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【定義】

七堂伽藍の中心部に配置される殿堂のこと。寺院の中心にあって、当該寺院の本尊が祀られる。

【内容】

七堂伽藍の中心で、大殿大仏宝殿・覚皇宝殿・大雄宝殿・香殿(西域で使用)などの呼び名がある。堂内には本尊を祀るための須弥檀があり、その祀られる本尊には様々な種類がある。弥陀・釈迦・弥勒の三世如来を配置するものや、中心を釈迦にし、両脇に文殊・普賢の両菩薩の脇侍を置く場合や、迦葉・阿難を置く場合などがある。

古来、禅宗寺院では仏殿はなく法堂だけだったが、後には仏殿を中心にして、その後方に法堂が置かれるようになった。また、更に後代には仏殿が法堂の機能を兼ねて、本堂となった。
是に於いて創意して、別に禅居を立てる。凡そ道眼を具え、尊するべきの徳有るは、号して長老と曰う。西域の道高く臘長きを須菩提等と呼ぶ等の謂いが如くなり。既に、化主となって、即ち方丈に処す。浄名(=維摩居士)の室に同じ。私寝の室に非ざるなり。仏殿を立てずに唯、法堂を構えるは、仏祖親授の当代の尊と為すを表するなり。哀れむ所は、学衆の多少無し、二の高下無し。尽く僧堂中に入りて、夏次によって安排す。長連牀を設けて、施架に道具を掛搭せん。 『禅門規式』(『禅苑清規』巻十所収

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