最終更新: naminagares 2015年05月03日(日) 10:22:49履歴
ファンタジー漫画レビュー
このページは、qqtckwRih.が読んできた(もしくは読んでいる)漫画を辛口でレビューします。
スコアは5点満点ですが、厳しめの評価と独自の観点から見た点数とレビューなので、
お好きな作品がボロボロに書かれていることを前提とております故、閲覧にはご注意ください。
(※あらすじはWikiを抜粋しております)
【 最新更新項目 】
【 あらすじ 】
物語の舞台は現代のイギリス。
生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、
不幸と孤独にまみれて生きてきた日本人のチセこと羽鳥智世は、自暴自棄となり謎の男が薦めるままイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」として身を委ねる。
その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに500万ポンド(約8億5千万円)で落札される。
エリアスは自らを「魔法使い」と名乗り、チセを自分の弟子にし、ゆくゆくはお嫁さんにするつもりであると告げて家に連れ帰る。
戸惑うチセであったが徐々に魔法に満ちたエリアスとの生活に慣れ、多くの出会いを経て心の傷を癒されていき、
同時に知られざる魔法使いの世界にも触れていく。
チセが出会う人々がチセを見るたび口にする「夜の愛し仔」(スレイ・ベガ)とは何なのか、エリアスが抱えている秘密とは何か。
チセとエリアスはお互いに少しずつ秘密を明かしあいながら距離を縮めていくのだった。
<スコア>
2.5点/5点
バトルシーンや、流血表現などもあるが、今のところは女の子と不思議な主人公の物語。
いわゆる「クエスト」の冒険活劇というパートと、自宅パートの2つがあり、読みやすい。
絵も可愛らしく、登場人物それぞれに特徴があり、サブキャラクターが引き立っているのも良い。
最初の展開が分かりづらく、何がどうしたのかな?というのが第一回で、突然「●●が発生した」という突拍子のないような展開が続く。
これは主人公の過去や、主人公自体がどういう存在なのか不明というところきているものだろうが、いち読者としては「出た出た、突然展開」という在り来たかなとも印象づく。
「どういう物語なのか」という考察者向けで、万人に受け入れられる漫画ではないかなというところ。
【 あらすじ 】
帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、殺し屋集団「ナイトレイド」の一員である赤目の少女・アカメと出会う。
そして仲間達と共に、腐敗した帝国に立ち向かう。中世的かつSF的なダークアクションファンタジー。
<スコア>
3点/5点
いわゆる可愛らしい女子、闇の集団、正義の集団、王国、魔法、宝具、王道中の王道作品。
更に、出てくるキャラクターがほとんど死んでしまうという内容で、暴力シーンを女子男子問わず、年齢も問わずに出てくるという人によっては嫌悪感で二度と見たくない作品ではないかと思う。
しかし、今までこのような作品がなかったこと(あったにはあったが、表には出なかった)もあり、更にこれがアニメーションになったというのだから驚き。
絵は無論、ストーリーもファンタジーの王道展開ということで3点。
拷問シーンだけでなく、年齢の問わない女子への乱暴シーン、殺害シーンも多い。
これはいいところにもあるが、人を選ぶので悪いところにも記載。
また、悪いところとして「各シーンが中途半端」というのが残念。
行為そのものを描かず、飛ばしたうえで「こういうことがあった」というもので、残虐シーンを描きたいならそのまま書けといいたい。
また、その後の展開が予想しやすく、「やっぱりな」という点が多いのも減点対象。
【 あらすじ 】
大陸公路の中心で栄華を極めた国家、パルス王国。王太子アルスラーンは、
武勇に優れた父・国王アンドラゴラス三世からは疎まれ、美貌の母・王妃タハミーネからは無関心に扱われつつも、大将軍ヴァフリーズ、万騎長キシュワード、ダリューンとは親交を持ち得ていた。
14歳になったアルスラーンは侵略してきたルシタニアとの戦争で初陣を飾る。
しかし、不可解な霧の発生やパルス万騎長カーラーンの裏切りに遭ってパルス軍は総崩れし、多くの万騎長が戦死。
ルシタニア軍は王都エクバターナも陥落。無能なルシタニア王イノケンティス七世はパルス王妃タハミーネを見染め、自らの妃にしようとする。そんな中、カーラーンは軍を率いてアルスラーン討伐に乗り出し……。
<スコア>
2.3点/5点
主人公は弱気だが正義感のある王子で、少しずつ成長し、仲間とともに復興していくというストーリーは、王道として一貫性があり面白みを増している。
また、全体的に男色が強く出ている作品で、中世時代の戦いを描く作品としては「熱い」展開が多い。
軍師たる登場人物による考察点も含め、レベルが高いリアルファンタジー作品。
1巻、2巻に基本的な部分(根本部分)を描ききっているせいか、序盤に全てを把握しないと、後半を読んでも「こんな展開だったんだっけか」となってしまうのが残念。
単純に、読むのに疲れる作品。
「鋼の錬金術師の作者だから、二度三度読んでようやく分かる伏線とかもあるんだろう」と読むと、予想外に疲れてしまい、心に大打撃するので注意。
とにかく、作者のイメージが強い以上、ここまで難易度の高い作品に挑戦しなくてもよかったのではないかなーと思う。
鋼の錬金術師、銀の匙が万人向けだったため、それのイメージがついたまま読むのはオススメしない。
自分には合わないので2.3点だが、リアルファンタジーで考察が好きな読者にとっては最高の作品ではないかと思う。
……追記、漫画化するなら、もっと長いスパンで描く作品にすればよかったのではないかと……。
【 あらすじ 】
舞台は現代の日本。普通の高校生として生活していた永井圭は、ある日トラックに轢かれ一度は死亡してしまうが、生き返る。
実は、圭は人ならざる存在・亜人であった。日本では極秘に亜人に対して非人道的な実験を行っていた。
圭は人間による苛烈な差別や亜人コミュニティの過酷な洗礼をうけながらも生きる術を探していく。
<スコア>
1.8点/5点
亜人という人ならざるものが覚醒した者たちは、人から迫害される存在となり、それが怒りで亜人たちは人々へ危害を与えていた。
しかし、そんな中で正義に目覚めた主人公のストーリーで、王道と呼べる正義的なストーリーである点に加え、亜人ではない普通の人間の友人や、悪者側との違いがハッキリしており、
痛々しいシーンもしっかりと描くという点でマル。
スピード感もあり、分かりやすいストーリーで読者を引き込みが上手い。
お世辞にも総合的に「レベルが高い」とも言えず、話題になるほどではないという作品だと思う。
一度読めばおなかいっぱいで、二度目は読まなくていいやとなってしまっている。
亜人という能力の中、葛藤する主人公や悪人側をより際立たせるつもりで色々書いたのだろうが、それが逆に「悪のほうが正義だろ…」という内容になっており、根本的に欠如したストーリーと思う。
オススメはしない。
【 あらすじ 】
「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が、様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく物語。
時代背景は作者曰く「鎖国を続けた日本」もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」で、登場人物は(主人公のギンコを除いて)和装をしており、風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。また、物語の語り方として必ず人物の回想を用いる点も特徴的であり、ギンコが行動する時間や行動範囲に収まらず、伝聞による時間・世界も描かれている。
<スコア>
3.5点/5点
普段起こる何げないことをモチーフに(雪の日に音が静かになるのは、蟲のせいだ。)しており、冒険的な展開もある。
独特の雰囲気が織り成す世界観の前に、読者は「今度はどんな展開なんだろう」とワクワクすることだろう。
作者の不可思議な絵や、ホラーチックでどこか寂しげ、だけど幸せ、しかしやっぱり寂しい。
そんな印象が次々と広がり、まるで自分が物語の一部のように溶け込んでいく作品となっている。
物語の1話完結型(上下や長編となることもあるが)で、サクサク読めるのもマル。
題名は有名だと思うが、アニメの出来が非常に良く、漫画よりアニメ!という典型的な作品。
漫画自体はつまらないわけではないが、アニメ入りだとどうしても漫画が「紙芝居」のようで読みづらくなっている。
(実際、「蟲」が不思議な音と不気味だが美しい動きは漫画では表現できていない)
また、漫画もアニメもどちらも「独特な雰囲気」という個性が非常に強く、
例えば少女マンガを毛嫌いする人と、萌えマンガを毛嫌いする人がいる感じに近い。
更に、日本昔話のような静かなシーンが続くため、入りで「あ、ダメだ」という人も多いと思われる。
個人的には4点だが、題名とアニメの強さにおされて3.5です。
このページは、qqtckwRih.が読んできた(もしくは読んでいる)漫画を辛口でレビューします。
スコアは5点満点ですが、厳しめの評価と独自の観点から見た点数とレビューなので、
お好きな作品がボロボロに書かれていることを前提とております故、閲覧にはご注意ください。
(※あらすじはWikiを抜粋しております)
【 最新更新項目 】
- 5月3日:ファンタジー漫画レビュー追加
- 5月3日:魔法使いの嫁、アカメが斬る、アルスラーン戦記、蟲師、亜人 を追加
【 あらすじ 】
物語の舞台は現代のイギリス。
生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、
不幸と孤独にまみれて生きてきた日本人のチセこと羽鳥智世は、自暴自棄となり謎の男が薦めるままイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」として身を委ねる。
その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに500万ポンド(約8億5千万円)で落札される。
エリアスは自らを「魔法使い」と名乗り、チセを自分の弟子にし、ゆくゆくはお嫁さんにするつもりであると告げて家に連れ帰る。
戸惑うチセであったが徐々に魔法に満ちたエリアスとの生活に慣れ、多くの出会いを経て心の傷を癒されていき、
同時に知られざる魔法使いの世界にも触れていく。
チセが出会う人々がチセを見るたび口にする「夜の愛し仔」(スレイ・ベガ)とは何なのか、エリアスが抱えている秘密とは何か。
チセとエリアスはお互いに少しずつ秘密を明かしあいながら距離を縮めていくのだった。
<スコア>
2.5点/5点
- 【 いいところ 】
バトルシーンや、流血表現などもあるが、今のところは女の子と不思議な主人公の物語。
いわゆる「クエスト」の冒険活劇というパートと、自宅パートの2つがあり、読みやすい。
絵も可愛らしく、登場人物それぞれに特徴があり、サブキャラクターが引き立っているのも良い。
- 【 悪いところ 】
最初の展開が分かりづらく、何がどうしたのかな?というのが第一回で、突然「●●が発生した」という突拍子のないような展開が続く。
これは主人公の過去や、主人公自体がどういう存在なのか不明というところきているものだろうが、いち読者としては「出た出た、突然展開」という在り来たかなとも印象づく。
「どういう物語なのか」という考察者向けで、万人に受け入れられる漫画ではないかなというところ。
【 あらすじ 】
帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、殺し屋集団「ナイトレイド」の一員である赤目の少女・アカメと出会う。
そして仲間達と共に、腐敗した帝国に立ち向かう。中世的かつSF的なダークアクションファンタジー。
<スコア>
3点/5点
- 【 いいところ 】
いわゆる可愛らしい女子、闇の集団、正義の集団、王国、魔法、宝具、王道中の王道作品。
更に、出てくるキャラクターがほとんど死んでしまうという内容で、暴力シーンを女子男子問わず、年齢も問わずに出てくるという人によっては嫌悪感で二度と見たくない作品ではないかと思う。
しかし、今までこのような作品がなかったこと(あったにはあったが、表には出なかった)もあり、更にこれがアニメーションになったというのだから驚き。
絵は無論、ストーリーもファンタジーの王道展開ということで3点。
- 【 悪いところ 】
拷問シーンだけでなく、年齢の問わない女子への乱暴シーン、殺害シーンも多い。
これはいいところにもあるが、人を選ぶので悪いところにも記載。
また、悪いところとして「各シーンが中途半端」というのが残念。
行為そのものを描かず、飛ばしたうえで「こういうことがあった」というもので、残虐シーンを描きたいならそのまま書けといいたい。
また、その後の展開が予想しやすく、「やっぱりな」という点が多いのも減点対象。
【 あらすじ 】
大陸公路の中心で栄華を極めた国家、パルス王国。王太子アルスラーンは、
武勇に優れた父・国王アンドラゴラス三世からは疎まれ、美貌の母・王妃タハミーネからは無関心に扱われつつも、大将軍ヴァフリーズ、万騎長キシュワード、ダリューンとは親交を持ち得ていた。
14歳になったアルスラーンは侵略してきたルシタニアとの戦争で初陣を飾る。
しかし、不可解な霧の発生やパルス万騎長カーラーンの裏切りに遭ってパルス軍は総崩れし、多くの万騎長が戦死。
ルシタニア軍は王都エクバターナも陥落。無能なルシタニア王イノケンティス七世はパルス王妃タハミーネを見染め、自らの妃にしようとする。そんな中、カーラーンは軍を率いてアルスラーン討伐に乗り出し……。
<スコア>
2.3点/5点
- 【 いいところ 】
主人公は弱気だが正義感のある王子で、少しずつ成長し、仲間とともに復興していくというストーリーは、王道として一貫性があり面白みを増している。
また、全体的に男色が強く出ている作品で、中世時代の戦いを描く作品としては「熱い」展開が多い。
軍師たる登場人物による考察点も含め、レベルが高いリアルファンタジー作品。
- 【 悪いところ 】
1巻、2巻に基本的な部分(根本部分)を描ききっているせいか、序盤に全てを把握しないと、後半を読んでも「こんな展開だったんだっけか」となってしまうのが残念。
単純に、読むのに疲れる作品。
「鋼の錬金術師の作者だから、二度三度読んでようやく分かる伏線とかもあるんだろう」と読むと、予想外に疲れてしまい、心に大打撃するので注意。
とにかく、作者のイメージが強い以上、ここまで難易度の高い作品に挑戦しなくてもよかったのではないかなーと思う。
鋼の錬金術師、銀の匙が万人向けだったため、それのイメージがついたまま読むのはオススメしない。
自分には合わないので2.3点だが、リアルファンタジーで考察が好きな読者にとっては最高の作品ではないかと思う。
……追記、漫画化するなら、もっと長いスパンで描く作品にすればよかったのではないかと……。
【 あらすじ 】
舞台は現代の日本。普通の高校生として生活していた永井圭は、ある日トラックに轢かれ一度は死亡してしまうが、生き返る。
実は、圭は人ならざる存在・亜人であった。日本では極秘に亜人に対して非人道的な実験を行っていた。
圭は人間による苛烈な差別や亜人コミュニティの過酷な洗礼をうけながらも生きる術を探していく。
<スコア>
1.8点/5点
- 【 いいところ 】
亜人という人ならざるものが覚醒した者たちは、人から迫害される存在となり、それが怒りで亜人たちは人々へ危害を与えていた。
しかし、そんな中で正義に目覚めた主人公のストーリーで、王道と呼べる正義的なストーリーである点に加え、亜人ではない普通の人間の友人や、悪者側との違いがハッキリしており、
痛々しいシーンもしっかりと描くという点でマル。
スピード感もあり、分かりやすいストーリーで読者を引き込みが上手い。
- 【 悪いところ 】
お世辞にも総合的に「レベルが高い」とも言えず、話題になるほどではないという作品だと思う。
一度読めばおなかいっぱいで、二度目は読まなくていいやとなってしまっている。
亜人という能力の中、葛藤する主人公や悪人側をより際立たせるつもりで色々書いたのだろうが、それが逆に「悪のほうが正義だろ…」という内容になっており、根本的に欠如したストーリーと思う。
オススメはしない。
【 あらすじ 】
「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が、様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく物語。
時代背景は作者曰く「鎖国を続けた日本」もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」で、登場人物は(主人公のギンコを除いて)和装をしており、風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。また、物語の語り方として必ず人物の回想を用いる点も特徴的であり、ギンコが行動する時間や行動範囲に収まらず、伝聞による時間・世界も描かれている。
<スコア>
3.5点/5点
- 【 いいところ 】
普段起こる何げないことをモチーフに(雪の日に音が静かになるのは、蟲のせいだ。)しており、冒険的な展開もある。
独特の雰囲気が織り成す世界観の前に、読者は「今度はどんな展開なんだろう」とワクワクすることだろう。
作者の不可思議な絵や、ホラーチックでどこか寂しげ、だけど幸せ、しかしやっぱり寂しい。
そんな印象が次々と広がり、まるで自分が物語の一部のように溶け込んでいく作品となっている。
物語の1話完結型(上下や長編となることもあるが)で、サクサク読めるのもマル。
- 【 悪いところ 】
題名は有名だと思うが、アニメの出来が非常に良く、漫画よりアニメ!という典型的な作品。
漫画自体はつまらないわけではないが、アニメ入りだとどうしても漫画が「紙芝居」のようで読みづらくなっている。
(実際、「蟲」が不思議な音と不気味だが美しい動きは漫画では表現できていない)
また、漫画もアニメもどちらも「独特な雰囲気」という個性が非常に強く、
例えば少女マンガを毛嫌いする人と、萌えマンガを毛嫌いする人がいる感じに近い。
更に、日本昔話のような静かなシーンが続くため、入りで「あ、ダメだ」という人も多いと思われる。
個人的には4点だが、題名とアニメの強さにおされて3.5です。
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