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(作詞:喜多条忠/作曲:南こうせつ/編曲:木田高介)

ギター:石川鷹彦
ピアノ:木田高介
バイオリン:武川雅寛
フラットマンドリン:石川鷹彦 (シングル・バージョン)

・アルバム・バージョン:『さあど』(1973/07/20)
・シングル・バージョン:シングル「神田川」(1973/09/20)

さあど』に収録された作品。深夜放送などでリクエストが殺到し、シングルカットに踏み切ったところ大ヒット。かぐや姫の大ブレーク作となる。
喜多条さんから詞をもらって読んだ瞬間、これは素晴らしい詞だと思いました。読み終わって一秒とたたないうちに、メロディがモノクロームの情景とともに浮かんできた。ぼくも昔はアパート住まいをしていたから、銭湯にもよく通っていた。だから“洗い髪が芯まで冷えて小さな石鹸カタカタ鳴った”などというイメージは、教えられなくても脳裏に浮かびあがってきました。こんな世界こそ、ぼくの書きたかった詞だし、ぼくのうたいたかった歌だったんです。(南こうせつ:富澤一誠のフォークが好き!)
いい歌だけどシングル盤にする曲ではないなと思いましたね。バイオリンを入れようって僕が考えたんですけど、『はちみつぱい』にいた武川雅寛さんがすごくいいからってお願いしました。アレンジはジャックスっていうグループにいた木田高介さんっていう人。木田さんのアレンジは、最初に譜面に書くんじゃなくて、スタジオに入って僕が歌って、みんなでアレンジをつけていくっていうやり方なんですよ。武川さんにも「好きなように入れて」って伝えて、4〜5回聴いてもらって、「やってみる」って出てきたのが、♪たーら、ら、らららっていうメロディーなんですよ。石川鷹彦さんはマンドリンとギター。曲を聴いて感じたことを作品にしていったんですよ。(南こうせつ)

ミックス違い
さあど』に収録されたオリジナル・バージョンと、その2ヵ月後にリリースされたシングル・バージョンとは、テイクは同一だがミックスが異なる。シングル・バージョン制作の際、石川鷹彦によるフラット・マンドリンがオーバーダブされた。しかし、当時のクラウンにはバージョン違いという認識がなかったため、『フォーエバー』やそれ以降のオムニバス盤には、常にオリジナル・バージョンが収録されていた。シングル・バージョンは『Best Dreamin'』でアルバム初収録(たぶん)。以降、シングル・バージョンの記載が添えられるようになった。
ジャケット違い
シングル「神田川」のジャケットには、曲名の配置(上下)が異なる二種類のバージョンが存在する。店頭で見つけやすいように、曲名を上に移動したジャケットが後で作られた模様。
歌詞問題
歌詞に出てくる「クレパス」はコクヨの登録商標だったため、企業名や商品名に厳格だった当時のNHKからその箇所を「クレヨン」に差し替えるよう要請され、出演を辞退したというエピソードがある。

・(いちばん楽しかったレコーディングは?の問いに)それはたくさんあるけど、「神田川」のレコーディングのことはよく覚えてますよ。あの時はアオイスタジオでね。アレンジャーは木田高介だったけど、ほとんどヘッドアレンジ。だけどイントロのバイオリンのフレーズがなかなか出てこなくて、“じゃ、バイオリンだけ後でやろうか”って言って、先にオケを録っている時に考えてもらってね。それで僕がギターを弾いて、木田高介がピアノで、あと何人かのメンバーと一緒にバーっと録った。そしたらバイオリンの武川が“できた!”って言って弾いたら、みんな“オオッ、それいい!それいい!”っていうんで録って、その後僕がマンドリンをかぶせても、バイオリンに引っ張られてすぐにフレーズが出てきたしね。けっきょくあの個性的なバイオリンの弾き方と音色がよかったと思うんだけども。出てきたメロディもそうだけど、ネチーッとスラーが入った演奏がよかった。すごく楽しいレコーディングでしたね。やはり一生懸命に考えたイントロとか、印象に残るフレーズはあの曲のヒットに大きな力となっているよね。(石川鷹彦:「ギターで歌うフォーク黄金時代」より)

安兵衛湯(新宿区西早稲田) http://furoyanoentotsu.com/yasubeiyuwaseda19890627...

阿部敏郎のシングル「あせるぜ」(1977年)のB面曲「神田川を気取って」は、本作へのオマージュ的な内容。
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