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【定義】

懺悔を行う際に、懺悔する人が唱える偈文のこと。『華厳経(四十華厳)』巻40「入不思議解脱境界普賢行願品」の偈に出る一文を用いることが多い。なお、その用いられる語句については、文献によって若干相違する。

我昔所造諸悪業(我、昔より造る所の諸の悪業は)
皆由無始貪瞋痴(皆、無始の貪瞋痴に由り)
従身語意之所生(身語意従り生ずる所なり)
一切我今皆懺悔(一切を我、今皆な懺悔す)

内容としては、三業が造り出した諸悪を懺悔するものとなっている。曹洞宗では、一般的には以下の語句となっている(典拠は『教授戒文』『出家略作法』)。

我昔所造諸悪業
皆由無始貪瞋痴
従身口意之所生
一切我今皆懺悔

ほぼ同一だが、3句目の「身語意」と「身口意」に違いが見られる。

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