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【定義】

中国五山?の一である天童山?の別名。太白山の略で、特に、日本曹洞宗では天童山景徳寺に住持していた如浄禅師を指す場合がある。
菩提達磨尊者、みづから震旦国降儀?して、正宗太祖普覚大師慧可尊者に面授す。五伝して曹渓山大鑑慧能大師にいたる。一十七授して、先師大宋国慶元府太白名山天童古仏にいたる。 『正法眼蔵』「面授」巻

以上のように、道元禅師本師如浄禅師を呼ぶ場合、太白と天童とを重ねて用いる場合も見られる。

【内容】

太白山という名称の由来だが、そもそも「太白」とは、夜空で最も明るい星である金星を指して「太白星」と呼ぶことに由来する。伝承としては、中国晋代の義興がこの山にいた時に、太白星が現れて童子となり、義興に対し、水や薪を供養したためという。一方で、唐代の法璿がこの山で『妙法蓮華経』を誦したところ、今度も童子が現れたが、天部の太白星の童子ということで、これを「天童」と呼び、「天童山」とも呼称されるようになったという。

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