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【定義】

永平寺20世として入り、祖山本『永平広録』を設置したことで知られる。

生没年:不明〜元和元年(1615)
出身地:不明
俗 姓:不明

【略歴】

永平寺19世の祚玖禅師法嗣であり、同寺の20世として出世した。なお、その時期については不明だが、慶長3年(1598)冬と夏に、祚光宗椿という僧達〈両者とも詳細不明〉が、祖山本『永平広録』の書写を終えたことを示す奥書があるが、その時期に住職だったとすると、それ以前に入院したと考えられるが、前任者の祚玖禅師が慶長11年に祚天という僧に『永平室中伝授総目録』を書写して与えていることを考えると、その後かとも考えられる。なお、この人は、上野鳳仙寺3世の大円門鶴であるとも、信濃広沢寺9世であるとも考えられているが、詳細は不明。

元和元年9月8日に遷化した。
現住門鶴老衲之を置く者也〈改行・中略〉時に慶長三(戊戌)年冬、吉祥山永平禅寺引籠の時、悪筆乍ら祚光之を書き畢る者也 『永平広録』第一巻、奥書

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