2008年 CRAFTED IN ENGLAND exclusive for Japan
日本向け英国製コート
アクアスキュータムの2008年日本向けの英国製コートについてカタログと店頭での話をまとめてみました。丸の内本店のショーウインドウに、NEW SANDHURST、BENEDICT、WOOL FAIRMOUNT、BLADEN、JEDが飾られています。(10/25確認)
丸の内サイトで各モデルが紹介されています。ただし、ベネディクトは紹介されていません。おそらく減産のため在庫が無いのではないかと思われます。
- 「GRAFTED IN ENGLAND のご案内」(2008/11/12)
2008年秋冬の日本向け英国製コート
2008年の特徴はこんな感じになっているようです。- ダブルブレストのモデルが多い
- 70年代のアーカイブからの引用
- 身ごろがタイト
UKLabel/AQの展開の結果として獲得した若年層への提案として、よりタイトになったモデルが増えたのではないでしょうか。
減産のため数が出回らないので注意
丸の内本店を含む複数のアクアスキュータム店舗で聞くことになりましたが、事情によりこれら2008年秋冬の日本向け英国製コートは減産となってしまったようです。そのために、残念ながら市場にあまり数が出回らないのだそうです。
特にベネディクトは店頭に出ることが無いようですので、購入を考えている方は早めにお店に確認をした方がよいようです。たしかに、丸の内本店でショーウインドウに展示されている物は確認しましたが、店内では見かけませんでした。
CRAFTED IN ENGLAND
このカタログで紹介されているモデルは全て英国製のようです。サイズオーダーとの相違点
サイズオーダーにも同じモデルがありますが、あちらは日本人の体型向けにアレンジが加えられていることと、生地が違います。コートのモデル
NEW SANDHURST/ニュー・サンドハースト
\136,500"サンドハースト"は、トレンチコートの歴史を築いた英国陸軍士官学校のある地名からとったものです。アクアスキュータムの70年代のアーカイブから掘り起こしたモデルで、英国の伝統的な柄であるハウンドトゥース柄を用いながら、身ごろをタイトに、肩付けをセットインスリーブにするなど、現代的に着こなせるシャープな仕上がりになっています。胸元と背中のヨークが特徴的なコートがNEW SANDHURSTです。
NEW SANDHURSTはもう各店頭に出ています(2008年8月末)。
一昨年出ていたSANDHURSTとは、袖がラグランであったものをセットインに変更したこと、それにあわせて身ごろをタイトにしたところが大きな違いです。身ごろはFAIRMOUNTと同程度の細さになっているそうです。このあたりはアクアスキュータムに対して若い世代から多かった細身のコートを出して欲しいという声に答えているのでしょうか。
ブラウンの千鳥柄と派手なアクアスの紋章の裏地刺繍が特徴的でした。見た感じが暖かそう。NewAQUA5ではありません。
SANDHURSTとの違いを感じたところ
SANDHURSTはベルトを締めないとそのまま裾までストンと落ちているために、おなか周りがブカブカになってしまうのに対して、こちらは胴周りを絞っているせいか、ベルトを締めなくてもそれほどブカブカな感じにはなっていませんでした。
BENEDICT/ベネディクト
\157,500アクアスキュータムのトレンチの定番「KINGSGATE」の前身で、70年代にピーター・セラーズやショーン・コネリーが愛用した「WESTMORLAND」を現代的にアレンジしたモデルです。ガンフラップがつくなど、軍服として歩んだアクアスキュータムの歴史を物語ります。ショルダーや切り替えをセットインにし、シャープに着こなしやすくなっています。
カタログをみると袖をセットインにしたKINGSGATEと言った趣のトレンチコートですが、現物を見たところ、FAIRMOUNTのダブルブレスト版と表現した方が近いようです。
生地の色の種類は1色のみです。
入手困難
減産の影響を一番受けたモデルのようです。丸の内店でも店頭に出せるほど数をそろえることが出来なかったという話を聞きました。丸の内店の紹介ページでもこのモデルだけ紹介されていません。
- 「GRAFTED IN ENGLAND のご案内」(2008/11/12)
伊勢丹限定モデル
伊勢丹では限定モデルと限定サイズオーダーがあります。
伊勢丹限定モデルのベネディクトは、シルエットをよりタイトに、丈もさらに短くした型となり、生地は綿ではなくウールとなっています。ただしウールはスーツで使われる生地よりも少し厚い程度で、「ウールコート」と呼ぶには生地は薄く、撥水加工はされていません。ジッパーで取り外し可能なライナーが付き、日本製となっています。生地は伊勢丹提供の丹羽正の生地で、色は黒のみです。丹羽正の生地のものはBENEDICTだけでなく、NEW SANDHURSTとFAIRMOUNTもあり、色はすべて黒ですが、織り方が異なっています。
サイズオーダーは2008年コートサイズオーダーと同じ生地、サイズでモデルにベネディクトを選べるようです。こちらは型、胴、丈などは、通常のベネディクトのサイズのようです。
この度、ISETAN MEN'Sにて、期間限定トレンチコートのオーダー会を開催します。 人気の「フェアマウント」、「サンドハースト」、ダブルトレンチ「ベネディクト」をご用意。 「ベネディクト」のオーダーはISETAN MEN'Sのみのご紹介です。 「アクアスキュータム トレンチコート メイド トゥ オーダーフェア 」
WELLINGTON
セットインで、ダブルブレストですと2006年にWELLINGTON/ウェリントンというモデルがありました。
WOOL FAIRMOUNT/ウール・フェアマウント
\189,000本場英国のアクアスキュータムで、もっとも人気のあるのがこのスタイルです。素材にはウールメルトンを使用し、メタル釦やエポーレット、D環付きのベルトなど、ミリタリーコートらしいディテールをそのまま残し、エレガントで美しいシルエットに仕上げています。
FAIRMOUNTのウールコートです。カタログ上は濃い色ですが、実物はもっと明るく紫が強い色です。公式サイトでも確認できます。
- FAIRMOUNT WOOL COAT(公式サイト)
Pコート?
試着してみましたが、イメージとしてはトレンチと言うよりもPコートやダッフルコートに近い印象を受けました。
こちらはFAIRMOUNTとはまったく印象が違いますが、違和感もなくこれはこれで欲しいと思わされました。個人的には着丈が膝下まであった方がよりウールコートのイメージが強くなって良かったのでは無いかと思います。
伊勢丹限定モデル
伊勢丹限定モデルのFAIRMOUNTは生地がウール100%ですが、薄い生地でこちらのWOOL FAIRMOUNTとは別の物になります。
FAIRMOUNTとの違い
ウール生地、メタル釦、レザーパーツが大きな違いのようです。バックヨークはありません。
型はFAIRMOUNTそのままの作りになっているようです。
バックル類は英国製FAIRMOUNTと同様にAQUASQUTUMロゴ入りのメタルです。
襟裏、ベルトの裏など、所々にレザーがアクセントとして使われています。
BLADEN/ブレイデン
\136,500「BENEDICT」と同じく、70年代のアーカイブから誕生したモデル。仕様やディテールも同様ですが、生地には、アクアスキュータムの期限である「軍服」を思わせる、光沢感のあるミリタリーカーキ色のギャバジンを使用。男の色気を感じさせる一着です。
昨年少しだけ入荷があったモデルのようで、今年から本格的にラインナップされたようです。
カタログに掲載されている写真では茶色ですが、実物はもっと緑色が強いカーキ色です。
BENEDICTとの違い
「仕様やディテールも同様」とうたいながらも、BENEDICTとは価格が2万円ほど価格が違います。BENEDICTとの大きな違いは丈の長さでしょうか。膝〜膝上程度の長さのようです。
丸の内限定
BLADENはカーキ一色のみの展開ですが、丸の内本店では限定でグレーのBLADENも取り扱っています。
JED/ジェッド
\178,500軍服からインスパイアされ、LONDONのコレクションに登場したモデルです。アイルランドの地名からとった「アルスターカラー」と呼ばれる大きな襟とアシンメトリーな前会わせが特徴です。ショート丈で身ごろもタイトなので、都会的な着こなしができます。
FAIRMONT RAINCOAT, GREY/グレー・フェアマウント
カタログなどには載っていませんが、丸の内店に置いてあるようです。カタログ
Aquascutum LONDON CRAFTED IN ENGLAND exclusive for Japan表紙/背表紙
NEW SANDHURST/名優になったトレンチコート
チンウォーマー スロートタブ
襟を立てたスタイルが似合うのも正統派トレンチの証。スロートタブを留めれば襟元がきれいに立ち上がり、防寒の役割も果たしてくれます。
バックヨーク
雨がコートの内側に入り込むのを避けるため、胸元と背中にヨークがつきます。アンブレラカットと呼ばれるアクアスキュータムオリジナルのデザインです。
名優になったトレンチコート
アクアスキュータムの代名詞といえば、トレンチコートです。例えば銀幕の中で、トレンチに身を包んだ名優が繰り広げる演技は、われわれの脳裏に強烈に焼き付き、やがて時代のアイコンになりました。今回、アクアスキュータムの70年代のアーカイブを紐解き、そんなトレンチの歴史に名を残した定番に、新たに現代的なアレンジを加えたトレンチコートを提案させていただきます。英国らしい気品と主役級のエレガンスを、ぜひご堪能下さい
BENEDICT/WOOL FAIRMOUNT,BLADEN,JED
ガンフラップ
前身ごろには、ライフル銃を撃つ際に、衝撃を和らげるガンフラップを備えています。第一次世界大戦に登場したトレンチの起源を伝えるディテールです。
Dカン
戦時中、ナイフや手榴弾、水筒などをぶら下げるために使っていたのがベルトに付いたD環です。ミリタリーテイストが味わえるアクセントにもなっています。
裏地刺繍
コートの背裏には、アクアスキュータムのロゴ「グランド・オブ・アームス」が刻まれます。この英国の騎士をイメージした紋章には、ブランドの名称である”水と盾”となるコートの役割と、袖を通した勇敢な紳士達への敬意が込められています。
2008年11月12日(水) 22:13:46 Modified by p-2340613
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