英国海軍
英国海軍の草創期であるエリザベス朝期には常設の海軍というものがなく、民間船に貴族中心の戦闘指揮要員を乗り込ませていました。また大規模な海戦では海賊出身のドレイクに提督を任せ、イスパニア無敵艦隊に勝利しています。
当時は、戦闘における白兵戦の割合が高かったせいもあり、船の運行やメンテナンスに関わる生粋の船員と、指揮を執る戦闘要員が別々に存在していました。この２つの系統が統合された形で18-9世紀の海軍の階級というのは出来上がっていました。
英国全艦隊は、赤、白、青、三色の軍艦旗で、赤色艦隊、白色艦隊、青色艦隊に区分され、それぞれを一単位の艦隊として、本国周辺の防衛、フランス沿岸の封鎖、地中海、植民地の多いカリブ海、フランスから戦い取ったカナダ沿岸などに配備し、さらにそれぞれを数個の小艦隊に分けて、各主要海域に派遣していました。そのために艦艇の数は数千艦にもおよび、海軍将兵の数は数十万人に達しました。これをロンドンの海軍本部（Admiralty）が統括していました。
将兵の階級･職種
艦艇解説
2007年09月02日(日) 18:24:35 Modified by ID:NcTUFLp3iQ