな顔に佐希子は一瞬惹かれかかったが――――――

「大衆は刺激を求めている!常識や既成概念と呼ばれるものから外れた存在に飢えているのだよ!
真面目な者や常識的な者に飽きていると言うことだ!」

――――――熱弁のあまりモロに顔に飛んでくる要の唾が、甘い動揺を冷ました。

「わ、分かりました。分かりました!つまりあのエトワール選のインパクトが涼水さんをスターダムに押し上げた。
地味で目立たなくて面白みの無い私はそのまま埋もれるべき存在、と言うことですね!」
ハンカチで顔を拭いながら、やや自棄気味かつズレ気味に要の分析をまとめた佐希子。
「ふっ…私の的確な指摘にタジタジの様だね。その冷や汗が何より証拠。」
(あんたの唾です!)と心の中で毒づくも、さっさと会談終了に持ってきたいので黙っていた。

「まあ、兎に角、自分は押し出しが弱いことは良く分かりました。参考にさせて頂きます。
有り難う御座います。それではごきげんよう。」


この空間から脱出すべく、失礼にならない程度にそそくさと去ろうとする佐希子だったが、
要に腕を掴まれて阻まれてしまった。
「…?!何を…!」
「アドバイスをもらっておいて『それではごきげんよう』は頂けないなぁ」
「(……アドバイス???)お、お礼なら後で実家から送ってきた乾パンの缶詰をお分けしますから」
「ふっ…それも魅力的だが…それ!」
そのまま腕を引っ張られて先程のソファに放られる。
「もっと魅力的なギフトがここにあるじゃないか」
言うや否や佐希子に覆いかぶさり、抱きすくめる要。
佐希子といえば、あまりに突飛な展開でしばし要の成すがままになっていたが、我に返り抵抗を試みる。
「ちょっ…と!冗談は止めてください!人を呼びますよ!!!」
「ふふふ、無駄無駄。君はそんな事出来ない」
制服のポケットからドラえも●よろしくペン状のものを取り出し高々と掲げる。
「さっきからの会話は全部録らせてもらったよ。」
「!!!!ICレコーダー?!」
「そう、君の泣き言は全部この中に入ってる。これを六条会長に流したらどうなるかな?」
自分にも他人にも厳しい六条会長のことだ、「他校の生徒に泣き言を言うような者に会長の資格無し!」とやられかねない。
「それに今は『音声編集ソフト』と言う便利なものも出回ってる。君の美声を如何様にも変えることが出来るのさ」
「!!は…初音●クを買ったんですか…?」
「…………あれは少し違う。まあ、いずれにしろ君に選択の余地は無いということだ」
「あううううぅ………」
勝負あった。要の方が一枚上手であった。
「リーダーたらんとする者、この位の策謀は常に頭にストックしておくものだよ水無瀬さん」
部屋一杯に要の哄笑が響く。腰に手を当て、レコーダーをペン回ししながら仁王立ちするその姿は
正に悪そのものであった。


――――――「さあて、ケーキを前にした子供の心境だ」
要はソファに座らせた佐希子を嘗め回すように見る。
その視線が佐希子の全身にぞわぞわとした感触を走らせる。
「どの部分から食べようか、楽しい優柔不断だ」
「ううううう……どうせ食べるなら一気に食べれば良いじゃないですか」
悲壮なる覚悟を決めたか、上衣に手を掛け一気に脱ごうとする佐希子だったが、要に止められる。
「無粋だなぁ。デコレーションの無いケーキは味気ないだけだよ」
言うや否や、佐希子を包むミアトルの制服を撫で回す。こういった行為は全く初めての佐希子は
全身を這い回る要の指に未知の疼きを感じる。
前エトワールの静馬に見初められた子たちもこんな感じだったのだろうか?

「前々からミアトルの制服はアンティークドールのようで狙っていたんだ。存分に楽ませてもらうよ」
「んんっ…くすぐったぁ…い」
「くすぐったい?素直に『気持ちいい』と言い給え」
佐希子の反応に官能を感じ取った要は、更に容赦なく身体をまさぐり回す。
普段から桃実やファンの生徒たちを相手に、この手の行為に慣れている要にとって
佐希子は実に初心で分かり易い相手だった。

「ミアトル生徒会の副会長様もこっち方面の経験は浅いと見えるな。
老婆心ながら、六条会長を見習ってもっと経験を積むべきだと思うよ」
耳元に囁きかけつつ、その耳を嘗め回す。時々舌先を耳の中に差し入れて
刺激することも勿論忘れない。
「ひゃん!ろ…六条会長はっ…か…関係ないです」
と言いつつも、何度かミアトル生徒会室での二人の秘め事を目撃してしまっている
身としては強く反論できない。
まさか自分にもこんなことが起こる日が来ようとは…


要の舌は耳から首筋、頬へと這い回る。そのぬめぬめとした感触を不快と感じない自分に戸惑いつつも
必死に耐える佐希子。そして唇に到達した時はさすがに口をヘの字にして抵抗した。

…が、

「うふふふふ、可愛い抵抗だね。だが無駄だよ」
ICレコーダーを目の前に突きつけられては、なす術も無い。調子に乗った要は歯医者よろしく
レコーダーで佐希子の口をこじ開けようとする。ご丁寧に「はい、あ〜ん」の声付きで。
「ふっ…くっ…ちゅ…んっ…」
受け入れるフリをして、レコーダーを噛み砕こうと試みたが、歯形がつくだけで全く歯が立たない。
「往生際が悪い。これはオリハルコン製だよ」
僅かに開かれた口から遂に要のキスが侵入してきた。佐希子にとってファーストキスであった。


思考が麻痺して来る。想像よりもずっと甘く蕩けそうなキスだった。
「ちゅっ…んんん…ああ…ん」
唇を何度も柔らかく吸われ、更には舌まで絡められてゆくうちに襲われている感覚までが
薄れてくる。
「はぁ…いい…です。もっと…」
「もっと?」
「…キス…下さい…」
終いには佐希子の方から積極的に要の舌を求めるまでになった。
口の端からどちらのものとも分からない唾液が流れ落ち、なんともいえない淫蕩さを
醸し出している。


「もったいない」――――――

これが要の佐希子を弄び中に感じたことだった。
要の情報網によると、この副会長には浮いた話がまるで無い。
優雅にゆるくウェーブのかかった髪、ほのかにキリリとした穏やかな顔。
スピカ生だったら、自分ほどではないが、選り取りみどりのモテモテライフが送れたことだろうに…

――――――などと思いつつ、胸への侵犯を開始した。
全体的にフワリとしたシルエットのミアトルの制服だが、胸部はコルセットを
思わせる造りとなっており、結構締め付けが厳しい。
故にボタンを開いたときに現れた胸は思いのほか大きく、これまた要を大いに満足させた。
「ふむ…非常に豊かで形が良いな。まぁ桃実には及ばないがね」
「………………」
いささか無神経な発言をしつつ、手のひらで軽く揉んでみる。
さっきのキスで熱に浮かされているせいか、やや熱を帯びた双丘は手触り抜群であった。
「っ…くぅん!そ…そんなに揉まないで…下さい」
「初めてなんだね?誰でも慣れていない感触には戸惑うものだよ」
「そ、そうでは無くて…!ひゃん!」
コリコリと乳首を責められた上、舌先で転がされて思わず艶声を上げてしまう。

胸への刺激については、友人の話などで聞きかじってはいたが、実際に
自分で実行してみたり、ましてや他人に触られるなどと言った事は無かった佐希子である。
今日は自分の身体にとって忘れえぬ一日になるな、などと考えつつ乳房を
快感と要の吸うがままに任せておく。


襲撃開始からはや数十分、頭のてっぺんから爪先まで文字通り要にしゃぶり尽くされた
佐希子の身体は全身が興奮に火照り、感度が最大値まで上昇していた。
完全に脱がされず着乱れた制服姿や、ほつれた髪が顔に掛かっている様は
要の責めがいかに執拗かつ、淫靡に続けられたかを如実に物語っていた。

もはや要に触れられるだけでなく、僅かな息の揺らめきにもゾクゾクとした快感を
昇らせる身体に佐希子の理性はどこかに飛んで行ってしまっていた。

「んん…はぁ…そこ…で…す」
「んんん?どこかな?ハッキリ言ってもらわないと。私はエスパーでは無いのでね」
「ああ…意地悪…な…」
お決まりのやり取りを交わす二人。要の手は佐希子の太腿辺りをまさぐっている。
滑らかな感触を存分に楽しみつつ、最後の砦たる秘裂に侵攻し始めていた。
「ふふふ、良いさわり心地だね。充分に濡れてもいる。」
下着越しに秘裂をなぞられ、陰核を摘まれるうちに達しそうになるが、一歩手前で愛撫を止められる。
絶妙のコントロールで何度も愛撫と寸止めを繰り返され、佐希子の性感が爆発寸前の目盛に到達したことを
確認した要は、一気に下着を引き下ろし仕上げに掛かった。

秘所を嘗め回す要の舌。
とめどなく溢れる佐希子の愛液を掬い取っては存分に味わう。
「うん、実に甘露だ。君も味わってみるといい」
掬い取った愛液を舌に乗せたまま、佐希子に口移しで飲ませる。
「うぅ…んんん…」
いやらしく舌を絡ませられ、口から零れ落ちた愛液と唾液のミックスジュース
が顎や喉を伝って乳房にかかる。
「ああん…ベトベト…」
「シロップはタップリ派でね。ホットケーキを食べる時、よく桃実に怒られるんだ」
またもや無粋な発言をしつつ、佐希子の上半身を舐め回す要。手はしっかりと秘所を責め続ける。
グチュグチュと割れ目に指をねじ込み、陰核を強く刺激して、クライマックスに持ってゆく。
「ん!ああ…!!いっ…やっ…!」
「この期に及んで我慢かい?無理は体に毒だよ。そら!!」
「ひゃん!いっ…ちゃ…あああああああん…!!!」
脳内で火花が飛び散り、快感の痺れが一気に身体を駆け上がり遂に佐希子は達した。


「はぁ……はぁ…」
行為後の気だるさの中、佐希子と要は緩やかに余韻を貪っていたが、
やがて熱気が徐々に醒めてゆくと、佐希子はゆるゆると身繕いを始めた。
当初の後継問題の相談から何故こんなことに…

と、そんな佐希子に同じく身繕いしていた要が囁きを寄こす。
「水無瀬さん、こ れ か ら も スピカとミアトルを代表するもの同士、仲良くしようじゃないか」
「…!!!!」
このスピカの策士は今日だけでなく、ずっと佐希子を絡め取っておくつもりらしい。
佐希子としては「冗談ポイ!」で一蹴したいところだが、あのレコーダーがある限り
動きが取れない。デジタル技術でどんな不利な捏造をされるか分かったものではない。
「まあ、心配無用。私の任期中はちょっとだけスピカと私に便宜を図ってくれるだけで良いんだ」
「ううう……それだけでは済まないでしょう…。どうせ…」

………万事急須…万事窮す…
必死で打開策を搾り出さんとする佐希子。
そんな佐希子にマリア様かお釈迦様かが憐憫の情を感じたのか一本の糸が下ろされた。
――――――ああ、聞こえる。救いの足音が!佐希子は決断した。

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