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作者:名無し




「ごめんなさいね、何だかとても眠くて……」

 ヴァンパイア・フロイラインは瞼を擦りながら、気怠そうに呟く。
 従者の少年はそんな主の手を引きながら薄暗い洋館の廊下を歩いていた。

 彼女の瞼はほとんど落ち切っていて、少年が手を離した次の瞬間には寝落ちてしまいそうだった。

 やがて少年はフロイラインの寝室に辿り着くと、扉を開けて彼女を豪奢なベッドへと誘導する。

「んんぅ……すぅ……」

 常に気怠そうにしている彼女ではあるが、眠気に負けそうになっている姿は珍しい。
 もしかして主の貴重な姿を見られているのではと思いながら、少年はフロイラインをベッドに何とか寝かしつける。

「ねぇ……わたしが眠るまででいいから、手……つないでいてもらえる?」

 少年は頷くと手を伸ばし、いまにも眠りそうなフロイラインと指を絡めるように手をつなぎ合う。
 彼女によってヴァンパイアとなったからか、少年の肌も主と同じように病的なまでに白かった。

 フロイラインは嬉しそうに口元を緩めるとゆっくりと目を閉じ、間もなく愛らしい寝息が聞こえてきた。

「ふぁぁぁ……やぁぁっと眠ってくれた、待ちくたびれてこっちが先に眠っちゃうかと思った。でもお邪魔虫がいなくなったんだから、ここからはアタシのターンね☆」

 寝室内に突然溌剌とした弾んだ声が響き、少年は驚きのあまりビクッと身体を大きく震わせる。

 困惑する彼を他所に、どこからともなく現れた大量の蝙蝠たちが群がって人型を形取り始めた。
 そして現れたのは――獣のような耳と翼を持ち、血色のよさそうな肌艶をした華やかな雰囲気の美女だった。

「アタシはサッカー、そこに寝ているフロイラインの友達よ。キミがフロイラインに最近招き入れられた従者クンね?」

 少年は首を縦に振って答えるが、彼が同族を見るのが初めてのことだった。
 しかも登場の仕方を見るに、彼女が主であるフロイラインと同格の存在であることは疑いの余地がない。

 従者に過ぎない自分には手に余る御方だと判断して反射的にフロイラインを起こそうとし、サッカーにそれを止められた。

「あぁ、フロイラインはしばらくの間絶対に起きないわよ。アタシたちって元々眠りが相当深いけど、念のためにヴァンパイアにもよく効く薬も盛っておいてから☆」

 少年がサッカーの言葉の意味を測りかねていると、サッカーは彼の細い身体を後ろから包み込むように抱いた。
 彼女の柔らかな乳房が背中に押しつけられるように当たり、少年は反射的に背を伸ばす。
 初々しい反応を見て、ブロンドヘアの吸血鬼は楽しそうに口元を緩めた。

「うふふっ、アタシは従者クンに用があって来たのよ。フロイラインが同族に会わせるのを頑なに避けていた秘蔵っ子であるキミにね」

 サッカーは戸惑いを隠せずにいる少年の耳元に顔を寄せると、ふぅぅぅと熱を帯びた息を吹きかける。
 まるで背筋を撫でられたかのようにゾクゾクと身体が震え、少年は頬に自然と熱が宿るのが分かった。

「ねぇ、従者クンは吸血行為にはもう慣れた? 首筋を見るに、フロイラインに時折血を献上しているのかな。うふふっ、吸血ってされる方もとぉ〜っても気持ちいいでしょう?」

 サッカーは少年の耳元で語り続けながら、片手を彼の薄い胸板の上をさわさわと撫でるように這わせ、もう片方を細い太ももの上で蠢かせる。
 もどかしいようなじんわりとした痺れが身体中に広がり、少年は堪えるように口を閉じるしかなかった。

「でも、吸血された後って気持ちよすぎてあれがとっても大きなっちゃって苦しくなったりしてない?
 フロイラインってば身持ちが堅い清純を変に気取ってるから従者クンも隠すのに苦労してるんじゃないかって思うんだよね、アタシは。
 フロイライン様の吸血でおち×ぽを勃起させてるのを知られたら嫌われるのでは、って真面目そうなキミが怯えているのが容易に想像できちゃう☆」

 サッカーは少年の肉棒を布地越しに形を確かめるように撫で上げる。
 彼女の手慣れた愛撫で焦らされたそれはすでに屹立した姿がはっきりと窺えるくらいに勃起していた。

 痺れるような刺激が全身を駆け抜け、少年の口から自然と情けない呻き声が漏れる。
 彼は顔全体を真っ赤に染めるが、サッカーは嬉々として自らの唇をなぞるように舌で舐めた。

 思春期間近で落命してヴァンパイアとして生まれ変わった彼にとって、彼女のような大人の女性に大事なところを触れられるのは初めての経験でそれだけで頭がすでに沸騰してしまいそうなほどだった。

「こんなこと、フロイラインには相談できないわよね?
 うふふっ、そのためにアタシが来たの。

 ねぇ、フロイラインが寝てる隙におねーさんと気持ちいーことをいっぱいしましょ?♡」

 生前を含めて一度経験のない少年がサッカーの蠱惑的な誘惑に抗えるはずもなく、気づけばその首は自然と縦に振られていた。



 サッカーは少年に連れられて使われていない客室に移ると、胸元をはだけさせておっぱいを惜しげもなく露わにさせる。
 そしてベッドの縁に腰かけると、彼に向かって両手を掲げるように大きく広げた。

「さぁ。キミの好きなようにしていーよ、従者クン♡」

 少年は手をワキワキとさせながらサッカーに歩み寄ると、彼女のおっぱいを遠慮なく鷲掴みにする。
 感嘆の声を漏らしながら、本能の赴くままその柔らかさを堪能するように揉みしだく。

 サッカーは痛がるどころかウットリとした表情を浮かべながら少年を見上げる。
 彼は自覚がないようだがその口から漏れる息も自然と荒くなっていた。

「うふふっ。どーてーらしくていいね、いいね☆ すっごくアタシ好み♡ さぁ、ちゅーしましょ♡♡」

 サッカーに誘われるように顔を寄せ、少年は彼女と口づけを交わす。
 二人とも吸血鬼だからこそお互いの尖った犬歯同士が触れ合うが、その刺激さえ心地よかった。

「んん……っ、ちゅっ……じゅぷ、ちゅぷ、れろぉ……っ、ちゅぱぁ♡♡」

 サッカーが差し込んでる舌に少年は目を白黒させるが、彼女の動きは止まらない。
 口の端から唾液が垂れるのも気にせず、少年の細い背に両手を回すと彼を引き込むように押し倒した。
 そのまま少年に覆い被さりながらその口内を一通り蹂躙すると、満足したように顔を離した。

「従者クンがあまりにもアタシ好みだから我慢できなくなっちゃった☆ まぁ、元よりする気なんてもーとーなかったけどね♡」

 サッカーは流れるような手つきで少年のズボンとパンツを下ろすと、勃起した肉棒を露わにする。
 少年の細く薄い身体から受ける印象とは裏腹に、彼の肉棒は雄々しく反るように屹立していた。
 先端から我慢汁が溢れ出ている様を見て、サッカーは興奮に酔ったように熱を帯びた吐息を零す。

「虫も殺せなさそうなそーしょく系男子みたいな振りして、従者クンの……すっごくぶっとそうなおち×ぽ♡♡ うふふっ、さいこーだね♡ こんな美味しそうな子を隠してるなんて、フロイラインはホントに意地悪なんだから☆」

 サッカーはタイツと一緒にショーツを投げ捨てるように脱ぐと、その勢いのまま少年の下半身に跨る。
 薄っすらと腹筋が見える彼の腹部に両手を乗せると、肉棒の先端に自らの秘裂の位置を調整するように合わせる。

「それじゃあ、従者クンのどーてーおち×ぽをいただきまぁ〜す♡♡」

 宣言すると同時に重力に任せて腰を落とし、サッカーは彼の肉棒を根本まで一気に咥え込んだ。

「……あ゛あ゛っ♥ ねぇ、分かるぅ? 従者クンのおち×ぽがアタシの奥を抉ってるの……っああ、んんっ♥♥」

 サッカーから問いかけられるが、少年は全身が爆発したかのように熱く、その熱さに翻弄されるばかりだった。

 彼女も答えが返ってくることは期待していなかったようで、ただただ自分の快楽だけを求めて腰を動かし始める。

「ああっ、ん゛ん゛っ♥♥ どーてーおち×ぽなのに、こんなに気持ちいいなんてぇ……っっ♥♥ んんっ、あ゛っ、あ゛あ゛っ、だめだめっ……、こんなに気持ちいいの……もっともっと楽しみたいのにぃっっ♥♥♥」

 叫ぶような嬌声を上げながら、サッカーは腰をただ上下に動かすばかりだけはなく左右や文字を書くような動きも織り交ぜていく。
 彼女の圧倒的なテクニックを前に、少年になす術があるはずもなくその興奮があっという間に一点に集約し始める。
 膣内で彼の肉棒が一回り大きく膨らんだのを感じ、サッカーは腰を振りながらうっとりとした表情を浮かべる。

「うふふっ、もう射精そうなのねっ。ああ゛っ、んっ……いいのよ、ヴァンパイアは妊娠しないから。我慢なんてしないでアタシの膣内に従者クンのおち×ぽみるくをぶちまけて♥♥ あ゛あ゛っ、んんっ♥♥ だめだめっ、イくぅ……従者クンのどーてーおち×ぽにアタシ、イかされちゃうぅ……っっ♥♥」

 サッカーは叫びながら腰を動かす速度を一気に速める。
 少年は視界がチカチカと白く瞬くのを感じながら、弾けんばかりに膨張する熱に屈して理性を手放す。

 その次の瞬間、彼の肉棒が更に大きく膨れあがると共に暴発したかのように弾けてサッカーの膣内で精を吐き出した。

「ああ゛っ、あ゛っ、あ゛あ゛……っっ、あ゛あ゛あ゛っ〜〜〜〜っっっっ!!!!♥♥♥♥」

 サッカーは獣のような嬌声を上げながら、少年の身体の上で身体を大きく弓なり状に仰け反らせる。
 そして恍惚とした蕩けた表情を浮かべながら、数度に渡って吐き出され続ける白濁液を受け止めた。



「あら……、今回はちょっと長く寝ちゃっていたかしら」

 それから数日後、フロイラインが寝室でようやく目を覚ますのを従者の少年は傍で見守っていた。
 主がちゃんと目を覚ましてくれたことに胸を撫で下ろす彼だったが、フロイラインは怪訝そうな表情を浮かべると何かを嗅ぐように鼻をすんすんと鳴らした。

「もしかして……、サッカーが来た?」

 あまりにも正鵠を得た指摘に冷や汗が溢れ出そうになるのを感じるが、彼女が来たこと自体は紛れもない事実だ。
 サッカーに言い含められていたように、来たけどすぐに帰ったと少年は主に答えた。

「ふぅん、そう。ならいいけど、あの子には気をつけないとダメよ? サッカーはとんでもないヤリマ○で、侍らせてる子全員が他の吸血鬼から寝取ったとんでもないビッ○なんだから。
 あぁ、これを機に言っておくけれど。サッカーが要注意なだけでほかにも――」

 深窓の令嬢を思わせるフロイラインとは思えない罵りに近い評価だったが、それでも決して貶しているようには聞こえないのが不思議な感じだった。

 しかし、それはそれとして主の言葉に少年は苦笑を浮かべるしかない。
 何故なら、彼はサッカーから「アタシとえっちしたのをフロイラインに知られたくなかったら、セフレとしてアタシの呼び出しにいつでも応じてね☆」と脅されていたからである。
 ヴァンパイアとしての自分の将来はどうなってしまうのだろうか。

「ねぇ、そろそろ起こしてもらえる?」

 未来を思うと憂鬱な気持ちになってしまいそうだが、そればかりを考えていても仕方がない。
 少年は内心で自分自身に強く言い聞かせながら、フロイラインに向かってその手をゆっくりと伸ばした。


次のエピソード:ヴァンパイア・ファシネイターの情愛

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