【定義】
南インドで生まれ、中国に
禅宗を伝えた菩提達磨
大和尚は、武帝と
相見して契わなかった後、北魏の嵩山少林寺に庵居して、
面壁坐禅すること9年であった。人はその真意を測ることが出来ず、壁を観ているインド僧(=
婆羅門)という意味で、「壁観婆羅門」と称したという。
初祖は、釈迦牟尼仏より二十八世の嫡嗣なり。〈中略〉しばらく嵩山に掛錫すること九年なり。人、これを壁観婆羅門といふ。史者、これを習禅の列に編集すれども、しかにはあらず。仏仏嫡嫡相伝する正法眼蔵、ひとり祖師のみなり。 『正法眼蔵』「行持(下)」巻
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