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ALRIGHT*今日が笑えたら〜♪

あっ、千早ちゃんからのメールだ。
えっと……。
『ごめんなさい、今日は遅くなります。
 ご飯は先に食べてて下さい』
今日は一緒に食べられないのかぁ。
じゃあ千早ちゃんのために好きな物を作ってあげようかな。

私と千早ちゃんが一緒に暮らすようになってからも、お互いにアイドル活動を続けているのでこんな風に時間が合わずに一緒に食べられない事は多い。
そういう時は先に帰ってきた方が遅くなった方のために料理を作っておいてあげる。
どちらから始めたという訳でもなく、いつの間にか暗黙のルールみたいな感じで定着していた。
そしてお互いの好きな物を作ってあげるのも暗黙のルールみたいになってきている。
こっちは私が千早ちゃんのためにって思っていたらいつの間にかそうなっちゃっていた。
そうしたら千早ちゃんの方も私が遅れちゃった時に私の好きな物を用意してくれるようになってすごく嬉しかった。
えへへ、なんか思い出しただけでもまた嬉しくなっちゃったから今日はちょっと奮発しちゃおう。

…………

遅いなぁ。いや遅くなるとは言ってたけど。
あまり待ちすぎるのも悪いし、先に休ませてもらおう。
温めてから食べて下さい……っと。

…………

……カチャ、パタン
(……んぅ?あれ、何か聞こえた?)

「萩原さんてばもう……、こんなにいっぱい作っちゃって……」

あっなんだ千早ちゃんかぁ……。
結局こんな遅くなっちゃったんだね、千早ちゃんお疲れ様……。
ふにゅ……。

…………

カチャ、パタン……
ん、千早ちゃんが入ってきたかな……?
千早ちゃんが二人のベッドに入ってくる。
そして千早ちゃんは私の体に腕を回し……って、え!?

「萩原さん、ありがとう……ちゅっ」

ふわわ、千早ちゃん……!?
「……?萩原さん?もしかして起こしちゃった?」
「千早ちゃん……いきなりキスするなんてずるいよぉ」
「ご、ごめんなさい……ついいつもの癖で……」
「いつもの癖?」
「な、なんでもないわ!夜も遅いし、早く寝ましょう!」
「……待って、千早ちゃん」
「……?萩原さん?」
「私からもお返し……ちゅっ」
「……!」
「えへへ……千早ちゃん♪」
「ゆk……萩原さん……」

そうこうしてるうちに再びまどろみの中へ。
もう少し起きてたら雪歩って呼んでくれたかな。
でもこれからまだまだ時間はあるしそのうち言ってもらえるはずだよね。
ね、千早ちゃん……♪


終わり

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