【魔法とメティス】

  • 奇跡も魔法もあるんだよ、なふわっとファンタジーな世界ですが、大きく分けて『魔法』と『メティス』という二つの異能があります。
  • 『魔法』は汎用的な学問的体系、『メティス』は個人依存の一芸特化な超能力と思ってください。
  • 魔法を使う人を『魔法使い』、メティスを使う人を『メティスパサー』と呼びます。
  • 『魔法』を使う才能は、稀に突然変異的に出現することもありますが、基本遺伝します。
    対して『メティス』は家系依存性は多少あるようですが、ひょっこり発現します。
  • 『魔法』と『メティス』は排他的です。体の同一回路が違う風に発現しているので【どちらも使える人はおりません】。
  • 企業的には万人向けな『魔法』が好まれるようです。『メティス』は換えが効きませんので。
  • 現状はメティスパサーの方が多いようです。ですが遺伝と突然変異のみではいつかこの関係は覆るでしょう

魔法

『隠匿派』と『急進派』
  • その性質上富裕層が多い魔法使いですが、『隠匿派』と『急進派』に分かれます。
  • 『隠匿派』は現在の主流派で『神秘は秘するもの』とする派。
    家ごとに魔法を伝え、秘匿することで優位性を維持しています。
  • 社会的にも優遇されるので自然なことですね。このため『隠匿派』は特に富裕な家が多いです。
  • 反対に『急進派』は『学問とは明かされるもの』とする派。
    各家の魔法を持ち寄って学問的に昇華・発展を目指す派閥ですね。
  • 研究者気質とも言えます。あるいは下級から下克上を狙っている者もいるかもしれません。
魔法使いの『名家』
  • 万年頭取の『土御門』家、政治家一族の『食蜂』家、最も古き魔法使い『玉虫』家などが名家として挙げられます。
  • 基本は隠匿派、どうやらこの三家は子弟子女が方舟学園に通っているようです。
  • これら以外にも多くの家が存在し、経済力・政治力を背景に隠然とした派閥を形成しています。
『魔法の七宝』
  • 『原初の玉虫』 『橋姫の食蜂』『開明の土御門』『執行の夜神』『天秤の薙切』『渡守の遠坂』『結実の沙条』を総しての呼称。
  • 黎明期に特に力を振るった七家のようです。今は『玉虫以外は形骸化してる』らしいですが、それでも頭一つ抜けた名家のよう。
  • なお『結実の沙条』は【断絶しています】。その【独占していた魔法体系『召喚』とともに】
『紅魔族』
  • 『隠匿派』・『急進派』どちらにも所属しない有力魔法使いの家系です。
  • だいたい当時の長めぐみんと、その辣腕な夫のせいでおかげ。
  • 財政的にも裕福ですが、その分なんというか仲間はずれ感が強い家系でもあります。
  • 仲間はずれのホントの理由は『触れるな危険:アイツ等思考回路の中枢が浪漫回路だ』だけどな!

メティス

『メティスネーム』
  • 発現者固有の能力であるメティスは、それぞれオンリーワンな名前『メティスネーム』を持ちます。
  • この『メティスネーム』ですが、『自ずとそれに合った名前が浮かんでくるモノ』です。
  • 名は体を表すの通り、大まかな方向性などが想像できるネームが大半です。
  • メティスが日常な環境なら積極的に開示、そうでない一般的な環境なら秘匿されやすい情報でもあります。
  • 想像してみてください、『マーメイド(水中活動の強化)』と『タイダルウェイブ(津波)』、どっちも『水を操る能力』って説明できますよね?
『MWI値』
  • Metis Wave Intensity rate (メティス波強度指数)。あるいは単にメティス値ともいいます。要は超能力の強度です。
  • 一般的なメティスパサーの強さは60〜80。100を超えれば優等生、150とかいけばエリートの域です。
    ……まぁ300とか400オーバーの天才もいるようですが。
  • こちらはメティスネームとは異なり、普通にオープンにすることが多い情報です。
  • なおこの強度指数、開発者のメティス強度を基準値100と置いております。……自己顕示欲強いっすね。
【真相】
  • 【Magic World Intervention】rate、即ち【魔法世界介入深度】
  • 異世界の理であるメティスにどれだけ”汚染されているか”の尺度である
『テンプレート』
  • メティスの決まった使用法に名前を付けておき、イメージしやすくする技術です。
  • この結果、精神疲労も少なくすんだりするので使い勝手が良くなります。
  • 要はマクロを組むみたいなもんです。次回からスイッチぽちー。
『メティス・セカンド』
  • 一部の極まったメティスパサーが発現させる、メティスの進化形態です。
  • 原理不明、発生機序不明、事例もこれまでの全世界の歴史で100名いるかいないかという稀少能力です。
  • もとの能力の性質は残しつつ、ぶっとんだ効果を持つものが大半といわれています。
  • スタンド型はセカンドの中では最も良くある型です。
『ゼロシフト』
  • メティスの不完全顕現状態のことを指す用語。
  • 通常メティスは使用者の手足に等しく、不完全顕現などはありえませんが、
    精神的な抑圧を受けて違う形で顕現することがあります。
  • やらない夫の『マリオネッター』などがこれにあたります。非常に珍しい状態です。
『葛葉』におけるメティスおよびメティス・セカンドの定義
  • メティスはそれ自体が『何かしらの力の総体的なモノから個々人が引き出して』いる力。
  • メティス・セカンド保有者は『より自分らしく力を引き出せる者』。
  • 初代より言伝曰く【葛葉はセカンドを目指してはならない】【眠る世界を揺り動かしてはならない】。
  • 【起きた世界の端末は極まらず至った者達を侵食する】。
  • 【色素合計が100%でないメティス・セカンドはI.Aに呑まれます】。

【魔法工学】

  • 世界の変革にともない出現した新たなエネルギー、魔力を原動力とした製品。
  • 電気に代表される科学的力量とはことなり、単一のエネルギーで種々の用途に対応できるのが強みです。
  • ただまだまだ未発達の学問であり、特にエネルギーの貯蔵と出入に難があります。
  • 具体的には「用途は単三電池が合うような魔導具に車のバッテリーほどの容器が必要となる」ぐらい。
  • おかげで現在は魔法使いの魔力と直に連動させた魔法使い専用魔具が主流という本末転倒な事態になっています。

【教えて!方舟学園!】

本学は世界をかえた新たな力、魔法とメティスの発展と新世代をになう若き人材を育成することを目的に設立された国立教育機関です。
本学では魔法学、メティス学教育へ力を注ぐとともに、社会への架け橋たる魔法工学にふさわしい専門的な設備を備えています。
また自由な発想を応援するため普通科をあわせて創設し、社会に貢献する教育をモットーに日々生徒達と取り組んでいます。
奨学金制度や寮制度も充実しており、物心両面にて皆様をサポートします。集え、若者!
                                       (方舟学園 入学者募集パンフレットより抜粋)

『セブン』

  • 【今代の一位から選ばれた七人】であり【次期生徒会会長の候補者達】の総称。
  • どんなものでもよいので【一位】であること。それがセブンの条件です。
  • なお選定は学園長による独断で行われます。なので基準は不明。
  • またセブンは各分野のエキスパートでもありますので、『生徒代表たちの互助会』として依頼で動くお助け組としての役割も担っています。
  • そうして顔を売って、年度末の『生徒会長選挙』に勝利するのが流れとなります。

『メンバー』

  • セブンの協力者、その中でもそのセブンが生徒会長に就任した時『生徒会メンバーとなる約束』をした者です。
  • メンバーは【セブンの内一人に対してしかなれません】。
  • またセブン同士でもメンバーになることができます。
  • メンバーはセブンじゃなくてもメンバーだけで依頼が受けれたり、特典があります。
  • メンバーは『副会長』、『書記』、『会計』、『議長』、『庶務』と、『会長』であるセブンの『六名』が基本となり、
    これ以上は【特殊な例以外で認められません】。
  • ちなみにその特例が『監査』。これは他の【セブン】でかつ【一名】限定です。
    枠が埋まってるときに同盟するための例外ですね。

『生徒会長』

  • 『セブン』のため常任の生徒会長は存在しません。【セブンに相当する人間がいない場合生徒会は無し】となるからです。
  • なので『何年かに一回しか生徒会は出来ません』。それゆえ方舟学園の生徒会長は大きな実績となります。
  • また生徒会長に就任した場合、特典として返済無用の奨学金と個人の研究費が学校から支給されます。
  • 加えて学園方針への介入を『無条件で承認』させる強い権限を持ちます。
    これまでの実績では、現行の奨学金制度、魔法工学科の導入、小鍛治先生の招聘、前学園長の辞任等が挙げられます。
  • なお前回生徒会が選任されたのは5年前とのこと。

『執行部』

  • 生徒会が組織されない年度の学園管理のための委員会です。
  • 立候補者達による委員会であり、会計や美化、運営を管理・指導します。
  • 目立たない地味な仕事ですが、立候補者ということもありバリバリの実務屋の集まりでもあります。

『進学組と中途組』

  • 舞台となる方舟学園は義務教育からの一貫校のため、中途での試験編入組は内部進学組と分かれてクラスが形成されます。
  • 一貫校の為に独自のカリキュラムで進めており、実質他校と比べて一年学習内容を早めています
  • 理由は勿論、早くメティスや魔法に慣れさせるため。よって中学三年でも高校予備科生と見なされ、魔法やメティスの授業を受けています
  • なので彼等にも選挙権があります、注意しましょう。
  • 混ざるのは三年になってから。習熟度の差が一年分でていますからね。

魔法使いとの『契約』

  • 正式には『パトロン制度』と呼ばれている、魔法学と魔道工学科の生徒同士で結ばれる互助関係です。
  • 現在の魔道工学では魔導電池の効率が非常に悪いため、いちいち実験で使うのは非効率で非経済的です。
  • このため魔法学科の生徒と『契約』し、魔導電池代わりになってもらうのがこの制度です。
  • 魔法学の生徒にとっても、いちいち七面倒くさい手続きを踏まずとも魔力をぶっぱして磨けるので良い機会。
  • なお魔法学の生徒にとっては「優先課外授業扱い」となるため、実験参加が何より優先されますが、
    まぁ魔法の研鑽という本義からいけば些細なことです。
  • 上記制約から一年生には避けられる傾向があります。零年生や二年生に頼むのがいいでしょう。
  • またこの契約、魔法工学科側からは複数人と可能です。魔法使い側は時間の制約で一人が限界ですが。

あ号警報

  • 箱舟学園内で発生した『大規模魔法・メティス異変警報』の意。隠すための隠語がそのまま公式用語化したもの。
  • 異変ですので通常国が出張るレベルですが、『国が出てくる前に学園で処理できるか試す』警報でもあります。
  • 通常生徒は寮に避難して閉じこもりますが、『セブンおよびその関係者での対処が図られ』ます。
  • 『直接被害がない内に』鎮火させるため、異変兆候が出た時点でかかるのがこの警報です。
  • 異変を起こせるくらい強い能力者ということでもあるのですから、『生徒の経歴に傷をつけないように』という配慮ですね。
  • ・・・・・・まぁ専門施設を名乗っている以上、学園にも体面があるというのも事実なのですが。

今までに発生したゲツマツサイ
 ウヅキゲツマツサイ:春雪
 サツキゲツマツサイ:バベル崩壊
 ミナツキゲツマツサイ:紅夢

【式色師の指輪】

  • 『人間の感情の残滓』を貯める事が出来る装身具。
  • この残滓は三原色で表象され、場の雰囲気を変えたり、自身に一時的な傾向を付与したりすることができる。
  • 詳細については『式色師の指輪』参照

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます