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「夢子ちゃんが危ないらしいから護衛頼めるかな、愛ちゃん?」
「はい!問題ありません。涼さん」
明日、涼は夢子とデートらしいのだが、何者かに狙われているらしい。それに対する対策として愛が後ろから護衛することになった。
とりあえず、その日が来るのを待った。だが、根本的問題があった。合流前にもし襲撃されていたら…。
愛はそこらへん抜かりはなかった。きちんと自宅を把握しきっちりと尾行。駅から列車に乗るときも追尾していた。
そして、到着後、速やかに隠れた。形式的には2人きりに見せかけるためであった。だが、飛び道具だったらどうだろうか。
近接攻撃ならば守れるが遠距離攻撃から守ることはできない。だが、もし遠距離ならば感知することは夢子は得意だった。
もともと異変察知は割合得意なほうだったからだ。そうでなければいたずらを仕込むことなど、できるわけがない。
だが、涼が時間から2時間待っても来ない。夢子が涼に電話をするが通じない。何かあったのだろう。
予想外の事態である。どうやら護衛は2人必要だったようだ。涼はいつの間につかまってしまっていた。
夢子はショックを隠せなかった。そこを背後から狙う怪しい男の姿が!
「させません!」
愛はその男に勢いよくタックルを仕掛けた。男はすぐに倒れた。その後取り押さえられた男は警察に身柄が渡った。
どうやら、涼の目の前で夢子を犯すつもりだったらしい。そして涼を首尾よくさらうことはできたのだが、
肝心なターゲットである夢子を捕まえることに失敗したというわけだ。涼はどこに監禁されているのだろうか。
夢子はそれを突き止める手がかりを持ち合わせていなかった。このままでは、涼はいつまでたっても外に出ることができず、
タイムリミットとともに殺害されるであろう。もどかしい思いしかしなかった。だが、絵理に愛が電話した結果、
「7番倉庫あたりに怪しい車が出たらしい?」
「7番倉庫ですね。わかりました!」
ネットで即座に調査した結果が出たらしく推測される場所がわかった。その後、警察の協力もあり、犯人は全員逮捕、
涼は無事に生き残ることができた。だが、問題はここからであった。
「私は無事なんだけど、涼は?」
「夢子ちゃん…愛ちゃんが近くにいるけど大丈夫?」
「ありがと、本当に私のことを思ってくれてたんだね…」
何かがおかしい。よく見ると、彼女は血を吐いていた。これはかなり危険である。すぐに救急車を呼んだ。

「これは…原因不明ですが、肉体が病魔に蝕まれています。現代医学では手の施しようがありません」
「じゃあ、どれくらい…」
「おそらく、このまま衰弱していく時間を考えると、もって3日、といったところでしょうか」
「そんな…」
もはや涼は黙るほかなかった。確かに、彼女には外傷はなかった。だが、どうやら致命的な病にかかってしまったようだ。
現代医学では治療さえもできない病に。感染症の疑いもあったが、それさえも不明。隔離可能な限り隔離するのはよいのだが、
とりあえず涼と愛は同じ部屋で数日間暮らすことになった。

「…」
「涼さん、治療する方法がないんだったら…」
「そう…だね…」
そのとき、電話が鳴った。
「もしもし、原因がわかりました」
「本当ですか?」
「原因は突発的な精神ストレスへ無理やり耐えたことによる肉体へのダメージです」
「だとすると、その精神ストレスを除去すれば…」
「そうはいかないです。肉体へのダメージが自己修復機能の限界を超えていて、自己治癒は望めませんし、
医師による治療も事実上不可能、遅かれ早かれ死にいたるでしょう」
「ということは、どうすれば…」
「せめて、最期を看取ってください」
2人は夢子の病室へ向かった。そして、痛み止めの点滴を打つだけの夢子がそこには横たわっていた。心電図は今にもとまりそうである。
そして…、
「ご臨終です」
ついに、目を覚ますことはなかった。

「結局、守れなかったですね」
「いや、愛ちゃんのせいじゃないよ。僕が自分のことを考えなかったせいなんだから。せめて真さんでもいれば…」
「真さんなら、あの日はオーディションに行く予定だったはずですから、おそらく無理だったと思いますけど」
「とりあえず、この後、どうする?」
「生まれ変わりがほしくないですか?」
「愛ちゃん、それって…」
「はい!」
「でも、きちんと順番を踏んでからじゃないと…」
「ママ?涼さんに今代わるねー」
「即承認!さっさと作っていいわよ」
「…え」
包囲網は埋められた。もはや隔てるものは何もない。彼らは服を脱ぎ、キスを交わし、準備を行い…、
「はぁ、はぁ、はぁ、いよいよ、ですね…」
「愛ちゃん、いくよ」
「はいっ」
痛みはそれほどではなく、涼はすぐに動くことが許され、ピストン運動を始めた。そして、一緒に達し、中へ命の源が注ぎ込まれた。
後日、子供ができたわけだが、その子供には夢子という名前がつけられた。女の子だったからだ。生まれ変わりだと信じて…。

 

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