最終更新:ID:Fk4EbDUIQA 2009年01月15日(木) 08:59:42履歴
「高槻さん、明けましておめでとう」
「千早さん、あけましておめでとうございまーす」
私とやよいは今、私の家にいる
元日は高槻家で過ごす予定だったのだけど、彼女の母親に寝ている彼女ごと追い出された
今思えば、あれはあの人からのお年玉だったのだろう
私とやよいがどんな関係なのか気付いている感じだったし…
追い出された私はやよいをおぶって自分の家に帰った、というわけだ
「それにしても困ったわね。元日はあなたの家で過ごす予定だったから
何も買っていないわ」
「じゃあ、初詣にいきましょう。屋台とかあると思いますし」
「そうね、いきましょうか」
神社は人で溢れ帰っていた。油断したらあっという間にはぐれてしまうだろう
「高槻さん、はぐれないでね」
「大丈夫です。絶対はぐれません」
と、彼女は私の腕にしっかりと腕を絡めた
無事参拝を終えて、私達はおみくじを引くことにした
「私は中吉でした〜。千早さんはどうでしたか?」
「私は…、大吉ね」
くじには『願望:叶フ』と書いてあった
(信じて、いいのよね…)
神社の近くにある店でご飯を食べているときに、思い切って彼女に聞いてみた
「ねぇ、『やよい』。あなたはこのあとどうするの?」
彼女は名前で呼ばれた意味を悟ったのだろう。顔を紅潮させながら答えた
「わ、私は、あの…、千早さんの家に…行きたい…です…」
「本当にいいのね?」
「イブの夜、千早さんと『プレゼント交換』したときに自分で言ったことですから。
『私が欲しくなったら名前で呼んでください』って…」
「やよい…」
「ん…」
私は彼女にキスをし、そのままベッドにゆっくりと押し倒した
ちゅ…ちゅぷ…くちゅ…
5分ほど濃厚なキスを交わし顔を離した。糸を引いた唾液がテラテラと光っている
「やよい、脱がすわね…」
「はい、千早さん…」
私は彼女の服に手を掛けた…
初詣のとき、私は3つ願い事をした。彼女は1つだけ願い事をしたらしい
1つめの願いは無事叶った
2つめの願いも、叶った。いや、叶ってしまった
2つめと3つめの願い事はほぼ真逆の願いだ。3つめが叶うのはとても難しいだろう
だから私は、遠く離れて暮らしている彼女のたった1つの願いに掛けることにした
『大好きな千早さんの願い事が全部叶いますように』という願いに…
「千早さん、あけましておめでとうございまーす」
私とやよいは今、私の家にいる
元日は高槻家で過ごす予定だったのだけど、彼女の母親に寝ている彼女ごと追い出された
今思えば、あれはあの人からのお年玉だったのだろう
私とやよいがどんな関係なのか気付いている感じだったし…
追い出された私はやよいをおぶって自分の家に帰った、というわけだ
「それにしても困ったわね。元日はあなたの家で過ごす予定だったから
何も買っていないわ」
「じゃあ、初詣にいきましょう。屋台とかあると思いますし」
「そうね、いきましょうか」
神社は人で溢れ帰っていた。油断したらあっという間にはぐれてしまうだろう
「高槻さん、はぐれないでね」
「大丈夫です。絶対はぐれません」
と、彼女は私の腕にしっかりと腕を絡めた
無事参拝を終えて、私達はおみくじを引くことにした
「私は中吉でした〜。千早さんはどうでしたか?」
「私は…、大吉ね」
くじには『願望:叶フ』と書いてあった
(信じて、いいのよね…)
神社の近くにある店でご飯を食べているときに、思い切って彼女に聞いてみた
「ねぇ、『やよい』。あなたはこのあとどうするの?」
彼女は名前で呼ばれた意味を悟ったのだろう。顔を紅潮させながら答えた
「わ、私は、あの…、千早さんの家に…行きたい…です…」
「本当にいいのね?」
「イブの夜、千早さんと『プレゼント交換』したときに自分で言ったことですから。
『私が欲しくなったら名前で呼んでください』って…」
「やよい…」
「ん…」
私は彼女にキスをし、そのままベッドにゆっくりと押し倒した
ちゅ…ちゅぷ…くちゅ…
5分ほど濃厚なキスを交わし顔を離した。糸を引いた唾液がテラテラと光っている
「やよい、脱がすわね…」
「はい、千早さん…」
私は彼女の服に手を掛けた…
初詣のとき、私は3つ願い事をした。彼女は1つだけ願い事をしたらしい
1つめの願いは無事叶った
2つめの願いも、叶った。いや、叶ってしまった
2つめと3つめの願い事はほぼ真逆の願いだ。3つめが叶うのはとても難しいだろう
だから私は、遠く離れて暮らしている彼女のたった1つの願いに掛けることにした
『大好きな千早さんの願い事が全部叶いますように』という願いに…
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