【定義】
「泥多ければ仏大なり」と訓じて、使用する材料の泥が多ければ、大きな仏が出来るということ。同様の語句に「
水長船高」というものがあって、禅語録ではしばしば並べて使われる。拠り所が高大であれば、寄りかかるものも高大になるということ。
若し道林に問うこと有り「如何なるか是、祖師西来意」。只他に対して道わん「水長船高、泥多仏大」。 『圜悟仏果禅師語録』巻17
なお、
道元禅師も
興聖寺時代に行った
解夏上堂で、この一句を用いている。
良久して云く、大地衆生、泥多仏大、と。 『永平広録』巻1-102上堂
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