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【定義】

この「一転」とは、それまでの立場をガラッと変えることという意があるが、そのように一語を持って、相手を黙らせ、そして全く異なった知見へ導くような言葉を一転語という。
先百丈五百生の野狐、たちまちに脱野狐すといふ。この道理あきらむべし。もし傍観の一転語すれは、傍観脱野狐身すといはば、従来のあひだ、山河大地いく一転語となく、おほくの一転語しきりなるべし。しかあれども、従来いまだ脱野狐身せず、今百丈の一転語に脱野狐身す。これ疑殺古先なり。 『正法眼蔵』「大修行」巻

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