ぶら下がり

台内部の主基板以外に不正部品を取り付けてゴト行為を行う場合、ハーネスやセレクタなどに「ぶらさがる」形で部品取り付けを行うため、「ぶら下がり基板」「ぶら下がりチップ」等と呼ばれる。

PC自作をする方は、4ピンの電源ケーブルや マザーボードから LED に電源供給しているケーブル程度のモノと思っていただきたい。

様々な用途・種類が確認されており、3号機の時代から存在する。
  • コインセレクタ − 主基板間に取り付けて、1枚で 3枚のメダルカウントを行う
  • レバー − 主基板間に取り付けて、体感器より正確な周期狙いを行う
  • 主基板 − ホッパー間に取り付けて、払い出し信号を偽造する
  • ハーネスのどこかに取り付けて、主基板プログラムを改造する(詳細不明)
※内蔵型の「遠隔操作可能クレマン君」をぶら下がりと言うかどうかは微妙

筐体内部に取り付けが必要だが、手の込んだゴト集団は深夜にホールに忍び込んで取り付けを行ったり、日中に台を数人で取り囲んで壁をつくり、他のメンバーがコイン詰まり等で店員の目をそらしている隙に「稼動中取り付け」を行うようである。筐体を開けなくてもベットボタンを引っこ抜いたり、ストップボタンを熱で溶かして押し込んだり、様々な取り付け技法が存在する。又、最近は管理体制がしっかりしてきたので件数は減っているが「ホール関係者の犯行」(=ドアキーの複製)も多かった。

3号機時代は「不正改造用」としてカバン屋がぶら下がり基板を提供する場合がほとんどだったが、4号機時代になってからはゴトの手口として使われるようになった。メダルカウント用のぶら下がりは、8ピンの汎用IC 1つと数個の抵抗、ダイオード等で作成可能なようで小型化されており、付いていても良く見ないと気づかない事もあるらしい。

稀にネットオークションに出品されていたりするが、使用法が不明確だったり正常に動作しないものや故障品が多いので買ってはいけない。ましてや実際に使用すればメダル搾取の如何に関わらず逮捕される可能性があるので注意。
2005年07月14日(木) 21:46:47 Modified by niya_ura




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