曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

一般的には寺院に設置された梵鐘に対して、その設置の意味や経緯などを「銘」として記したもの。曹洞宗では、永平寺5世・義雲禅師の「永平寺鐘銘」が記録上最も古い。
銘を作して曰く、此の吉祥山、方外の深巒、帝都雲隔して、峻嶺雪寒し。曹源の派を受け、洞水の潭を湛ふ。殿堂年旧して、楼台未だ安ぜず。他化功を以て、箇の梵鐘を得たり。槌發するに則有り、声揚て窮り無し。千仏同風、一音是れ從ふ。前後際断、緊漫相ひ交る。欄を臨む月を迎え、林を度る風を送る。債魚業浄く、化蝶夢回る。邪定牀斡たり、焼煮鑊摧く。宝珠頂に輝き、長鯨胎に吼ゆ。神空谷に諾し、響き当来に及ぶ。 『義雲和尚語録』下巻「拾遺」24丁裏

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