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【定義】

生まれながらに知ること。もっとも機根の勝れた者をいう。
矧んや彼の、祇園の生知たる、端坐六年蹤跡見つべし。 『普勧坐禅儀

以上の引用文では、釈尊のことを「生知」と称している。なお、本来は儒教の言葉であったともされるが、元の文章は以下の通り。
孔子の曰わく、生まれながらにしてこれを知る者は上なり。学びてこれを知るものは次ぎなり。困みてこれを学ぶは又た其の次ぎなり。困みて学ばざる、民斯れを下と為す。  『論語』「季氏第十六」

この「知」というのは、道理に通じていることを指すという。物知りなどの意味もある。生まれながらに物知りである人が最も尊く、次には学ぶ事によって知る人が尊く、その次は苦学して知る人が尊く、苦しんだ結果学ぶのを諦めた人は、評価されないのである。

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