曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

菩薩祖師などの広大なる徳を講讃する儀式のこと。講讃する場合には、声明梵唄)が用いられる。その次第・法式を記した書も講式という。日本で作られたとされ、恵心僧都源信の横川首楞厳院『二十五三昧式』、永観『往生講式』、貞慶『地蔵講式』、明恵高弁『四座講式(涅槃講式・十六羅漢講式・遺跡講式・舎利講式)』、浄土真宗の覚如『報恩講式』など、平安時代から鎌倉時代に盛んに作られ、今に伝えられた。

【内容】

なお、曹洞宗でも幾つかの講式が作られ、今に行われている。古いものになると、道元禅師の時代から「羅漢供養式」が行われており、それは瑩山禅師瑩山清規』にも見える。また、下記には『続曹洞宗全書』「清規・講式」巻に収録される「講式」を列挙する。

・『大般若講式
・『歎仏会法式?
・『洞上唱礼法?
・『承陽大師報恩講式?
・『涅槃講式?
・『観音懺摩法?
・『羅漢供養式?
・『洞上大布薩法?
・『永平寺開山忌行法華講式?
・『達磨大師講式?
・『洞上伝灯講式?

なお、上記には瑩山禅師に対する『洞上伝灯講式』があるが、その原型ともされる『仏慈講式?』の存在も確認されている。

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