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【定義】

ゝ,狼〕僂任△蠅呂燭蕕のこと。それそのものが何ものとも相対せずに存在していることを全機という。
道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では41巻、75巻本では22巻。仁治3年(1243)12月17日に、京都六波羅蜜寺側の波多野義重の陣中に於ける説示。

【内容】

[弸兔〕夢派の圜悟克勤は、この「全機」という言葉を好み、以下のような説示が残っている。
全機は直に正法藏を明らかにす。 『圜悟仏果禅師語録』巻20

△覆、同じ圜悟克勤には以下のような言葉も残っている。
生も也、全機現。死も也、全機現。 『圜悟仏果禅師語録』巻17

道元禅師はこの言葉に基づいて、『正法眼蔵』「全機」巻を著している。まさに生死ともに仏の一切のはたらきが現れきっており、同時に仏のはたらきによって現れていることを示している。
諸仏の大道、その究尽するところ、透脱なり、現成なり。その透脱といふは、あるひは生も生を透脱し、死も死を透脱するなり。このゆえに、出生死あり、入生死あり、ともに究尽の大道なり。捨生死あり、度生死あり、ともに究尽の大道なり。現成これ生なり、生これ現成なり。その現成のとき、生の全現成にあらずといふことなし、死の全現成にあらずといふことなし。

なお、同じ『正法眼蔵』に収録されている「都機」巻も、訓読みすれば「すべてはたらき」であることから、その関連性を考慮すべきである。

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