曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

経文を書写すること。一般的には善行として行われる。大乗経典は、自らの優位性を明らかにするために「受持・読・誦・解説・書写」すれば、功徳が得られるとした。その書写行として写経が行われ、現在でも坐禅会などに合わせて仏教に親しむために行われたり、精神集中のためや、心願成就を期待して行われる。奈良の薬師寺はその再建のために「お写経勧進」を進めたことでも知られる。
初祖、金陵にいたりて梁武と相見するに、梁武とふ、朕即位して已来、造寺・写経・度僧すること、紀に勝ぐるべからず、何の功徳か有らん。師曰く、並びて功徳無し。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻

なお、道元禅師自身は『法華経』書写の必要性を説かれている。
又、この生のうちに、法華経、つくりたてまつるべし。かきもし、摺写も、したてまつりて、たもちたてまつるべし。 『正法眼蔵』「道心」巻

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