呟き尾形の個人的な資料です。

RX計画

 RX計画とは、ジオン公国軍が新兵器を開発しているという情報を入手した連邦軍が、その対抗処置ついて、推進した新兵器の開発及び、ジオン公国軍の開発する新兵器の諜報活動を含む複数のプロジェクトのことを指す。

 0078年連邦軍ではジオン軍の巨大人型兵器開発されているという情報を入手する。漠然とした情報ではあったが、連邦軍はあらゆる万策を講じること決定。ジオン軍の巨大人型兵器に対抗しうる兵器の開発に着手される。
 当時の状況は、外交的に緊迫しており、表立った情報収集は難しく、査察や偵察もままならなかったこともあり、個人や各コロニーの駐留軍などが入手した目撃情報や、状況証拠などをもとに、推測によって計画が進められ、各分野、分散し対策が練られた。
 そして、歩行脚やマニピュレーターなどをもつとされているその兵器の実在を前提としたシミュレーションを行う。
 連邦軍は、ジオン軍の新兵器に対して、同等程度あるいは、それ以上の能力を持つ兵器または対抗措置を開発するための基礎研究が推進されることになったのである。
 そのため、軍事に偏ることなく多くの発想が生まれ、ルナ・チタニウム合金といった新素材や後にV計画で重要な役割を担うコアブロック・システムなどの基礎分野の開発が行われた。
 これに加え、ジオン公国軍の巧みな情報操作もあり、連邦軍は統括された計画の指針がたたないまま、散漫な素案が山積みされていった。 
 一方でミノフスキー粒子散布下での戦闘形態が不明確であった事もあり、モビルスーツという兵器形態の真の有効性には気づいていなかった。そこで、基礎研究や既存技術を流用した対モビルスーツ兵器の開発など、複数の計画が同時に進行した。 結果として、61式戦車の後継機種開発計画を転用した、旧来の戦車の性格を色濃く反映した「RTX-44」が開発されるに至った。
 しかし、当初はミノフスキー粒子の存在を軽視しており連邦軍首脳はMSの様な巨大な兵器はレーダーで容易く探知出来、攻撃出来ると考えられていた。
 その為開発は各分野に個別に開発研究が進められたがジオン軍のMS開発コンセプトとはかけ離れた物だった。
 この問題は、ジオン公国でモビルスーツ開発に大きな役割を果たしたミノフスキー物理学の権威、トレノフ・Y・ミノフスキーが地球連邦側に亡命してきたことで発覚する。
 ミノフスキー博士の参加はRX計画には一定の方向性を与えることになり、ジオン公国軍のものに比べれば洗練されているとは言い難いものの、下半身、腕部といった人間のスタイルに相当する部位を有する「ガンタンク」が開発された。
 ガンタンク開発後、完全な人型モビルスーツを目指し、研究開発を開始され、V作戦によって、ガンキャノンが開発され、そして、RX−78−2 ガンダムが設計されることになる。

 



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