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【定義】

行鉢位とも。僧堂内で食事をする坐席のこと。禅宗では、その宗派の方式によって、禅堂食堂を分ける場合もあるが、日本曹洞宗では、坐禅も食事もともに僧堂にて行うため、行持によって坐席の違いを示す必要がある。それが被位坐位と鉢位となる。

【内容】

面山瑞方師は『僧堂清規』「巻一 日分行法別規」にて、被位と鉢位とを区別している。
被位は東北牀の首座版より、戒臘並に排下して、東南牀の西堂版まで甲乙丙丁の文字のごとく、四牀を周て、北牀より南牀に終る。

以上のように指摘しており、本来は、図像が必要だが、ここでは省略する。また鉢位は次の通りである。
鉢位は大衆戒臘による。知事より以次の頭首及び方丈侍者聖僧侍者等は外堂の上下間に坐す。その中に維那は打槌の時、侍聖は上供の時、入堂す。内堂の坐位戒臘並に排下し、副鉢一位を加て、版首を分つ。

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