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似ていても胸のサイズが違う2人の愛憎溢れるドロドロもの。
*  *  *
「・・・」
 チャプン!
「どうしたの?」
絵理が身体を洗っているこっちをずっと見ているのに気がつき、私は声をかけた。

「・・・いいな(CV:花澤香菜)」
「え?(CV:今井麻美)」
「…千早さんって胸が小さくていいですね。」
「・・・くっ…い、今なんて…言ったのかな・・・」
気にしていることをつかれて私の手が震えた。最後の自制心でそれを抑え落ち着いて話す。

「…私も千早さんみたいな胸だったらよかったのに…」
「??」
「私…小学校4〜5年の頃から胸だけどんどん大きくなっちゃって、そのせいでクラスの男子によくからかわれたんです。
 …それとこのせいで体育の授業もきつくてやりたくなかったし、保険の先生に相談してブラジャーをつけること進められたけど、
 他は細いせいでサイズがあうのが売ってなくて・・・中学に入った頃からは下着だけじゃなく他の服も既製品は1サイズ上の
 ブカブカのでないとあわなくなってきたし…あと寝る時も横向かないと苦しいし…。」

「・・・それもそれで大変よね。ちょっと触っていい?」
そういいながら絵理の胸を軽く持ちあげてみる。
(・・・重っ・・・)
これだと彼女の細い体格だとかなり肩に負担がかかりそうだ。
「お風呂に入っている間だけは…浮力で楽なんです。 出たくないけどそうもいかないし。」
「・・・そっか。 なんとかしてあげたいけどね・・・いっそ切っちゃうとか。」

私は絵理の乳を強く握ると、反対の手でカミソリをつかんだ。

「嫌ヤァーーッ!!」


突然絵理が悲鳴を上げ、細い体のどこにこんな力があるのかと思うほど強く私を突きとばして飛び出して行った。

「痛タタタ・・・」
突き飛ばされてタイルの上に転倒した私はしばらく起き上がれなかった。

しばらくして痛みが和らいだので私は起き上がってカミソリを拾い直し、毛を少し剃った後、
先程絵理がなぜああも暴れ出したのか気がついた。
(胸をそがれるとでも思ったのかしら?)
自分は真から聞いた、整形手術で外国のアスリートが胸を小さくした話を思い出しただけなのだが。
でも、彼女のさわり心地よい胸を小さくしてしまうのはちょっと惜しい気がした。

そう思いながらふと鏡を見ると、自分の胸がいつもより大きく見えた。

「…私なんか死んじゃったのに。(CV:清水香里)」

鏡の中の自分が語りかけてきた・・・そして尋常ではない力でわたしを鏡の中に引きずり込んでいく…
「誰?!」
「私はあなた あなたは私…」

引きずり込まれた鏡の方を見ると、怯えた絵理があずささんを連れて風呂場に戻ってきたのが見えた。
もう一人の私もそっちを見てつぶやいた。
「…そっちじゃ、姉さんと私は姉妹じゃないんだってね…」

彼女は悲しそうな眼をした後、こちらに向き直った。

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