クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

閲覧、ありがとうございます。作成者の焼きバジルです。
公開の予定がなかったシナリオ第一弾。しばらくここからいなくなるつもりなので、落として行きます。猫ルフです。
街規模、半一本道型。ウルタール要素もあるのでキーパーは幻夢境の知識を持っておくこと。
地図他は自分で作っちゃってください。公開予定もなかったのにわざわざまとめていません。
ついでに回すにあたっての調整も自分でやってください。上記同じく、脳内までまとめちゃいません。

の、はずでしたが。
猫ルフPLやったらぬこ熱が再燃したので清書しました。

推奨人数：2〜4
所要時間：12時間程度

死亡率：☆☆〜☆☆☆
推理難易度：☆☆
SAN難易度：☆☆☆〜☆☆☆☆
総合難易度：☆☆☆程度
ルートやダイス運により、難易度が跳ね上がる可能性もある。

トリック			学者, ゴースト視野, ご飯まだ？, ゴロゴロ, ドア開け, 足元
技能	必須	全員あることが望ましい	探索御三家(目星, 聞き耳, 嗅ぎ取り), RP力
	推奨	数名はいるべき	人間知識, 人語(日本語), 追跡, 戦闘技能
	準推	一人いると選択肢になる	ストリート知識, ヨウル, かわいらしさ

人数：2〜4人

星の精

いつも通り群の集会に集まった探索猫達。相変わらず忙しそうなリーダーを尻目に、のんびりと会話していた。
と思ったのも束の間。そのリーダーが、自分達に声をかけてくる。
「お前ら。ちょっと頼まれてくれないか」
内容は、保健所の様子を見て来い、と言うものだった。

ここからシナリオの本編となるが、記載順は探索順を指定するものではない。

群の集まりで和気藹々としているところへクエンがやってくる。
ライアンがしばらく会話した後、探索猫に猫殺しについての捜査を命じる。
探索猫はひとまず保健所の現状を探ってくるように、と指示を受けることになる。基本的には、終わったら戻ってくるように、としていいだろう。

外部：特になし
内部：スタッフルーム,トイレ,猫の檻,犬の檻,倉庫,処理室
ひっそりと静まり返っており、人がいない、というのが伺える。
警察の規制線も張られているが、特に見張りはおらず侵入は容易。ガサ入れのためにドアも全て開かれている。
外から分かることはほぼないが、聞き耳や嗅ぎ取りでクスクスという笑い声のような音、僅かばかりの腐臭を感じ取っても構わない。

群で情報共有をしても特に進展があるわけではない。ライアンも「そうだったのか」といったところ。
缶詰に関しては「あの缶切りなら開けてくれそうだ」と提案してくれる。
「あの缶切り」は椎名のこと。場所はライアンを含め群の野良猫ならよく知っている。人語を解する猫を同伴させてもいいだろう。
また、ここで「行き詰まったら、西の群に聞くのもいいかもしれない」と言わせてもいい。
もし缶詰を持ってこなかった場合、ミーシャに「霧島って缶切りが保健所で働いていた」と教えさせ、霧島のアパートへ向かわせること。この時椎名のアパートについて教える必要はない。
また、この場面が終了した時点でミーシャは椎名のアパートへ移動する。

裏手に回ると、椎名が数匹の猫達に餌をやったり、猫グッズで戯れたりしている。近場まで行けば、彼女が飲んでいるマグカップから薬の匂いがすることにも気付くだろう。
《ご飯まだ？トリック》《ゴロゴロトリック》《ヨウル》《かわいらしさ》等で、気を引くことも出来る。
場所が場所だけあって、いる猫のほとんどが探索猫達の知り合いだろう。ここをKPから情報を出す場所にすることも可能。
缶詰を見せると、彼女は一度奥に入り、缶切りでそれを開けてくれる。
その際、「……ん？なんだろこれ……殺鼠剤？」と言わせること。
群にて報告する際にミーシャを出していないならここで初めて出てくる。霧島のアパートを教えてくれる他、椎名が病気であることも教えてくれるだろう。
なお、頃合いを見て椎名に血を吐かせておくこと。病気が重いと示すため。

外部：規制線が張られた部屋(霧島の部屋)、ベランダ
内部：リビング、寝室、キッチン
「霧島 祐吾」の表札は一つだけ。《人語》での判定か、サブリーダーに文字を教えてもらうことで確認することが出来る。
彼の部屋以外は至って普通のアパート。彼の部屋の扉には規制線が張られ、開いたドアの前には警官が立っている。ベランダの窓が開いているため、侵入はこちらから可能。
ベランダは塀に近く、かつ二階のため、探索猫は《跳躍》で届く位置となる。

月への跳躍などで行くことが出来る、猫と人が対等に共存している幻夢境の町。人語を話すデメリットもないため、人相手にも普通に話すことだろう。ウルタールで生まれ育った者の中には猫語を介す缶切りも多い。
探索猫がウルタールに到着した時点で、適当な案内役の猫を宛がうこと。

クエンとライアンの間で話は付いているため、探索猫が訪れても好奇の目が向けられる程度。諍いは自分から起こさない限り発生しない。
アメリクに霧島のアパートで見付けた町の地図を見せる、ないし印の位置を教えることで、餌場、寝床、加えてそれらに該当しない場所があることを告げる。
場所は群よりさらに西の廃墟であり、元工場だったことから缶切りも他の動物も寄り付かないことを知っているだろう。
また、この時点でクエンは東の群から帰っているはずだが、西の群では見かけられていない。霧島に捕まっているためである。

建屋のみがまともに残っている廃工場。金網から建屋までがそれなりに離れており、建屋付近まで行かない限り何ら違和感を覚えない。
建屋内には霧島がいる。クエンを含め猫がいくらか檻に捕らえられており、ちょうど殺している現場に居合わせたとしてもいいだろう。
霧島は探索猫達を見ると、「お前らの残りもくれよ。なあ、これであいつは生きてられんだ。俺も生きてえんだよ。なあ、なあ！」と言いつつ襲いかかってくる。
猫の必殺技、を使うに十分な数の猫がいるが、そのためには猫の檻を開く必要がある。檻は外からなら簡単に開けられる物のため、DEXや《敏捷》などで判定する、もしくは判定自体省略して構わない。
霧島を倒せばクリア。倒せなければクリアならず、となる。
霧島を倒した際、檻を開いていない場合にのみ彼の持ち物を漁ることが出来る。檻を開いた場合は猫たちが彼をズタズタに引き裂き、所持品の全てが破損するため不可能。
漁った場合、小瓶に入った液体を入手する。群に持ち帰った場合、ミーシャが預かった後椎名に飲ませることになる。

二通り。「霧島を倒すこと」がENDそのものの条件、「ウルタールで薬について知ること」「西の廃墟で椎名への薬を見付けること」が追加条件。
どちらの場合でもリーダーが鯖缶をくれる。ついでに、「あの缶切りにでも開けてもらえ」と言わせてしまおう。