あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

「ひ、ひぅ…♥️」

 歩く度に痺れるような快感が身体を襲う。本気で気持ちよくするための衝撃じゃないからこそ、もどかしい。

「水遣いちゃん、今日はどれくらい我慢できるかな?」

「た、たえて、みせますっ……きょうこそ、は…っ」

 最初は勇者様のほんの小さな出来心だった。勝った方が好きなことをしていいという些細な遊びで、勇者様が勝ったことからこの快感は続いている。

 最初の勝負はくすぐり大会だった。先に降参した方が負け、なんてルールで私が負けてしまった。そして、負けた方が勝った方の言うことを聞くということで、あるものを付けられるようになった。それが、『魔法の快楽機』だ。歩く度に身体の敏感なところに刺激が走り、甘美な快楽に身を寄せてしまう装置。それが今、私の身体についている。

「快楽機でイかなかったらなんでも言うことを聞いてあげるルールだもんね、頑張らないとっ」

「こ、こんどこそかって、は、ひゃん…♥️」

 秘処に直接刺激が走り、内股になってしまう。どきどきする。我慢するともぞもぞして、苦しい。

「ゆ、ゆうしゃ、さま、よ、よわめて、ください」

 身体全体がもっと先の快楽を求めている。これ以上はおかしくなってしまう。せめて、少しだけでも落ち着かせてほしい。そう思って、言葉にする。

 けれども、勇者様はやさしく笑って、私の思っていることとは違うことをしてきた。

「そういってる癖に、本当は気持ちよくなりたいんじゃないの?」

「そ、そんなことは…っ」

「んー、じゃあ、スイッチはここにあるから取りに来てみてよ」

 何歩か離れて、勇者様が装置を手にする。あれを使えば、解放される。急いで走る。

 ……その瞬間だった。

「ひ、ひぁ…♥️ あ、ぁぁぁ、だめ、だめ、です、あっ、びりびり、だ、っ、めぇぇぇ♥️」

 全身にいっぱいの快楽が走る。

 ひとつひとつが小さな波であっても、いっぱい来ると堪えられない。そうして私は、再び勇者様との勝負に負けてしまった……





 次に目が覚めたのは、小さなダンジョンの中だった。攻略済みのダンジョンだから敵はいない。いるのは勇者様ただひとりだ。

「負けちゃった水遣いちゃんへのおしおきは発情トラップですっ」

 そういって、新しいアイテムを取り出す勇者様。あれは、催淫の魔香だ。どんな存在も快楽のことしか考えられなくなるという不思議な魔香。そのまま、浴びたら大変なことになってしまう。動こうとする。

「ふふっ、手足はもう縛っちゃってます」

「だめ、ダメです勇者様、それは」

 手枷と足枷に身体が繋がれている。これでは抵抗ができない。そして、自分ですることも……

「じゃあ、いってらっしゃい。あっ、私は目の前で見てるからね。魔香の効果も私は平気」

「ゆ、ゆうしゃ、さま…っ」

 催淫の魔香の効力がフロア全体を支配する。桃色に霧がかかる部屋。不適に笑う勇者様。

「ん、んっ…♥️」

 どんどん頭がぼんやりしていく。そして、キュンと身体が触れられることを求めていく。

「はぁ、はぁ…♥️」

 我慢したく、ない。

 わざとらしく喘ぎ声をあげる。

「どうしたの、水遣いちゃん」

 上目遣いで、媚びるように言葉にする。それだけでも、興奮するから、たっぷり甘える。

「ほしい、ほしいです…♥️」

「まだ駄ー目」

「あぅぅ…♥️」

 ぽた、ぽた。水滴がこぼれ落ちる。けれども、誰にも触られてないから、達するところまで届かない。

「わ、わたしの、おっぱい、やわらかいですよ…? さわってみません、か…♥️」

 せめて、ちくびでもいい。さわってほしい。身体がおかしくなってしまう。

「うーん、ふとももにしようかな?」

「ひにゃあ…♥️」

 ふとももの内側を勇者様がたっぷり触る。冷たい感覚に、とけるような感覚。きもち、いい、きもちいい…!

「はっ、ゆ、ゆうしゃ、さま、わたし、イ、イきま…!」

「だーめ♥️」

 とどかない。達することができない。

「ゆ、ゆうしゃさまぁ…」

一生懸命イきたかったのに、とどかない。でも、勇者様に一存を決められていることにぞくぞくしてしまう。

 たえきれない。からだをもぞもぞしていたら、勇者様が耳元で呟いた。

「明日も負けてくれるよね…?」

 それは、甘い囁き。

「負けたら、きもちいいことがいっぱいしてあげるから…♥️」

 今のわたしに断る理由がなかった。

「はい、あしたもまけます…」

「ふふっ、ならイっちゃえ♥️」

 甘い囁きと共に秘処の寸止めが解放される。
「あっ、イっ、イきますっ…! いっぱい負けて、かわいがって、もらって!は、っ、あぁ、い、イくぅぅぅぅぅ♥️♥️♥️」

 身体全体が痙攣する感覚。本格的にイってしまった。勇者様の、目の前で…

「お疲れ様、水遣いちゃん」

 手足の枷を外してくれた勇者様に、身を委ねる。そうすると、撫でてくれるのだ。いっぱい鞭もあるけれど、飴もある勇者様の態度。それに私は魅了されてしまっている。

(あしたも、きもちよく、なれるのでしょうか…♥️)

 負けることを考えると、また気持ちが高ぶってしまった。どうやら、私はこの勇者様の虜になってしまったみたいです…

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