【定義】
「弁」は調えること、特に
参禅修行のために必要な道具を予め準備すること、或いはその準備物。『
禅苑清規』巻1・弁道具では、以下のような準備品を定めている。
山笠?・拄杖?・戒刀?・祠部筒?・鉢橐?・鞋袋?・枕子・鈴口鞋脚絣?・前後包巾?・白絹複包?・絛包?・枕袋?・蓋包?・小油単?・柿油単?・布臥単?・綿被?・浄巾三條(一は蓋被、一は喫食、一は常用)・小浄瓶?・浴巾?・浴裙?・函櫃小鏁?・茶器・余の衣物。
かなり多くの品数になり、これでは準備も大変であると思われるが、その点の配慮として「家の
豊倹に随う」とされているので、用意できる範囲で用意せられた物と思われる。
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