【定義】
読み方は、「きじつ」とも「きにち」とも。或いは「諱日」とも書き、「諱辰(
忌辰)」とも表現する。
命日のことで、人が亡くなった日のこと。
出家は恩を棄て無為に入ツて、無為の家の作法は、恩を一人に限ラず、一切衆生斉シく父母の恩のごとく深しと思ウて、作ス所ノ善根を法界ニめぐらす。別して今生一世の父母に限ラず。是レ則チ無為の道に背カざるなり。日々の行道時々の参学、ただ仏道に随順しもてゆかば、其レを真実の孝道とするなり。忌日の追善中陰の作善なんど、皆在家に用フル所なり。 『正法眼蔵随聞記』巻3-16
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