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【定義】

寺院の食事を司る庫院知事に対する文章のこと。道元禅師は永平寺にて寛元4年(1246)8月6日に和文で示した。本来は『正法眼蔵』に入るものではないが、95巻本では82巻として収録された。

【内容】

道元禅師は、僧侶に食事を出すということを「敬をもって宗と為す」とされ、それはインド以来中国でも、様々な立場の者が僧侶に供養する場合には、必ず同様であったとされた。そして、尊敬は僧侶のみならず粥や斎(昼食)についても同様に払わなくてはならない。
いはゆる粥をば、御粥、とまをすべし、朝粥、ともまをすべし、粥、とまをすべからず。斎をば、御斎、とまをすべし、斎時、ともまをすべし、斎、とまをすべからず。

また、その粥や斎の作り方について、大変に詳しく説明されている。

そして、似たような傾向を持つ著作として『永平寺庫院制規』と呼ばれるものも残っている。

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