◆qqtckwrihのSSのまとめです。完結した作品および、新作告知、Wiki限定連載等を行っております(ハル SS Wiki)

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――――【 早朝 スターギルド 】


ザワザワ…ガヤガヤ……!!


騎士兵(う、うわっ…!) 
 
騎士兵(まだ朝8時だっていうのに、すごい人……!)

騎士兵(これが、王国で第三位と呼ばれてるギルド……!)


ワイワイ…

冒険者たち「はっはっは、前の依頼成功で、今日10万ゴールド貰ったんだぜ!」

冒険者たち「いい依頼受けたな〜。俺なんか雑魚ばっかでよぉ」

冒険者たち「今月、300万ゴールドに届きそうだぜぇっ!」

ガヤガヤ…ッ!!



 
 
 
騎士兵(け、景気のいい話だなぁ。うちなんか、300万ゴールドで資本金だっていうのに……)

騎士兵(…っと、羨ましがっててもしょうがないか)

騎士兵(見学に来たとはいえ、ここまで差がありすぎると参考にすら……)キョロキョロ


女「…っと、そこのおに〜さんっ!」

…ポンッ

騎士兵「んっ?」クルッ

女「…うん、やっぱり見ない顔だね。新入りさんか何か?」

騎士兵「へ?」

女「それとも、他の国からの流れモノ?」

騎士兵「…い、いや」

女「まぁどっちでもいいや、暇だったから話かけただけなんだけど」

 
冒険者の男「…」ピクッ




 
騎士兵(…なんだ、この娘は?)


女「…とりあえず、頑張りなよ!」

騎士兵「は、はぁ…?」

女「じゃあね〜!」クルッ

タタタタタッ……

……



騎士兵「…」

騎士兵「…なんだったんだ」


タタタッ…ポンッ

冒険者の男「…おい、アンタ。ちょっといいかい?」



 
 

 
  
騎士兵「…な、なんか話しかけられる日だな。何でしょうか?」

冒険者の男「もしかしてだが、あの女のこと…知らないだろ?」

騎士兵「さっきの女って、僕に話かけた人のことですか?」

冒険者の男「そうそう。」

騎士兵「全く知りませんが…」

冒険者の男「…ははは、やっぱりか!」

騎士兵「何でしょうか?」

冒険者の男「…今、アンタの財布は無事かな?」

騎士兵「え?」

…ゴソッ

騎士兵「…」ゴソゴソ

騎士兵「…あ、あれっ!?なくなってるっ!!」


 
 
 
冒険者の男「はっはっは、してやられたな!」

騎士兵「と、盗賊か何かですか!?」

冒険者の男「そんなところだ。新米の顔を見ると、ああやって盗んじまうのさ」

騎士兵「うそぉ…」

冒険者の男「…不憫だと思うが、これから気を付けることだな!」ハハハ!

騎士兵「こ、こんな場所でスリをされるのか…」

冒険者の男「ここのギルドは、警備兵もいないからな。やりたい放題ってわけだ」

騎士兵「第三位のギルドだっていうのに、そんな治安が悪いんですか…」


冒険者の男「"だから、第三位なのさ"」


騎士兵「!」




 
冒険者の男「ここの人の多さを見れば分かるだろうが…」

冒険者の男「実はこのギルドは賑わいだけでいえば二位に匹敵する」

冒険者の男「だが、ここは自由主義故に警備兵もいないため治安が悪い」

冒険者の男「そのため、万年三位の称号がついてるってわけさ」ハハハ


騎士兵「そういうことでしたか…」

冒険者の男「ま、いい勉強だと思って財布は諦めときな」

騎士兵「…と、ところがそうもいかないんですよねぇ」

冒険者の男「んむ?」



 
 
騎士兵(あの中に、騎士団のバッジ入れてたんだよね……)

騎士兵(盗賊の類ってことは、恐らく…盗賊の多く棲む"離れ町"へ行くはず)

騎士兵(…お金より大事なものだけは、取り戻さないとね)


冒険者の男「…どうした?」


騎士兵「あっ、情報有難うございました!」

騎士兵「それじゃ、失礼しますっ!」ペコッ

タタタタタッ……


冒険者の男「…んん?」


…………
……







 
 
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――――【 路地裏 離れ町への道 】

タタタッ……


シーフ(女)「…」


ズザザザッ……ピタッ…


シーフ「…はぁ、はぁっ!ここまでこれば、大丈夫かな」

シーフ「へへへっ、やっぱり新参者はちょろいちょろい!」

…スッ

シーフ「いい財布だね〜♪」

シーフ「ではでは、どのくらいのお金が入ってるかご開帳〜っと!」

ゴソゴソッ…




 
 
 
シーフ「…」

シーフ「…えーっと、1枚、2枚、3枚……」

シーフ「……10?」

シーフ「お、おぉ……っ!」プルプル

シーフ「10万ゴールドも入ってたぁぁっ!大当たりぃ〜〜!」

シーフ「わぁい!あいつ、金持ちだったのかなぁ…美味しいモノが食べれる!」

シーフ「…」

シーフ「……っと、まだ何か入ってる?」


ゴソッ…キランッ


シーフ「ん…?」

シーフ「何だろコレ……」





 
 
キラキラッ…

シーフ「キレイ…」

シーフ「う〜ん、国の紋章が入ったエンブレム……かな?」


「エンブレムじゃなく、バッジだよそれは」ボソッ


シーフ「えっ!?」ハッ!


ザッ…!

騎士兵「やっぱり、この道を通ってたんだね。見つけたよ」ジロッ


シーフ「えっ…!?」

騎士兵「さぁ、財布を返してもらおうかな」

シーフ「な、なな、なんで私の居場所がっ!?」

騎士兵「君は盗賊の類でしょ。離れ町へ向かってる途中だったかなって」





シーフ「…ど、どうしてそれを!」

騎士兵「…君たちには、手を焼かせられてるからね」ハァ

シーフ「え?」

騎士兵「そのエンブレム…じゃなくてバッジ。見覚えがないかな?」

シーフ「見覚えって…」チラッ

  
騎士兵「それを知らなかったら、君こそ"新参者"になるんだけど」

騎士兵「よーく、見てごらんよ」


シーフ「…」ジー

シーフ「…」ジー…

シーフ「…っ!」

シーフ「……あっ!?」ハッ!





 
騎士兵「分かった?」

シーフ「ま、まさか……!」

騎士兵「…」


シーフ「お、王国の騎士団の……!?」


騎士兵「そーいうこと。」

シーフ「う、嘘だ!そんな恰好した騎士団がいるもんか!」
 
騎士兵「ワケあって冒険者の格好してるだけだよ」ハァ

シーフ「そ、そんな…!」

騎士兵「それじゃ、返してもらえるかな?」

シーフ「…わ、私だって盗賊なりのプライドがある!これは私のだ!」

騎士兵「あのね…」



 
 
 
シーフ「…この道で、私に追いつけるもんかっ!」クルッ

ダッ…!タタタタタッ!!


騎士兵「ちょっ…!」


シーフ「ばーかばーか!!そのままそこで呆けてろ、ばーかっ!!」

タタタタッ……

………




 
 
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――――【 10分後 】

…タタタタッ

シーフ「ふんっ、私の方が脚は早いんだ!」

シーフ「迷路状になってる路地裏は、私のホーム!そう簡単にー……」


…ヌッ

騎士兵「全く、手荒なことは好きじゃないんだけどね」


シーフ「ひえぇっ!?」ビクッ!

シーフ「な、なんで私より先に…!」


騎士兵「少しだけ、痛いよ!」ブンッ!

…ビシィッ!!





 
 
シーフ「あいたぁっ!?」

ズザザッ…ドォンッ!!

シーフ「い、いったぁぁっ……!?」グスッ


トコトコ…

騎士兵「財布を返してもらえないかな」

シーフ「な、なんで私より先にこの道にいるのっ!」

騎士兵「僕だって、騎士団なんだからね。僕にとっては、この王立都市全てがホームだよ」

シーフ「…っ!」

騎士兵「…よいしょっ!」

…グイッ!

シーフ「あっ、私の財布!」




 
 
 
 
騎士兵「僕のです」

シーフ「か、返せぇっ!私のものになったんだからぁっ!」ピョンピョンッ

騎士兵「…あのね、盗ったからって自分のものにしないでくれないかな」

シーフ「うぅぅっ!返せぇっ!」

騎士兵「…はぁ、今は騎士団としての仕事をさせて貰おうかな」

シーフ「へっ?」

騎士兵「盗賊を捕まえるのも、仕事だからね」ゴゴゴ

シーフ「ちょっ、まさか…」

騎士兵「牢屋行き、かな?」ニコッ



 
 
シーフ「や…!ま、待って……!」


騎士兵「反省してもらうよ」


シーフ「ひぇぇっ!」


ゴツッ…!

…ドサッ…


…………
……

 
 
 








 
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――――【 騎士兵のギルド 】


乙女学士「…で、どうしてうちに連れてきたんです?」

騎士兵「…」


ギャーギャー!!

シーフ「縄を外して、離せぇぇっ!」

シーフ「わ、私は悪い事なんかしてないもん〜〜っ!!」


騎士兵「考えてみたら、今日は確か新人の研修日だったはずなんです」

騎士兵「新人研修は人が出払って忙しくなりますし…。」

騎士兵「かといって、逃がすのもどうかと思いまして」


乙女学士「な、なるほどです……」



 
 
 
シーフ「さ、財布は盗まれる奴が悪いんだもん!」

シーフ「凄い反省もしたから、牢屋なんかに行きたくないよぉ〜〜!」


騎士兵「うん、全く反省してないよね」

シーフ「うぅっ…」

騎士兵「夕方には落ち着くはずだし、その時に牢屋に連れて行くよ」

シーフ「い、嫌だっ!」

騎士兵「別に極刑になるわけでもなし、反省してくるといいよ」

シーフ「やだ…!な、何でもいうことを聞くから…!」

騎士兵「…」

シーフ「ね…?」ニコッ



 
 
 
騎士兵「何でもいうこと聞くなら、牢屋でしばらく反省してくることがお願いかな」ニコッ

シーフ「…オニッ!」

騎士兵「あのね…」

シーフ「ばーか、ばかぁっ!!」

騎士兵「はぁ…」


乙女学士「…こんな子が、本当に盗みを?」

騎士兵「盗賊は、老若男女で関係なく行われますからね…」

乙女学士「…まだ15、6歳ですよね」

騎士兵「…」



 
 
 
シーフ「…」

シーフ「はぁ……」

シーフ「私ってばツイてないなぁ…。まさか盗んだ人が騎士団の人だったなんてネ」


騎士兵「…悪いことは出来ないってことだよ」


シーフ「フンッ…」

シーフ「…それにしても、お兄さん、こんな場所で仕事してるの?」キョロキョロ


騎士兵「僕?」

シーフ「お兄さんって、アンタしかいないでしょ!」

騎士兵「仕事というか、まぁ…」

シーフ「ふーん…。こんな"崩れたギルド"で仕事なんか、物好きだね〜」


騎士兵「…」

騎士兵「……何?」



 
 
 
シーフ「…崩れたギルドってのがカンに障った?」

騎士兵「いや、そうじゃなくて。何でココがギルドだって知ってるのかな?」


シーフ「あははっ、そりゃ知ってるよ〜!」

シーフ「私は警備が緩いギルドに来た、新参者から盗むのが専門だったし!」


騎士兵「…ココにも来たことが?」

シーフ「1年前以上前は、ここでも盗んでたこともあったよ」

騎士兵「!」

シーフ「このギルドが問題起こして、人も減ってから来なくなっちゃったけどね」

騎士兵「…」

シーフ「お兄さん、もしかしてこのギルドの冒険者として働けって上に言われたの?」


 
 
 
騎士兵「…放っておいてくれないかな」ピクピク

シーフ「図星っ!」

騎士兵「…」


シーフ「…」

シーフ「……あっ、思い出した!」


騎士兵「ん?」


シーフ「なぁんだ、お兄さんさんもツイてないってことかな?」

騎士兵「どういうことかな」

シーフ「だって、多分…お兄さんってば、あの王族の甥っ子の後釜で、捨て駒でしょ?」

騎士兵「へっ…」



 
シーフ「あはは…。甥っ子さんってば、そのまま逃げちゃったし……」

シーフ「王様が、お兄さんに責任押し付ける気満々だって話だしね〜」


騎士兵「…待て。君が何でその"王族"の話を知ってるんだ?」


シーフ「…そりゃ、私らは色々と情報を知ってるし!」

シーフ「その中で、思い出したの!」

シーフ「あの崩れギルドに、後釜マスターが来るかもって噂があったこと!」

シーフ「今の状況で、それがお兄さんだって分かっただけだよ〜」


騎士兵「…なるほど」ハァ




 
 
シーフ「…ってなわけで、正解したご褒美に縄を外して♪」

騎士兵「却下」

シーフ「ケチッ!」


騎士兵「…」

騎士兵「…あのね、もっとまともに働けばいいじゃないか。」

騎士兵「盗みで、人に対して悪さを働いてるからこういうことになるんだよ」


シーフ「…」ピクッ


騎士兵「もっとまじめに働いてさ……」


シーフ「…どの口が言ってるんだ、ばかっ!!」


騎士兵「!」




 
 
 
シーフ「…離れ町の現状を知らないから、そんなことが言えるんだろ!!」

騎士兵「現状…?」


シーフ「華やかな王国直属の城下町と違って、私らの住む町は腐ってるんだよ!」

シーフ「人に追われ、金に追われ、治安も悪いし、何があっても見て見ぬふり…!」

シーフ「そんな世界で生き抜くためには、悪いって分かっててもそれしかなかったんだから……!」

シーフ「仕方ないんだからっ!!」


騎士兵「…」


シーフ「ずっと子供のころから家もなくて、私と同じ立場の仲間と外で過ごしてきて……」

シーフ「覚えた技っていったら盗みくらいで…っ」

シーフ「…そ、そんな離れ町の状況も知らないで、まともに働けとか…言わないでよっ!!」



 
 
 
騎士兵「…っ」

シーフ「お母さんも…お父さんも……知らないのに……」

乙女学士「…」

シーフ「…ッ」グスッ…


騎士兵「い、いや…。」

騎士兵「そういうつもりじゃなかったんだ…。ごめん……」


シーフ「うるさいっ!」


騎士兵「…現状は知ってるつもりだったんだ」

騎士兵「だけど、まさか君のような娘まで……とは……」


シーフ「…ッ」ブルッ



 
  
 
騎士兵「…」
 
騎士兵「…参った」ハァ


乙女学士「騎士兵さん?」


騎士兵「…こんな子に、傷つく一言を言うつもりなんかなかったんです」

騎士兵「だけど、僕の無知で傷をつけてしまって……」


乙女学士「…」


騎士兵「……仕方ない」


シーフ「…」





騎士兵「えーと、君の名前は……」


シーフ「シーフ。」


騎士兵「…そうか。」

騎士兵「シーフ、本当にすまない。」

騎士兵「本当はこういうことはダメなんだけど、今回は僕の言葉と相殺にしようと思う」

騎士兵(…一人の少女の盗賊くらいなら、大罪なワケじゃないし、いいよね)


シーフ「…え?」


騎士兵「…ああいうことは、しないようにね」

騎士兵「ほら、縄を外してあげるよ」

ゴソゴソ…シュルッ


シーフ「…いいの?」

騎士兵「今回だけだからね。次やったら、今度こそ牢屋行きだ」

シーフ「…」コクン

騎士兵「じゃあ、仲間のところに戻るといいよ」

シーフ「…うん」クルッ

タタタタッ……


騎士兵「…」

乙女学士「…」


タタタッ…ピタッ

シーフ「…」



 
 
 
騎士兵「…どうしたの?」

乙女学士「…シーフさん?」


シーフ「…」

シーフ「…にひひ」ニヤッ


騎士兵「なにかな、その不敵な笑みは」


シーフ「…これだけは返してほしいんでしょ!」ポイッ


騎士兵「ん…」パシッ!

騎士兵「…」

騎士兵「…えっ」

騎士兵「……な、なんだって?」ピクピク


 
 
 
シーフ「そのバッジだけは返しとくからね!」スッ

ペラペラッ…

シーフ「この10万ゴールドは、私のものだから貰っておくよっ!」


騎士兵「ぼ、僕の財布をいつの間に!」


シーフ「私の適当な話に騙されて、ばーーーかっ!」

シーフ「家族はいるし、家もあるっての!」

シーフ「じゃあねっ!」ダッ!

タタタタッ、ガチャッ…バタンッ!!


騎士兵「あ、あいつ……!」

騎士兵「はぁ…」


 
 
 
乙女学士「あらら……」

騎士兵「まぁ、バッジだけあればいいですけどね…」

乙女学士「大事なものだけは返す気持ち、伝わったのかもしれませんね」


騎士兵「しかし、あの状況から盗むとは……」

騎士兵「…それに、まんまとウソに騙されて逃がしてしまうなんて」ハァ


乙女学士「…ウソじゃないでしょうね」

騎士兵「えっ?」


乙女学士「一瞬見せた涙、アレは本物だったと思います」

乙女学士「きっと、強気に見せたかったんですよ」


騎士兵「…」



 
 
乙女学士「…捕まえにいきますか?」

騎士兵「いや、いいですよ。涙が本物なら、10万くらい…安いもんです」

乙女学士「…そうですか」
 
騎士兵「…」

乙女学士「…えっと、それじゃこれからどうしますか?」

騎士兵「これから…?」

乙女学士「先ほどまで、どこかへお出かけになっていたんですよね?」


騎士兵「あっ、そ、そうでした!」

騎士兵「……実は、第三位ギルドに見学に行ってたんですが」

騎士兵「結局、あんなことがあって勉強にならずに戻ってきちゃいまして…」




 
乙女学士「あらら…」

騎士兵「ちょっと改めて見学に行ってきますね」

乙女学士「わかりました」


騎士兵(…)

騎士兵(……王国の繁栄の裏にある、犠牲の町の子供たち、か)

騎士兵(光と影ってよく言うけど、まさかに影の世界なんだよね……)

騎士兵(僕一人の力じゃどうにもならないし…)

騎士兵(…)

騎士兵(せめて、知り合ったあの子だけでもどうにかしてやるべきだったのかな)

騎士兵(……偽善な気持ちかもしれないけどね)


…………
……



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