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軍貫マン
そしてついにアザレアは反旗を翻す

「ガマンできなくなったのね?」

「化け物のママゴトに付き合うのも限界でね」

シトリスに斬りかかるアザレアであったが、その刃はアザレアのクローンによって阻まれる

「ボクの代わりはいないなんて言いながら随分と悪趣味な真似をするんだね」

アザレアは苛立ったように吐き捨てる

「嘘は人間だけの特権じゃないのよ。蟲惑魔はいつだって人を欺き、弄んで、喰らうことで生きてきたのよ」

シトリスは淡々と語る

「だからお姉ちゃん代わってあげるよ。これからはアタシがご主人様にご奉仕するから。」

対峙するアザレアとそのクローン

ぶつかり合う刃と刃

アザレアはこのような状況下においても密かに鍛錬を重ねて力を得ていた

だが、ここはシトリスの支配下

それらをすべて筒抜けになっておりクローンはアザレアの鍛錬から学習し、両者の力は拮抗していた

戦況は互角を保ったまま、時間だけが過ぎていく

「お姉ちゃん大丈夫?アタシはお姉ちゃんに勝てばそれで終わりだけど、お姉ちゃんはその後ママにも挑まないといけないから大変だよね?」

シトリスは2人の争いに手を出すことなく

、ただ見守っている

「そんな言葉でボクが揺らぐとでも?」

アザレアは不敵に笑う

閃刀姫を支えるのは心の強さ

故に同じ力を持ったアザレアとクローンの戦いは心の戦いであり、より強い心を持ったものが勝利する

「お姉ちゃん諦めなよ。ママに勝てないってわかってたから今までご主人様に媚び売ってたんでしょ?でもご奉仕するならいやいやいやってるお姉ちゃんよりもアタシのほうがご主人様も喜ぶよ。というかそもそも女の子なんていくらでもいるんだからお姉ちゃんなんていても居なくても一緒だし」

シトリスは興味深そうに眺めている

「なら、もういいよね。死に場所探してたんでしょ?お姉ちゃんはその程度の気持ちなんだから、アタシが代わってあげる」

『コピーはいらない』

自身の存在を否定するオリジナル

『命令には従えよ。でなきゃまたお前は酷い目にあうぞ』

自身を奴隷としか思わない機械

『あなたにはついてきてもらいたいの。あの子の幸せのために』

身勝手な価値観を押しつける化け物

アザレアの前に立つものはみな個としてのアザレアを認めない

いや、そうでもないか…

アザレアの中である人物が浮かぶ

それにすがることはアザレアにとって屈辱以外のなにものでもない

それでもアザレアはその人物のために心を燃やして、自らを奮い立たせる

たとえこの檻から抜け出せなくても、それが化け物の掌の上だとしても自身が生きた証を刻みつけると

「ボクはお前には負けない」

アザレアの瞳に光が灯る

均衡は崩れ形勢が変わる

アザレアの閃刀力はクローンを凌駕し、アザレアの刃はクローンを切り裂く

「ごめんなさいね。損なことさせちゃって」

シトリスは労るように切り裂かれたクローンを抱きしめる

「いい。これでママが喜んでくれるなら」

クローンは満足そうに微笑むとシトリスによって消化される

その表情は穏やかなものだった

「どうするアザレア?私とも戦う?」

アザレアは静かに首を振る
「諦めるのね?でもそれは悪いことではない。だってあなたはもう満たされていることに気づいているから」

シトリスはアザレアの行動を咎めることはなくアザレアもまたそれ以来行動を起こさず男に尽す日々を送る

「今日が最後だから悔いのないようにね」

男がシトリスと性玩具たちに甘やかされる日々は今日で最後だ

それ故に男は熟考し人生最後に交わる相手を考える

性玩具たちは特にアピールなどはしない

ここで媚びたところで無益だからだ

「………」

アザレアは静かに男の様子を見守る

最後はシトリスが選ばれることが大半である

男にとってシトリスは自らに愛を注ぎ幸せを与えてくれた存在であり、そんな彼女と1対1で過ごす

それが今までアザレアが見てきたものであった

「そう、私とアザレアがいいのね」

「!?……ありがとう。最後に選んでくれるなんて嬉しいよ」

男の選択にアザレアは狼狽するが笑顔を作り答える

「それじゃあはじめようか」

アザレアはすりすりと指先で男の肉棒を撫でる

掌で優しく押しつぶしたり、ときおり睾丸をマッサージするように責め立てる

男はアザレアに快感を訴える

「私もいるわよ」

そういってシトリスは背中から男に抱きつく

シトリスの身体は全身が柔らかく、背中越しで触れているだけで心地良い

ぐにぐにと背中に押し付け強い存在感を放つ豊満な乳房、そして耳元から脳に直接響くような甘く艶っぽい声はいっだって男の心を掴んで離さない

前にはアザレア、後ろにはシトリス、逃げ場のない快楽に男の脳は蕩けていく

「ご主人様ならこれぐらい平気だよね?」

アザレアの手つきが乱暴なものへと変わる

グリグリと亀頭を揉みしだいたり、抉るように爪を立て、カリをひっかきながら激しく扱きあげる

男はそれを必死に耐える

「我慢しなくてもいいのよ?みんなあなたのものなんだから好きなときにびゅーってしていいのよ」

シトリスは甘い声で囁き男の頭を撫でる

アザレアには肉棒を苛められ、シトリスからは逆に甘やかされている

相反する二つの責めに男は快楽をより強く感じていた

シトリスは一度男から離れて正面から抱きつくと今度は男の乳首に指を這わせる

アザレアから与えられる肉棒の刺激と違いそれは非常に緩やかだが軽く擦られる度にゾクゾクとした快感が男を襲う

「情けなくないのかな?一方的に責められて恥ずかしくないの?」

「なにも恥ずかしくなんてないわ。おちんちん気持ちよくなって、乳首で気持ちよくなって、声出して、全部素直になればいいの」

真逆のことを言われ、男は困惑するも身体は完全に快楽に打ちのめされていた

「ねぇ、アザレア、私も一緒に触ってもいい?」

「良かったね。シトリスもこの情けないご主人様をものを気持ちよくしてあげてくれるみたいだよ」

「そんなことないわ。あなたのおちんちんすっごくかわいくてかっこいいのよ」

アザレアとシトリスは男を挟み込むようにして身を寄せる

男は両側から感じる柔らかな感触、シトリスから香る花の匂いとアザレアから発せられる汗とが混ざった淫臭によるフェロモンで全身が満たされ、思考はドロドロと溶けていく

「ふふっ、もう我慢できないの?いいのよ好きなだけ射しても」

「ご主人様はそれでいいのかな?本当は強くてかっこいいところボクはみたいな」

「あなたはもう十分かっこいいから気にしなくてもいいのよ」

「違うよね。ご主人様ならもっと頑張れるよね?」

正反対の要求をされながら男は追い詰められていく

「イってもいいのよ?」

「まだいけるよね?」

二人の責めは苛烈さを増すなかで、男は歯を食いしばり耐える

「すごいよご主人様。これを我慢するなんて頑張ったね。辛かっただろう。好きなだけイっていいんだよ」

「えらいわ。もう我慢しなくていいのよ」

二人は優しい声色で囁き、男の身体を抱き寄せる

許しを得た男は快楽に身を任せて射精をする

噴水のように吹き上がったそれはアザレアとシトリスの顔面を汚す

シトリスに捕らえられる前の自分では絶対に釣り合わなかった美しい女性の顔に自身の精液をぶちまけることに男は強い征服感と幸福感を覚えていた

「お疲れ様。よく頑張ったね、えらいよ」

アザレアとシトリスはまだ射精の余韻でビクビクと震える男の身体を抱きしめ、よしよしと優しく頭を撫でる

「いっぱい射したら疲れたでしょう。おっぱい飲む?」

シトリスは乳房を強調する

そこからじとりと垂れる母乳蜜は男の情欲を煽り、いますぐむしゃぶりつきたい衝動に駆られる

だがアザレアはそれを阻むように男の顔に乳房を押し当てる

しばらくして乳房から解放された男はアザレアに少し不満気な視線を送る

「その、ボクのお願い……聞いてくれるかな?」

いつになくしおらしいアザレアの頼みを男は戸惑いながらもゆっくりと頷く

「ご主人様にとっていまは最後のときだ、でもボクは違う。ボクは次のご主人様にも尽くさなくてはいけない。そうしないとここでは生きていけないから」

男の脳裏で自分ではない誰かに抱かれるアザレアの姿が浮かぶ

じくりと胸が痛むのを感じとる

「でももし、ご主人様がボクが一番好きだと言ってくれるなら……ボクだけを見てくれると言ってくれるなら……」

アザレアの表情は切なげに、しかしそれでもなお男を真っ直ぐ見つめて言葉を紡ぐ

「ボクは君だけのものになるよ。それで一緒に最期を迎えよう」

男はちらりとシトリスに視線を向ける

シトリスの眼差しはこれまでとなんら変わらない慈愛に満ちたものだった

「あなたが決めるのよ。自分が一番幸せになれると思った選択肢をね。私の幸せはあなたの幸せなんだから」

男は意を決したようにアザレアの瞳をじっとみつめる

男は震える声で自分の想いを吐露する

「本当に?ボクのこと好き?」

男の言葉にアザレアは笑みを浮かべる

「ありがとう。ボクも大好きだよ……」

アザレアは男の耳元に顔を寄せると男の真の名を囁く

「だめだったかな?嬉しくて……つい」

男はそんなことはないと首を振ると、唇を重ね合わせる

「んちゅ……んっ……ちゅっ」

唇を触れ合わせるだけのキスを繰り返す

小鳥が餌をついばむようなその光景はどこか微笑ましくまるで恋人のようにも見える

次第にそれは互いの唇を吸い、時には舌を伸ばして唾液を混ぜ合い、求め合うような激しいものへと変わっていく

「んっ……ぷはぁ、いいよ。ボクはもう君だけのものだから好きなようにするといい」

男はアザレアの乳首に吸い付き、赤ん坊のように一心不乱に母乳を求める

アザレアの身体は改造を行っていないため母乳蜜は出ないがそんなことは関係ないと言わんばかりにアザレアを求める

「ん……ふふっ、まるで赤ちゃんみたいだ。いいよ、好きなだけ飲んで」

アザレアは満足気に微笑み男の頭を撫で回す

その声音と表情からは慈愛が溢れている

男は乳首に吸い付きながら甘えるように肉棒をアザレアの太腿に擦りつける

「かわいいな。我慢できないならこっちにすればいいのに」

アザレアは人差し指で肉棒を秘部に誘導すると男は乳首から口を離し、そのまま腰をグラインドさせて肉棒を擦り付ける

「んっ……いいよ」

男はアザレアの膣内に挿入すると一心不乱に腰を振る

アザレアはそれを感じながら快楽に身を任せ、同時に男へ愛情を注ぐように優しくその頭を撫でる

「うんっ……んあっ、気持ち良い……?」

男は首を何度も縦に振ることで答えるとアザレアは嬉しそうに顔を綻ばせた

「よかった。僕も好きだよ。君の男らしくて力強い腰ふり」

これまでのように焦らしたりせず真っ直ぐぶつけられる好意に男の枷は外れ堪える素振りもなく快楽に身を任せる

「んっ、いいとこに当たってる……」

アザレアの子宮口を擦る度に男は歓喜の声を上げる

「君だけのボクだよ。遠慮なんていらないから、もっと好きなように動いていいよ」

その言葉を受けて男の腰の動きは激しさを増す

「ああっ、んんっ!すごいよ!ボク……こんなに求められてるっ!」

パン、パンと肉がぶつかり合う音とじゅぷじゅぷと蜜が絡みつく音が響き渡る

「好きだよ、好きっ!大好き!君は?君もボクのこと好き?」

男は喘ぎ声混じりに好きだと答える

「嬉しいよ。んっ、もっと言って」

アザレアは男に抱きつき口づけをする

それを合図に男は腰の動きをさらに早める

「あっ、んんっ……もうだめっ、イっちゃう……」

男が肉棒を子宮口に押し付けると、アザレアはビクビクと身体を震わせ絶頂した

「ああぁっ!イっちゃった……んんっ……」

繋がったまま抱き合って口づけをして舌を絡める

それだけでは足らないのか男は尻を撫で回しながらアザレアの腹部に肉棒を押しつけると精液を塗りたくるように腰を動かす

「だめじゃないか手に一人で気持ちよくなろうとするなんて。でもそんな情けない君も好きだから許してあげるよ」

その後もアザレアは男が命尽きるその時まで男に尽くし、愛を注ぎ続けた

「アザレアは一緒に逝かないの?」

アザレアは男と最期を共にすることはなく生きることを選んだ

「ボクのやり方を不誠実だと君は言うのか?」

「そんなことないわ。あの子は最期まで幸せだった。あなたはちゃんとあの子の気持ちに寄り添えていたわ、それが嘘でも」

アザレアは自由のないこの世界で自身の自尊心を満たすために身勝手に生にしがみつく

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