Part 1. “2ch Denim PrΦject” http://wiki.livedoor.jp/denimeproject/d/

　2chのスレッドで「オリジナルジーンズを作ろう」という企画が持ち上がり、その報告所としてlivedoor Wikiを使っていただきました。スレッドがどんどん流れてしまう2chとは違うまとめサイトとしての使い方ができ、活用していただけたようです。今回は、この2ch Denim PrΦjectの総括責任者である荒川さんに回答いただきました。

2ch Denim PrΦjectのトップページ。 シンプルなページで、2chの歴代スレッドがリンクされている。

Wikiについて

――Wikiという形式を選んだ理由は？

HTMLの知識がさほど無くても気軽に編集できる事。
皆で色々と意見交換が気軽に出来る。
（今現在はこの利点は活かしきれていません。理由は下記参照）

――livedoor Wikiを選んだ理由は何でしょうか？

検索していて目に付いたのがlivedoor Wikiでした。
有料でサーバーのレンタルを行わなくても、無料でスペースの確保が出来るのは大きいですね。

――livedoor Wikiが使いやすい部分、逆に使いにくい部分があれば教えてください。

簡単に編集が出来るのは◎だが、HTMLの知識が通じない部分が多いのが辛い。
せめて、HTMLを使用可能にしてほしい…
HTMLか独自タグのどちらかを選択できるのも面白いのではないか？

自分と他者の編集について

――コンテンツのうち、ご自身が編集した部分は何%くらいですか？

自身で編集は100％やっていますが、皆の力及び意見があっての結果です。

――wiki管理者以外の他者が編集することを想定していますか？編集できる設定にしていますか？

基本的に全ての管理を私がしています。
ですが、ベース作りが終った今度の管理に関してはこの限りではないと考えています。
積極的にジーンズの購入者に利用してもらい、履き込み後のジーンズの表情等を報告してもらいたいですね。
そうする為に、皆に編集権限の開放も考えていますよ。


――他人によって、自分の意に沿わない編集がされたことはありますか？逆に有益な情報を追加してくれてよかったと思ったことはありますか？

今までは全くありません。ですが、色々調べてみると…他では結構あるようですね。
残念ですがそれが現実です。
編集権限の開放をするか否かというのは、非常に難しい問題だと思います。
良かれと思ってやっている権限の管理が、結果的に皆さんとの距離をあける事になっているかもしれない。
そう考えると、もう少し上手くwikiを運営するにはどうしたらいいかを考える必要があると思いますね。

	完成したジーンズと、モナーをあしらったパッチデザイン。 下には、”アスキーアートは皆で共有する、皆の財産である”の意味を込めた、”Every AA is Shared”の文字が。 Designed by ◆VIｃ2ｓYG8Yｗ
	ジーンズを縫う職人さん。 Thanx TCB

参考になったサイトなど

――自分が良く見るwikiサイトがあれば教えてください

wikiに関しての編集及びCSS編集のノウハウを書いてあるwikiサイトですね。
私のページもCSSの変更で、レイアウトを変えました。

――運営の参考になったwikiサイトがあれば教えてください

『いなた屋』が非常に役に立ちました。
wikiの編集に関してちょっとした裏技的な情報が豊富に掲載されています。
「痒い所に手が届く」とはまさにこの事だと、思いましたね。

そのほか

――「プロジェクトを報告する」という珍しい形態のwikiということで、運営で工夫している部分があれば教えてください。

その他のコメントも含めてしまいますが…お許し下さい。

極力、閲覧者と近い距離で交流が行えるように努めています。
2chと併用しての利用ですが、wikiに全ての情報を集約する事で、2chユーザーも過去の足跡を追い易くなっているのではないでしょうか。
掲示板上で報告しながらの写真の追加なんかは、バーチャルでは無いインターネットの世界を皆と共有出来ていると思います。

後は…如何にwikiに見せないかというのもポイントでしょうか？
悪い言い方ですと、wikiは安っぽく見える。HTMLやFlashを組み合わせたサイトと比べるとどうしても見劣りしてしまう。
これを補う事は、本来のwikiとしての目的から外れてしまうかもしれませんが、この点を上手く消化しないとwikiとして次のステップには進めないと思います。

何が必要であり、不必要なのか？個人的にもそこの見極めは非常に難しいと思います…
その点は、斬新なアイデアを持つライブドアさんに何とかしてもらうと…（調子良くてすみません）

是非とも、ライブドアさんには”wikiらしくないwiki”を目指して頑張って欲しいですね！

livedoor Wiki スタッフから

　不特定多数が書き込むこともできるWikiで、HTMLをそのまま書くのはセキュリティの問題もあり、そのまま実現するのは難しいですが、Wiki上でできるだけ様々な表現ができるよう、今後も機能を追加していきます。荒川さんは”wikiらしくないwiki”をご希望とのことでしたが、Wiki上の表現が豊かになれば、ぱっと見Wikiに見えないようなものもできそうですね。