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「んふ…今日も千早ちゃんのはおいしいなぁ…。」
「はるかぁ…。」
「毎日通ってゴハンつくってあげた甲斐があった♪」
「そんな…まだまだ春香には適わないわ。」
「ううん、千早ちゃんの愛情がいっぱいだもん。」
「もう…恥ずかしいわ、春香。」

いつもの様に2人でこっそりお弁当を食べさせ合いっこしていたら、
ドアの方から急に物音がして、思わずお箸を落としてしまった。
気のせいかな? でも、千早ちゃんも聞こえたみたいだし…まさか、誰かに見られたりしてないよね…?

「ドアには鍵を掛けてるもの、大丈夫よ。」
「あ、そっか…あはは、びっくりしたぁ…。」

安心して息をつくと、ふと、頬に違和感を感じた。手元が狂った時に何か付いたのかな?
そこに手を伸ばすと、千早ちゃんにその手を捕まれた。

「千早ちゃん?」
「じっとしてて。」
「あ、うん…。」

千早ちゃんのしたい事が分かって、顔が熱くなる。
千早ちゃんも真赤な顔で、触れ合う手は熱く、少し震えてる気がした。

「―――。」

頬に掛かる息が背筋を伝わり、私を痺れさせる。互いの息と、心臓の音だけが、頭に煩く響く。
柔らかいものが触れれば、それすらも聞こえなくなり、そこだけが私の全てになる。
余韻に浸っていると、肩に手を掛けられ、そっと押し倒された。
それに気付いた時にはもう千早ちゃんは息がかかるくらいに近くて、私は息を飲む間もなく唇を塞がれた。
突然の事に頭が着いて来なくて、息継ぎもろくに出来ないまま口内を蹂躙される。
それでも体は酸素より千早ちゃんの唾液を求めていて、無我夢中にひたすら彼女の唇を貪った。

「今日は積極的なのね…春香。」

千早ちゃんの声が耳に届く。ただ、それは言葉としての意味を持たずに、甘い痺れを私の奥に届ける。

「春香も、美味しいかしら。」

その唇が動く度に、その喉が空気を震わせる度に、体が疼く。彼女の言葉は私にはもう届かない。
それでも、私は本能的にそれに答えた。何を口にしたのか、自分でもわからない。
ただ、千早ちゃんの口元が、妖しい笑みを浮かべていた。

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