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「高槻さん、明けましておめでとう」
「千早さん、あけましておめでとうございまーす」
私とやよいは今、私の家にいる
元日は高槻家で過ごす予定だったのだけど、彼女の母親に寝ている彼女ごと追い出された
今思えば、あれはあの人からのお年玉だったのだろう
私とやよいがどんな関係なのか気付いている感じだったし…
追い出された私はやよいをおぶって自分の家に帰った、というわけだ

「それにしても困ったわね。元日はあなたの家で過ごす予定だったから
何も買っていないわ」
「じゃあ、初詣にいきましょう。屋台とかあると思いますし」
「そうね、いきましょうか」

神社は人で溢れ帰っていた。油断したらあっという間にはぐれてしまうだろう
「高槻さん、はぐれないでね」
「大丈夫です。絶対はぐれません」
と、彼女は私の腕にしっかりと腕を絡めた

無事参拝を終えて、私達はおみくじを引くことにした
「私は中吉でした〜。千早さんはどうでしたか?」
「私は…、大吉ね」
くじには『願望:叶フ』と書いてあった
(信じて、いいのよね…)
神社の近くにある店でご飯を食べているときに、思い切って彼女に聞いてみた
「ねぇ、『やよい』。あなたはこのあとどうするの?」
彼女は名前で呼ばれた意味を悟ったのだろう。顔を紅潮させながら答えた
「わ、私は、あの…、千早さんの家に…行きたい…です…」

「本当にいいのね?」
「イブの夜、千早さんと『プレゼント交換』したときに自分で言ったことですから。
『私が欲しくなったら名前で呼んでください』って…」
「やよい…」
「ん…」
私は彼女にキスをし、そのままベッドにゆっくりと押し倒した
ちゅ…ちゅぷ…くちゅ…
5分ほど濃厚なキスを交わし顔を離した。糸を引いた唾液がテラテラと光っている
「やよい、脱がすわね…」
「はい、千早さん…」
私は彼女の服に手を掛けた…


初詣のとき、私は3つ願い事をした。彼女は1つだけ願い事をしたらしい
1つめの願いは無事叶った
2つめの願いも、叶った。いや、叶ってしまった
2つめと3つめの願い事はほぼ真逆の願いだ。3つめが叶うのはとても難しいだろう
だから私は、遠く離れて暮らしている彼女のたった1つの願いに掛けることにした
『大好きな千早さんの願い事が全部叶いますように』という願いに…

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