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 深夜2時、ベッドに一糸まとわぬ姿の少女一人と女が一人。
 今日、三浦あずさはついに想い人と初めて結ばれた。お互い意識し合い始めたころは手が触れただけ
でも顔を真っ赤にしていたのに、今は生まれたままの姿で肌を重ね愛し合えるまでになった。
 その相手である菊地真は疲れ果てたのかすやすやと眠っている。
 
 (よかった、音無さんに聞いておいて)
 女性同士のちょめちょめはどうすればいいのかと、音無小鳥に聞いたのは正解だったのかもしれ
ない。彼女はうっとおしいほど親切丁寧にレクチャーしてくれたのだった。
 「あ、このぬいぐるみはお守りです。その時が来たら枕元においてください!絶対ですよ!」
と、紙袋を渡された。中身は鳥のぬいぐるみと謎の薬、薬、薬、ローション、音無・力の1号、
技の2号と書かれた大人のおもちゃ。不気味だったのであずさは袋のままベッドのわきに置いておいたが。

 ぼんやりしていると、いつの間に目が覚めたのか真の青い目があずさを見つめていた。
 真ちゃん、と名前を呼びながら優しく抱きしめると真からも抱きしめ返される。服に隔たれる
ことのないすべすべとした肌の感触と、火照り気味の体温が気持ちいい。
 「うあ…なんだかきもちいいですね。こうやって裸でぎゅーってするだけでも」
余りの心地よさに思わずつぶやく。真は同性同士でこのような関係を持つのは罪だと思っていたが、
あずさとの時間を過ごすことでそれは先入観だったのだと思い知らされた。それでも裸で彼女に触
れられたり色々…はまだまだ恥ずかしい。そうださっきまであずささんに体中…うう。
 数時間前のことを今は忘れようと、頬を真っ赤に染めて真はあずさに口づけた。


 「ぴょ!声しか聞こえないわよ!これ不良品なんじゃないんですか!!だけど声だけでご飯三杯いけるわ!!」
 紙袋に入れられたままの鳥のぬいぐるみは真っ暗な映像と不明瞭な音声を小鳥の元へ届けていたのだった。

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