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プロデューサー(♀)
「待ちなさい! 何をするつもり!?」

春香
「プロデューサーさん?」

プロデューサー(♀)
「さがしたわよ、春香。こんなとこで何してるの? 帰りましょう。」

春香
「帰る? 帰るって、どこへ? このままでは帰らない。」

プロデューサー(♀)
「このまま闇に堕ちるつもりなの?
今のあなたが闇に堕ちたら……!」

春香
「いいんですよ。そうなって、何の悲しみも感じなくなるんだったら、そのほうがいい。」

プロデューサー(♀)
「ダメよ。あなたが闇に堕ちたら、みんなが悲しむわ。」

春香
「フッ……、バカにしてますねぇ……。
プロデューサーさんだって元は闇に堕ちたんでしょ?
私がプロデューサーさんみたいになるのは反対だって言うんですか?」

プロデューサー(♀)
「律子に聞いたのね。しょうがないなぁ。全てお見通しなのね。」

春香
「私は違う。私は闇に堕ちても私をコントロールしてみせる。」

プロデューサー(♀)
「聞いて、春香。
どちらにせよ、いずれあなた達は闇を、悪い面を知ることになるわ。
必ず通る道なの。だから、私達は考えを変えたの。
純粋な心を持っているうちに闇と出会わせようと。」

春香「純粋? 大人より子供が純粋だなんて言うのは大人たちの幻想ですよ。」

プロデューサー(♀)
「無邪気なだけが純粋さじゃないわよ。純粋さの中には、怒りも憎しみもあるわ。
純粋さが、人を傷つけることも逆に自分が傷つくこともある。
感情にはいろんな色があるんだから、それはいいの。
でも、大人になって、社会の仕組みに自分を合わせるために
力を使い始めると……始末に負えなくなる。
社会の仕組みに、傷つけられてる人の姿が見えなくなる。
その時はもう自分じゃない。」

春香
「自分じゃない? フッ……。プロデューサーさんは強いからそう言えるんですよね。
私だってプロデューサーさんみたいになりたい……!! 強くなりたい……!!」

プロデューサー(♀)「残念ながら、それは無理よ。」

春香
「あははははっ!! はっきり言いますねぇ!!
こんなにはっきりと人を見下せる人だとは思いませんでしたよ!!
なれなければ、もういい!!
こんな私のままだったら死んでしまったほうがいい!!」

プロデューサー(♀)
「誰かのようになろうなんて考えないで、春香。
あなたはあなたになるの。
あなたの考えを持った、あなた自身になるの。
もし闇に堕ちて、あなた自身に近づけるのならそうしなさい。
あとはみんなにまかせるわ。」

やよい
「春香さん!! プロデューサーの言う通りです!!
春香さんが帰らないと千早さんが悲しみます!!
人が悲しんでる姿を見なきゃいけないなんてのはサイテーです!!
だから帰って来てください!! 帰って来てください!!」

あずさ
「春香ちゃん……強さだけがそんなに大切だって言うのは……
弱い人間には死ねって言ってるようなものじゃないの!?
そうじゃないでしょ!? 私は弱くても、生きて来れたわ!!
大切なのは、強さじゃない。強さなんかどうでもいいの!! わかるでしょ!?」

亜美
「はるるんーーー。かーえーろー?」


「闇に堕ちるならしてもいいよ。
けど、強くなりたいだって?
ふざけるなよ!! 強さってなんだよ!!
ぶつかりあって、つぶしあうだけじゃないのかよ!」

伊織
「春香、帰りましょう。
アンタが闇に堕ちたら、私たちはどうすればいいのよ。
闇に堕ちたアンタを相手する身になってみなさいよ。ゾッとするわ。」

絵理
「『世界があなたの敵になるなら、世界なんかブチ壊してあげる。』
……私の大切な人が私に言ってくれた言葉。……私の気持ちも同じです。
……春香さんが闇に堕ちたとしても、私は春香さんの味方です。
もし、そんな私が目ざわりなら、いつでもふみつぶしてかまわないです!」

律子
「プロデューサーの言ったことをくりかえすわよ。
春香は春香自身になるのよ。
春香が正しいと思った道を選べばいいわ。誰が決めた道でもない。
春香が決める道よ。ねぇ、春香、天国のドアを開きましょうよ。
天国のドアを開けるのは誰の手でもない、自分の手なのよ。」

美希
「ミキたちさぁ……みんな仲間なんだよね。
いつか、いろんな道に進んで、それっきり会えなくなるかも知れないけど、
ミキは春香のこと……みんなのこと……絶対に忘れない。
ミキもすごいアイドルになって、
みんなに届くように音楽を奏でるの!
たとえ今日を最後に仲間でなくなったとしても、
今日の思い出は誰にも消せやしない!
みんなつながってるの!! みんなで世界を動かすの!!」

真美
「はるるん……。おイタは終わりにしようよ……。
もうみんなを悲しませちゃいけないんだよ!!」

貴音
「帰りましょう、春香。
河原で風を感じている時の幸せを忘れたりはしないでしょう?
誰だってそうです。あなたは何も特別じゃない。
皆の感じる幸せというものはそんなに違うものではないはずです。
だから、あなたの最後のその一歩を私達に預けてみませんか?
最後の一歩は皆で踏み出しましょう。」


「春香、帰ろう。
春香も、もっといろんなことが見えるようになるよ。
この世界には敵なんか一人もいないんだよ。
何かが狂ってるだけ……ジグソーパズルのピースがぐちゃぐちゃに置いてあるだけで……
最後にはちゃんと一枚の絵になるんだ……。もうすぐ見える。
どんな絵になるか、もうすぐわかる!」


「春香さんと、私のママとで
芸能界を滅ぼせるくらいのすごい戦力になると思うんですよ。
けれど、高木社長さんも石川社長も、それがわかっていながら、
私たちのやることに口出ししないんですよ。
私、こんなに人から信頼されたの、始めてです!
みんなが信じてくれたから私は私の道を選べた。
だから、春香さんも自分で決めればいいんです!」

雪歩
「私、一番弱くていいです。
強くなれなくていいです。
誰にも勝てなくていいです。
私は私でいいんです!
春香ちゃんになんて勝てなくてもいいです!!
みんな……春香ちゃんも入れて、いつも一緒です!!」

千早
「帰ろう、春香。私がなんとかする。」

春香
「な!?」

千早
「これから起きること、全て見えるの。
あなたは闇に堕ちたりしないわ。
それから……何もかもわかるのよ!」

春香
「千早……ちゃん……」

千早
「あなたは、私を助けてくれた。
だから今度は、私があなたを助ける番!」

春香
「もういいんだ……、みんな……。
これが私の……運命なんだ……。」

千早
「運命だったなんて、終わったことのように言わないで。
あなたが望めば、私たちには何でもできる。私たちを信じて!」

春香
「フッ……バカみたい……。
こんな……ブザマに……闇に……取り込まれ……、
こんなの私じゃない……。こんなのは私じゃない!!」

千早
「春香。心を奪われないようにね。」

閣下
「くっくっく……。もう始まっている……。止められはしない。」

千早
「止めるわ。私一人では何もできない無力な存在。
それを教えてくれたのは、春香だった。
だから、必ず助ける! 行くわよ!」


ナレーター(小鳥)
(千早ちゃんの意志が春香ちゃんを救う事を信じて!
 ご愛読ありがとうございました、作者の次回作をご期待下さい!)

このページへのコメント

結構先が気になる…。

0
Posted by TBW 2012年01月15日(日) 21:17:52 返信

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