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私は、必要とされている。

だが、私に必要な人はいない……まだ。



私、四条貴音は765プロに所属するアイドルです。

元々は961プロでアイドルをしていたのですが、諸般の事情が有り765プロに移りました。


私の事を必要としてくれる人が沢山いたのは嬉しかったのですが、

私が必要と思う人はまだいないのです。


え? プロデューサーですか?

いえ、私の求めているのはお互いがお互いを必要としている関係なのです。

一方的な物ではそれは単なる押し売りです。

黒井殿と私の関係がそのような物だったと私も思っています。



ロッカールームで溜息をつきながら、着替えをしていると私に話し掛けてきた人がいました。


「あら、貴音ちゃん。お疲れ様」


三浦あずさ。

765プロ所属アイドルの中では最年長で、

周りのふいんき(変換できません、何故でしょう?)を良くしている方です。


「三浦あずさ、お疲れ様です」

「んもう、貴音ちゃんはまだ表情が硬いわ。それに、フルネームで呼ばなくてもいいのよ?」

「は……、では……あずさ殿、でよろしいでしょうか?」

「ん〜、まだ硬いけど、さっきよりはいいわね」

「どうも、ありがとうございます」


いったい、彼女は何の用なのでしょう?


「あのあずさ殿、何か私に用なのでしょうか?」

「え? ああ、そうそう。すっかり忘れていたわ」


……忘れていた……って……。

本当は用など無いのではないのでしょうか?


「実は、プロデューサーさんが『貴音は気負い過ぎている』って言っていたので、
 ちょっとお姉さんがほぐしてあげようかなぁ……って」

「そ、それはありがとうございます……ですが、具体的にはどういう方法でほぐすのですか?」

「そ・れ・は・ね」


突然、両手首を掴まれました。

そして、私の顔にあずさ殿の顔が近づいて……。





ガチャ





「「え?」」

「わ、私何も見てないわよっ!?」


伊織……?


「あぁん、待って伊織ちゃん!」

「私は何も見てないって言ってんでしょ!!?」



伊織がロッカー室に入ってきて、いきなり出ていって

あずさ殿が伊織を追いかけていきました……。


けれど、何だったのでしょう……?


あの感情は……



あの感情は……

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