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ヤンデレ雪歩注意。



キイ、と立て付けの悪いドアがきしむ音を聞いて、真はのろのろと顔をあげた。
階段の一番上。そこには、真を助けてくれる王子様なんていない。
弱気な少女の仮面をかぶった悪魔がひとり、優しそうな笑顔で(あくまで表面だけの話であって、真は恐怖しか感じない)こちらを見ている。

「おはよう、真ちゃん」

悪魔は――雪歩は階段を一歩一歩降りてくる。
おはようと言われても、この地下室(であろう部屋)には窓も時計もないのでピンとはこない。
多分、外の世界は朝なんだろう。

「よく眠れた?」

雪歩は真が捕らえられているベットにゆっくりと腰掛けた。
大きさはどう見てもダブル以上。二人寝てもまだ余るような。
雪歩は手をのばす。その先にはもちろん、体を強ばらせた真がいる。
逃げたい。無駄とはわかっていても四つん這いの状態でベットの端に逃げようとした彼女は、しかし、シーツに顔を埋めることとなる。
理由は分かりきっていた。

「だめだよ、真ちゃん」

そういって笑った雪歩の、名前に負けないほど白い指に絡まっているのは、鈍い光を放つ鎖。
それは真の首へとつながっている。
真が、逃げようにも逃げられない原因。雪歩が本気だという証拠でもあった。

「もう一週間位たつのに・・・そろそろ諦めたら?」

じゃらり、と音をたてて鎖が強く引かれる。
真の体はいとも簡単に雪歩の膝元に転がった。
前髪の隙間からちらりと覗いた瞳に映っていたのは、純粋な恐怖。

「だって真ちゃんは」

雪歩はそっと真を押し倒すと、二つしか留められていないボタンをはずした。
前を肌蹴るともう彼女の体を覆うものはない。
ズボンや下着などは与えていなかった。
シャツ一枚の方が雪歩にとって都合がいいからである。

「私のもの、だよね」
「うあぁっ!」

赤く腫れ上がった乳首を軽く噛むと、大げさな反応が帰ってきた。
手はそのまま胸へ、顔は首へ。
舌で首筋をなぞると、雪歩の腕の中にある体が震えた。
恐怖だけではないそれに、雪歩の笑みは深まるばかり。
真は悔しさに唇をかんだ。ぷつ、という感触とともに血が盛り上がる。

「今日はこれがいいかなぁ」

雪歩は辺りに散らばっているものの中から、ピンク色の小さな機械を手に取った。
それを見てしまった真の顔が青くなる。
それはいわゆる大人の玩具。この一週間、毎日のように真を追いつめたもの。

「これを、真ちゃんの中に入れてあげるね」
「イヤ・・・イヤだっ!も、だめ・・・っ」

必死に首を振る真。
雪歩はそれを見てにっこり笑うと、真の耳元で小さく囁いた。

「真ちゃんがあの人を、忘れるなら」

真の目が泣きそうに歪む。
こんなに追いつめられても真はまだ、あの人を諦めてはいないのだ。
雪歩はこんなにも、真を愛しているのに。

「強情、だね・・・」

そっと、玩具のスイッチを入れる。
雪歩の指の間でうねり狂うそれは、まるで生き物のようで。

「やめて・・・っ!雪歩、」
「あの人の事忘れないなら、やめない」

スイッチを一度切る。
だが真の体は強張ったままだ。
片手で鎖をしっかり握り締めて逃がさないよう警戒しながら、真の足を開いた。
わざと見せつけるようにしながら、秘所に近づける。
先っぽが当たった瞬間、真の体が一瞬跳ねた。

「い・・・っ」
「ほら・・・はいってく、よ」

つぷ、とまず半分が埋まる。
真の中は狭く、小さい玩具すら入れるのに苦労した。
それはきっと、本人が拒んでいるからだろう。

「きついみたい・・・。よいしょ、っと」
「っ、ん!は、あぁぁぁっ」

雪歩は多少強引と分かっていながらも、ぐぐ、と奥に押し込んだ。
指の届く限りまで奥へ奥へ。
やがてこつ、と何かに当たる感触がした。

「一番奥まで入ったね」

あたたかく湿った真の中から指を引き抜いた。
真の秘所からコードが一本、雪歩の手の中まで続いている。
ああ、なんていい眺めなんだろう!
真の普段見れない、誰も知らない姿。それを独り占めしているなんて!

「ふふ・・・動かすよ、ほら」
「っ!あああぁぁっ!」

真の体の中で玩具が動くたび、大きく背中がのけぞる。
真の、意外と白い肌は赤く紅く染まって。

「気持ちいい?気持ちいいんだよね?」

雪歩はニコリと笑って(それはもう、最高級の笑顔で!)携帯電話を取り出すとカメラを真に向けた。
恐怖と、あの人への愛と、無理やり引き出される快感に翻弄されている真は、まだそれに気付いていない。

「真ちゃんのかわいい姿・・・あの人に送っちゃおうかな?」
「えっ・・・?い、やだ・・・っ」

カメラは真の、涙と汗に濡れた顔を映し出し、小ぶりな胸を捉え、するすると下半身に移り、そして玩具の埋まったところを撮った。
ぴろり、と軽いメロディーが真を絶望に突き落とす。

「あれ、真ちゃん、さっきより濡れてない?写真を撮られて感じちゃうなんて、真ちゃん、変態さんなんだね」
「ちが・・・うっ!ちがう!」

真は必死に首を振った。
それは雪歩の言葉を否定するためなのか、それとも乱暴に襲ってくる快楽から逃げるためなのか。
どちらにしても、雪歩にとってはいい眺めだ。
携帯のモードを動画にして、中の玩具の出力を最大にする。

「ひぅう・・・っん、もう・・・だめ・・・っ!」
「もうイッちゃうの?いいよ、私の手で気持ちよくなって、真ちゃん」
「いやだっ!いやだぁぁぁあぁあっ!!!」

真の必死の願いは、雪歩が玩具を動かすことにより、簡単に砕け散った。
一週間好き勝手弄ばれた体が、快感という大きな波に逆らえるはずもなく。
大きく背中をのけぞらせて真はあっけなく達した。
荒い息遣いが、不気味なほど静かな地下室に響き渡る。

「真ちゃん、本当に気持ちよさそう・・・」

雪歩はぐったりしている真ににっこり微笑み、そっとキスをした。
最近伸ばしている髪は汗で顔に張り付き、目を閉じて肩で息をしている。
綺麗で、かわいくて、壊したくなるような。そんな純粋さも持つ彼女。

「本当に、真ちゃんのこと、大好きなんだよ」

手を伸ばしただけで真の体は強張る。
それは雪歩にとってとても悲しかったし、苦しかったが――
それよりも、真と繋がりたい、という気持ちのほうが大きかった。

「ねぇ、じゃあ・・・今日も一緒に気持ちよくなろう?」

ディルドを唾液でぬらしながら、雪歩は真の思い人を思い笑うのだった。

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