【定義】
神仏分離までは、道了大権現と呼ばれていたようだが、近年では道了大薩埵と呼ばれる、伝説の
伽藍神。
最乗寺?開山である
了庵?慧明
禅師に随侍して、同寺草創などに助力した。主に、その怪力を以て整備を手伝い、了庵寂後は、
山門鎮護を誓って身を
天狗?に変じ、空中に飛去したと伝えられる。
なお、現在でも道了は
監寺として同寺の
円鏡などに記載され、御供式という同寺独特の
法会も伝えられている。
同寺は、相模国西部の古刹として名高いが、江戸時代中期の文献まで、道了の名前は、それほど見ることが出来ないようである。よって、その後、近世後半から近代に掛けて、その信仰が大きく広がったと見るべきなのであろう。
コメントをかく