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【定義】

北天竺から来た婆羅門禅師・仏陀波利(漢語では覚愛)に対して、西京禅林寺の明恂が質問し、問答体で記録した文献。なお、同じ禅林寺にいた梵僧・慧智法師による伝訳とされるため、問答自体はインドの言葉で行われたか、慧智が通訳したものか。唐の儀鳳2年(677)に成立し、比較的早い時期に日本にも伝来した。なお、仏陀波利は『仏頂尊勝陀羅尼』を伝えたことでも名を残している。『修禅要訣』は、当時のインドで一般的に行われていた坐法と、中国の作法を対比するような議論も多く大いに益となる。全一巻で、『卍続蔵経』第63冊に収録。

また、『宝慶記』を見る限り、天童如浄禅師は『修禅要訣』の内容を知っていたと思われる。

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