最終更新: uedam1984b 2014年10月15日(水) 08:35:56履歴
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目次
はじめに i
第1章 「よい演奏」とは何か―19世紀以前への一瞥 3
音楽を正しく読む 18世紀の演奏美学 3
演奏は朗読と同じ
演奏における明快さとは
ツェルニーが教える「正しい朗読法」虎の巻 11
テンポの揺らしかたとリタルダンドのこつ
イン・テンポとは
シュナーベルはシューベルトをどう弾くか 19
第2章 勝ち組になるのは誰?―ピアニストの誕生と演奏美学の変貌 25
「ピアニスト」はいつ生まれたか 25
サロンの虚栄と香水―鍵盤のラスティニャックたち 28
成功への道
パリの人気ピアニストたち
社交界における音楽家
真面目な曲を弾いても儲けにならない? 37
コンクールの始まり 41
審査員は何を評価したか
拍手がもらえればそれでいいのさ―ブリリアントに弾く秘訣 45
大ホールでの演奏
玉石混淆の聴衆
演奏の場の解体―香具師としてのヴィルトゥオーソ? 52
大衆扇動の雄弁術
第3章 毎日ドレドレミレミレ―指体操が始まるとき 59
「これさえやればあなたも出来る!」―マニュアルの誘惑 59
誰にでもわかるマニュアル
質より量
消えた演奏美学
練習「曲」ではまだ甘い?―指ドリルの誕生 67
フンメル教本の意図
即興演奏のために
「指ならし」を勧めるツェルニー
カルクブレンナーの指体操
優雅さからパワーへ モシュレスの教本
楽器の変化とタッチ
「指筋力」を鍛えよ!
10本の指は平等になるべき?均質化と強化の思考 89
実用性より体系性
オン/オフ操作と均質思考 96
音色の好みの転換
19世紀のピアノ教育が目指したもの
第4章 指強化器具と人体改造の思想 103
「上げて下げて、上げて下げて!」―指練習と軍隊教練 103
考えずに指を動かす訓練
力強さと持久力の探究
ヨハン・ベルンハルト・ロギールという男 112
目指せ神童
カルクブレンナーによる「改良」
クララ・ヴィークとロギール・システム
超絶技巧の時代へ
指矯正器具狂詩曲 124
ピアノ学習者の「四種の神器」
奇怪な指練習マシーン
大ヒットしたテクニコン
手段が目的に
究極の「人体改造」 142
オートマティックな身体
第5章 聞くも涙、語るも涙の音楽院 149
公務員供給機関としての音楽学校 149
ピアノ教育の変化
ソリストへの志向
音楽学校のレベル
ピアノ・レッスン小史 160
「本来あるべき」ピアノ・レッスン
音楽学校の実態? 164
お嬢様のスパルタ教育
練習法の処方箋
血と汗と涙の音楽学校ピアノ科 173
「勝ち組」になれなかったら?
第6章 体操と指ドリルとロマン派と―19世紀音楽の根本原理について 181
身体訓練史としての19世紀ピアノ教育史 181
指令/管理と、高性能で従順な身体
体操の歴史への一瞥 188
美しさから強さ・速さへ
均質な身体こそが美しい
ピアノを弾く少女たち 195
良家の子女のたしなみ
「分解・反復・強化」という深層構造 200
たゆみない労働と生産
19世紀音楽の根本原理
精神の解放という夢/悪夢 205
付論 ピアノはどんな手で弾かれてきたか―19世紀から20世紀初頭まで 212
ツェルニーやフンメルの時代 213
モシュレスからリストへ 216
19世紀アカデミズム 219
いわゆるハイフィンガー・タッチ? 223
シュナーベルとフェイの証言 227
疲労するほど鍛えられる? 229
世紀転換期におけるアカデミズム批判 232
ブライトハウプトの自然奏法 234
ゴドフスキの体験 240
注 246
あとがき 270
略年表 274
人名索引 巻末
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はじめに i
第1章 「よい演奏」とは何か―19世紀以前への一瞥 3
音楽を正しく読む 18世紀の演奏美学 3
演奏は朗読と同じ
演奏における明快さとは
ツェルニーが教える「正しい朗読法」虎の巻 11
テンポの揺らしかたとリタルダンドのこつ
イン・テンポとは
シュナーベルはシューベルトをどう弾くか 19
第2章 勝ち組になるのは誰?―ピアニストの誕生と演奏美学の変貌 25
「ピアニスト」はいつ生まれたか 25
サロンの虚栄と香水―鍵盤のラスティニャックたち 28
成功への道
パリの人気ピアニストたち
社交界における音楽家
真面目な曲を弾いても儲けにならない? 37
コンクールの始まり 41
審査員は何を評価したか
拍手がもらえればそれでいいのさ―ブリリアントに弾く秘訣 45
大ホールでの演奏
玉石混淆の聴衆
演奏の場の解体―香具師としてのヴィルトゥオーソ? 52
大衆扇動の雄弁術
第3章 毎日ドレドレミレミレ―指体操が始まるとき 59
「これさえやればあなたも出来る!」―マニュアルの誘惑 59
誰にでもわかるマニュアル
質より量
消えた演奏美学
練習「曲」ではまだ甘い?―指ドリルの誕生 67
フンメル教本の意図
即興演奏のために
「指ならし」を勧めるツェルニー
カルクブレンナーの指体操
優雅さからパワーへ モシュレスの教本
楽器の変化とタッチ
「指筋力」を鍛えよ!
10本の指は平等になるべき?均質化と強化の思考 89
実用性より体系性
オン/オフ操作と均質思考 96
音色の好みの転換
19世紀のピアノ教育が目指したもの
第4章 指強化器具と人体改造の思想 103
「上げて下げて、上げて下げて!」―指練習と軍隊教練 103
考えずに指を動かす訓練
力強さと持久力の探究
ヨハン・ベルンハルト・ロギールという男 112
目指せ神童
カルクブレンナーによる「改良」
クララ・ヴィークとロギール・システム
超絶技巧の時代へ
指矯正器具狂詩曲 124
ピアノ学習者の「四種の神器」
奇怪な指練習マシーン
大ヒットしたテクニコン
手段が目的に
究極の「人体改造」 142
オートマティックな身体
第5章 聞くも涙、語るも涙の音楽院 149
公務員供給機関としての音楽学校 149
ピアノ教育の変化
ソリストへの志向
音楽学校のレベル
ピアノ・レッスン小史 160
「本来あるべき」ピアノ・レッスン
音楽学校の実態? 164
お嬢様のスパルタ教育
練習法の処方箋
血と汗と涙の音楽学校ピアノ科 173
「勝ち組」になれなかったら?
第6章 体操と指ドリルとロマン派と―19世紀音楽の根本原理について 181
身体訓練史としての19世紀ピアノ教育史 181
指令/管理と、高性能で従順な身体
体操の歴史への一瞥 188
美しさから強さ・速さへ
均質な身体こそが美しい
ピアノを弾く少女たち 195
良家の子女のたしなみ
「分解・反復・強化」という深層構造 200
たゆみない労働と生産
19世紀音楽の根本原理
精神の解放という夢/悪夢 205
付論 ピアノはどんな手で弾かれてきたか―19世紀から20世紀初頭まで 212
ツェルニーやフンメルの時代 213
モシュレスからリストへ 216
19世紀アカデミズム 219
いわゆるハイフィンガー・タッチ? 223
シュナーベルとフェイの証言 227
疲労するほど鍛えられる? 229
世紀転換期におけるアカデミズム批判 232
ブライトハウプトの自然奏法 234
ゴドフスキの体験 240
注 246
あとがき 270
略年表 274
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