ストロベリー・パニックのSS保管庫です。

著者:名無しさん(4-433)


今、要と桃実は要の部屋でくつろいでいた。

「ちょっとトイレ行って来るわね。」
桃実が立ち上がりトイレのドアを開ける。
その後を要がニヤニヤしながら追う。
「何でついてくるの?」
戸惑いながら桃実が問う。
要は自分もトイレの中に入りながらこう言った。
「私は桃実の傍を片時も離れたくないんだ。」
「ちょっと何言ってんの!早く出てってよ!漏れちゃうじゃない」
桃実は尿意が限界にきてるらしく、太腿をこすり合わせながら要をトイレの外に追いやろうとしているが、力では適わない。
「ああ、それも悪くないね。粗相してしまったら私が綺麗に掃除してあげるよ。」
要はいつも通り意地悪な笑みを浮かべている。
「なっ!!」
真っ赤になる桃実。
「それが嫌なら大人しく私の前で排泄するんだな。私はどちらでも良いんだよ。決めるのは桃実だ。」
「っっっ!!」
要はやはり外道だ。

便座に座りパンツを下ろし目に涙を溜めて要を睨み付ける桃実。
トイレの中では桃実が排尿しているシャーッという音が響いている。
要は満足そうに桃実の頭を撫でながら
「良い子だ。やれば出来るじゃないか。どれ。」
スカートをめくろうとする。
しかし桃実は必死に抵抗する。
「要、やだ、お願いやめて。」
それに対し要は更なる意地の悪い笑みを浮かべ桃実の両腕を左手で拘束する。
空いた右手を桃実のスカートに伸ばし、そっとめくった。
桃実の陰部から放たれる半透明な液体。
だがそれが見えたのは一瞬だった。
「なんだ終わってしまったのか。」
残念、といった風に溜息をついた。
桃実は顔を紅潮させながら、怒りからか、それとも恥ずかしさからなのか、全身を震えさせている。

「桃実?怒っているのか?」
要が問うと桃実はハッキリ答えた。
「当たり前じゃない!!無理矢理オシッコするとこ見られて怒らない筈ないでしょ、要のバカ!!」
要が真面目な表情になる。
「嫌だった?」
「当然!!」
桃実は大きな声を出したからなのか肩で息をしている。
と、要がフハハハハと笑い、桃実の耳元で囁いた。
「バカは桃実だ。嫌だったならこれは何?」
要は桃実の秘裂に右手を伸ばす。
桃実は慌てて足を強く閉じるが間に合わない。
そして要の指がソコに触れた。
その瞬間ヌルっとした液体が溢れてるのを要は感じた。
「桃実は本当にイヤラシイ子だ。嫌だったんじゃなかったのか?まあ、普通の人間だったら恥ずかしくて当然だ。それなのに桃実はここをこんなに愛液で濡らして…私に見られて感じていたんだろう?」
言いながら要は入り口付近を中指で撫で回す。
「あっ…!だめ…」
たまらず、桃実は声をあげてしまう。
「ハハ、やっぱり桃実はイヤラシイな。もうトロトロになっているじゃないか。慣らす必要はないか。」
指を二本、桃実の中に挿入した。
「ああんっ!やぁっ…要、ダメ…」
個室内ではイヤラシイ水音が響いている。
「ダメじゃなくてイイだろう?こんなにクチュクチュと淫乱な音を出しときながらまだそんな事を言うのか。イヤなら止めても良いんだよ?」
「あっ…ああん、要…かなめぇ…イイの、気持ちイイの…!」
「桃実はやれば出来る子だ。それ、ご褒美だ」
要は指を折り曲げ、かき出すように秘部をえぐる。
「ひッ、ひゃあん、ああっ…やぁああっ!」
桃実の喘ぎが変わった。
それは絶叫ともとれる程、激しく、そして卑猥な声だった。
要は桃実と何度も肌を重ねている。
だから知っていた。
桃実がそろそろ達してしまう事を。

要は桃実に顔を近づけ、瞳を見つめて言った。
「良いよ、桃実。イッてしまっても」
そして唇を塞ぐ。
口内に深く舌を進入させ桃実の舌と絡ませる。
時に激しく、時に緩やかに。
混ざりあった唾液が舌を伝って零れ落ちる。
そしてお互いの唇が離れたその時。
「ああん…!ひゃあっ、イクっ!要、イっちゃうわ!」
桃実の身体が大きくビクンと震え、そして、果てた。


後日。
「桃実!!ついて来ないでくれないか。」
要がこめかみをピクピクさせながら言い放った。
「あら、何言ってるの?私、要と一時でも離れたくないんだもの。」
ここは聖スピカ女学院の廊下。
周囲の人間はまたあの二人の痴話喧嘩かと呆れている。
何故ならここはトイレの前。
要がトイレに行くと言ったら桃実も付いてきたのだ。
これはもちろんあの時の報復。
桃実は満面の笑みを浮かべている。
「ほーら、要。休み時間終わっちゃうわよ。」
そして要を個室に押し込む。
勿論自分も一緒に。
「うわあああ!誰か助けてくれーーーー!!」
要の悲痛の叫び声が響き渡る。
そして二人は次の休み時間まで戻って来なかった。


こうしてお互いがお互いを攻めあって、いつしか二人でトイレに入るのは当然のになってしまったとさ。


END

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