アイドルマスターエロパロ・百合SSまとめサイト

正午すぎボクは響と事務所の近くのカフェに来ていた
手元のケーキをフォークに指して目の前の少女の唇に当てる
所謂あ〜んというやつだ
彼女はそれを少し恥ずかしそうにしながらパクッと咥える
まるで鳥が雛にエサを与えてるみたいだと思った
ごく当たり前のことの中に幸せがあるとはよく言ったものである
響から与えられたエサを頬張る
甘い
やはりダンスレッスンの後はこれに限る
「この後どうする？」
餌付けをしながら聞いてみる
「う〜ん買い物に行きたいな動物達のご飯も必要だし真はどうなんだ？」
ニタッと笑って尋ねてくる
午後だけとはいえど久しぶりのオフ
動物達の買い物だけで終わらせるのは少しばかり寂しいものがある
「ボクは映画とか見たいかな」
「映画か〜何にするやっぱりアクションか？」
ここでアクションが最初に出てしまうあたりはやはりボク達らしいのだろう
今上映されているのを思い出す
確かあずささんが主演のがまだやっていたはずだ
双子の情報によると結構名作らしい
友達伝いで評判はある程度知っていたが同じ事務所の者として少し誇らしい
亜美と真美と貴音と響で見に行った時響は号泣してたらしい
なんだかんだで事務所で一番泣き虫なんじゃないだろうか
ついでに貴音はめっちゃ食べてたらしい
相変わらず食べた質量がどこに行ってるのか謎である
「お〜い真無視するなよ〜」
ついつい考え込んでしまった響はご立腹のようだ
ホントに表情がコロコロ変わる
彼女の魅力の一つだと思う
「ゴメンゴメンじゃあ歩きながら決めようか？」
「むぅ〜」
口を膨らませて抗議してくる
ドキッとする
正直心臓に悪い
膨らんだほっぺたを手でつぶす
ポフッと音がした
「おごってあげるから機嫌直してよ」
「自分そんなに軽い女じゃないぞ」
「飴欲しい？」
「あるのか!!欲しい欲しいぞ」
ちょろい
そのうち悪徳商法とかに引っかかりそうで怖い
「はい飴噛んだらだめだよ」
「わかってるぞ」
「じゃあ行こうか？」
「うん!!」
時刻は1時を回ったところ
さて今日は何をしようか