あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

「どうしたのさ。急にかしこまっちゃってさ〜」

「そうね、わざわざ正座なんかして。何かあったの?」



ある日、ハンディーレディとI:Pマスカレーナは二人並んで床に座る。その視線の先には、二人とセフレの関係にある男子学生が、何やら緊張した面持ちで正座している。

普段から二人に揶揄われているときも、緊張しているような表情を見せることがあるが、今回はその時とはまた違う様子だ。

意を決したかのような顔つきになると、彼は懐から二つの小箱を取り出して、二人の前に置く。

小箱は彼女らの手のひらに乗るほどのサイズで、二人はそれを手に取るとその箱を開ける。



「これって.....」

「指輪...よね?なんでこんなの.....」



箱の中にはシンプルなシルバーリング。しかし、装飾はなくともそれがある程度の高級品であることは、二人でもよくわかった。彼も同年代の学生と比べてアルバイトで稼げていることは知っている。しかし、それでも容易に買える値段のものではないだろう。



「これを...私たちに.....?」

「そもそもどうやって買ったのよ。バイト代を貯めてって言っても、何年かかるのってレベルじゃ...」



マスカレーナの言葉に、男子学生は正直に答え始めた。

彼がその経緯を口にする中で、二人はとある人物の名前に引っかかった。



「マジカルーナって、あのルーナのこと.....!?」

「あいつが斡旋した仕事を受けてって...あんたねぇ.....」



マジカルーナことルーナは、普段は配信サイトで活動するバーチャル配信者なのだが、その裏の顔は世間を騒がす怪盗集団【サニー団】の副リーダーなのだ。

つまりはハンディーレディやマスカレーナと同類の裏社会の人物。彼女の斡旋する仕事も、法に触れるようなものも少なくない。しかし、彼はそんな仕事を受け、その報酬でこの指輪を買ったというのだ。

それは、マスカレーナとハンディーレディが懸念していた、彼の裏社会との関わりが生まれることにほかならない。

思わず二人の顔に陰りが出る。しかし、男子学生も男子学生でいっぱいいっぱいなのか、そんなことに気がつくことは無い。

彼は緊張気味に続ける。



これから二人と同じように裏の世界で生きていく。セフレのままでも、二人に都合のいい小間使いでもいいから、と。



「だから、自分の傍から居なくならないでって...そう言いたいの.....?」

「あんたは本当に.....!」



愛する人の為にと言えば聞こえはいいが、それがただの学生である彼であるというのなら、軽率な行いであると言わざるを得ない。

マスカレーナも流石に眉をひそめて何かを言いかけたが、彼自身が選んだことを否定することも出来ず、ただため息を吐くことしか出来なかった。

さらに言えば、マスカレーナもハンディーレディも、それほどまでに自分を求めてくれていることが、これまでにないほどに嬉しく思ってしまっていた。

こんな若者が裏社会で生きようとしているのに嬉しいとは、つくづく悪女の素質があるなと、思わず自嘲してしまう。



「あんたがそうしたいなら…良いのかしら……?」

「えぇ、そうね…でも、お姉さんたちは心配だな……お姉さんたちと一緒にいたいからって、危ないことはしないでよ……?」



ハンディーレディはそう口にして、彼の頭を優しく撫でる。

マスカレーナも苦笑いしながら彼を抱きしめた。



「お姉さんたちと離れたくないって言うんだったら、君に証明してほしいな……♡」

「あたしたちが認めなかったら、ルーナが持ってくる仕事も受けちゃだめよ?ちゃんとこっちの世界でも働けるのか、あたしたちが見てあげるから……♡」



マスカレーナとハンディーレディは彼の頭を優しく撫でると、その唇にキスをした。



「むちゅぅ…♡じゅるっ……♡」

「ほら…もっと舌を絡めて……♡んれぇ……♡」



二人は彼が突き出した舌を、自分の舌で絡めとる。唾液が混ざり合い、小さく水音が聞こえ始める。徐々に二人の息が熱くなり始めると、舌の動きも激しさを増していく。

身体を寄せ、足を絡ませて、お互いの体温を感じ合う。男子学生のことが心配だったのだろうか、ハンディーレディもマスカレーナも彼の身体を強く抱きしめる。

熱がこもるほどに、二人のたわわに実った身体が密着される。その感触を全身で感じながら、彼は二人の身体に手を伸ばす。



「そうそう♡そうやってあたし達の身体をまさぐって…これも全部僕のもの〜って、離れたくないことを証明してね……♡」

「それについては君の得意なことだもんね♡でも、お姉さん達からもエッチな攻撃されても、ちゃんとまさぐれるかな?」



ハンディーレディが男子学生の履いていたズボンを脱がし、腿を指先で撫でる。そのくすぐったさに思わず声が出た彼は、腰を浮かせてハンディーレディの手から逃れようとする。

しかし…



「だ〜め♡もっとお姉さん達とハグしてくれないと寂しんだけど…?ほら、もっと抱き寄せて…♡」

「そうだぞ〜♡あんたが離れないでって言ったのに、自分から身を離してどうすんのさ……♡ほら、もっと身体くっつけて♡」



身体を離して男子学生が逃げようとするも、二人が彼の背中に腕を回して身体をぐっと引き寄せ、再び密着させる。彼女達の胸が彼の胸板に押しつぶされ、その感触に彼も思わず声が出てしまう。



「あはは♡何〜?あたしたちのおっぱいが潰れて気持ちよかった?」

「あらあら♡こんなので顔を真っ赤にしちゃってたら、私たちよりも悪いお姉さんたちの色仕掛けに引っかかっちゃうかもよ?お姉さん達、心配だな♡」



二人は悪戯っぽく笑うと、来ている服をたくし上げ、その甘美な感触の正体を晒す。二人ともそもそもそのつもりでこの部屋に来ていたこともあって、下着をつけておらず、そのたわわに実った果実が揺れる。

思わず男子学生もそれに視線を釘付けになっており、その様子を見てさらに二人は微笑む。



「そんなにガン見しちゃって〜♡そんなにママのおっぱいが欲しいんでちゅか〜?」

「こんな甘えん坊な君が裏社会でやっていけるのかな?ほらほら♡お姉さんたちに誘惑に負けずにかっこいいところ見せて♡」



まるで幼い子供を応援するように、男子学生にその乳房を見せつけて誘惑する。

以前から男を魅了するその容姿は、セフレという関係になったことによりより強く異性を意識させるものとなっていた。

肉付きも良く、男を堕とす為に存在するような身体と言っても差し支えないほどのそれを前にして、男子学生が我慢出来るはずもなく…



「あ……♡」

「あ〜♡おっぱいに顔埋めちゃった〜♡ママのおっぱいを見せつけられて我慢出来なかったのかな〜♡」



二人は嬉しそうな笑みを浮かべながらも、彼を揶揄するようにその身体をさらに強く密着させる。鼻の奥にまで入っていく二人の甘い匂いに、頭がクラクラとしてしまう。



「ふふっ……♡お姉さんたちから離れたくないってことは伝わってくるけど、ただおっぱいが大好きなだけかもしれないしなぁ…♡」

「そうよね〜♡裏社会だと例の怪盗コンビもいるし…それこそマジカルーナに誘惑されちゃったら簡単にあたしたちから離れていっちゃいそうで、ママは心配だな〜♡」



二人は意地悪そうにそう言うと、さらに彼の身体を強く抱きしめる。柔らかい乳房がより押し付けられ、その先端を口に含むことすら出来てしまう。

そのように煽られて何もしない男子学生ではない。彼はまずハンディーレディの胸に顔を埋めると、その先端を口の中に含む。彼女と出会った頃から子の乳首に甘え続けてきたが、彼女の徹底した身体の手入れにより、その色も濃くなることはあれど黒ずんでいることはなかった。そんな乳首を舌で舐め回し、軽く吸う。もう片方の手はマスカレーナの乳房に伸ばし、双方を比較するようにして揉みしだく。



「んんっ…♡他の女の子にうつつを抜かさないって言いたいなら、もっとあたしたちのことを気持ちよくしなさいよ♡」

「お姉さんたちに全部ゆだねてくれるのもうれしいけど、今回は君の方からリードしていってほしいな……♡」



マスカレーナもハンディーレディも、彼の頭を撫でるようにして顔を乳房に押しつける。男子学生はそれに応えるように二人の乳房をまるで乳しぼりをするようにして揉みしだき、舌で乳首を転がしていく。

これまでの経験で、二人の弱点をある程度把握している彼は、的確にその箇所を攻め立てる。その快楽に二人も素直に嬌声を上げ、より強く彼を抱きしめてしまう。



「あは……♡お姉さんたちは牛じゃないんだけどな…♡こんなエッチな揉み方しちゃって……♡」

「あんたのせいで乳首が敏感になっちゃったんだから……♡ちゃんと責任とってもらわないとな〜♡」



マスカレーナがそんな言葉と共に乳房を揺らして男子学生の顔にこすりつける。それに応えるように一度ハンディーレディの乳首から口を放して、今度はマスカレーナのそれに吸い付いた。

乳頭をほじるように舌先を潜り込ませると、マスカレーナは身体を快楽に震わせながら嬌声を上げる。その顔は快楽に蕩けながらも彼の必死な愛撫にご満悦といった様子である。



「あはは……♡必死になっちゃって、可愛い……♡」

「そんなに乳首をしゃぶっても母乳は出ないんだけど…それともあんたが出せるようにしてくれるのかな〜?」



冗談めかした口調でマスカレーナは男子学生を煽る。しかし、その声色は何処か期待しているようにも聞こえる。男子学生はそんなマスカレーナに応えるように、彼女が履いているレギンスに手を忍ばせていく。すぐに女陰まで指先が届き、その湿り気を確認するように指を這わせる。



「んんっ……♡いいわよ…♡このままくちゅくちゅって指を入れて、あたしのことを気持ちよくしてよ……♡」

「いいなぁ…♡お姉さんも君におまんこ触ってほしいな……♡」



ハンディーレディもまた、履いていたパンツを下着ごとずりおろし、彼の手を自らの秘部に導く。彼女の長い髪とおなじ赤のアンダーヘアが露わになり、彼女のそこはすでに準備が出来ているという様子である。



「んっ……♡あっ……♡もっと奥まで入れていいから…もっと気持ちよくして……♡」

「ほら、おっぱいもちゅうちゅうって吸いなさいよ♡頑張ってあたし達をイカせて♡」



彼の愛撫に嬌声を上げ、身を委ねる二人。彼はその期待に応えるように、手マンで二人の膣内を責め立てる。当然口による乳房への愛撫も休めることはなく、二人の乳首を交互に口内で転がす。



「んぁ…♡お姉さん達を責めるのもずいぶん上手くなったね♡お姉さんじゃなかったら簡単に堕とされちゃってるかも……♡」

「まぁ、あんたはほかの女なんか興味無いんでしょ?あたしたちに自分の元から離れないで欲しいって、さっき言ってたもんね〜♡」



マスカレーナが彼の指で喘ぎながらもおだてるようにして笑う。実際、男子学生はハンディーレディとマスカレーナ以外の女性に興味が無いとまではさすがに言い切ることは出来ないが、それでもこの二人以上に恋い焦がれる相手はいないということは断言できる。

彼女らがおだてていることも、言い過ぎだとは彼も思っているが、それでもその言葉が嬉しく感じてさらに愛撫を激しくしてしまう。



「あっ……♡もう…そんなにがっついちゃってさ……♡でも、あんたはこうやってあたしたちのおっぱいに甘えてるのがお似合いよね……♡」

「あはは、そうね♡お姉さんたちのおっぱいに甘えてる君、本当に可愛いわよ……♡」



必死に二人の身体を貪る男子学生の頭をなでる二人。しかし、徐々に絶頂が迫っているのか、二人の息は荒くなり、その言葉も途切れ途切れになっていく。



「んぁっ……♡いいよ、そのままイカせて……♡エッチなことがうまくなったってこと、お姉さんたちに教えて……♡」

「あ、あたしも……♡あんたの指でイカされるのも悪くないし……♡後でちゃんと本番もするんでしょ……?」



マスカレーナが投げた言葉に応えるように、二人は彼の指で膣内をより激しく責め立てる。二人はほぼ同時に嬌声を上げると、身体を痙攣させ始める。



「あ……♡んっ……♡んあぁぁっ……♡」

「んぁぁっ♡これ、すごっ……♡んくぅっ♡」



男子学生の愛撫で二人は同時に絶頂する。彼の指は二人の膣内で愛液に濡れていき、絶頂した二人の膣内は彼を離さぬとばかりに締め付ける。普段はあまり見せない二人の絶頂する姿に興奮を覚え、彼が隠し持つそれも最大限にまで怒張していた。



「はぁ…はぁ…♡君のおちんちんも立派にテントを張ってる…♡ほら、それをどうしたいの……?」

「答えるまでもないわよね〜♡これをあたし達のおまんこに入れてヘコヘコパンパン♡おちんぽを気持ちよくすることだけ考えてあたし達の腟内ををグチュグチュって突きまくるの……♡」



絶頂の余韻に浸りながらも、ハンディーレディとマスカレーナは身体を起こして彼にそう囁く。

男子学生は素直にその言葉に従って、彼女らの愛液で濡れた手でズボンを下ろす。そして、いきり立った一物をさらけ出すと、二人はそれを合図にしたように彼の身体から離れる。

ベッドに横たわり、足を大きく開いてその愛液に濡れた淫裂を見せつける。マスカレーナに至っては愛液に濡れた自らのそこをわざと指で開閉させて、膣の奥まで見えるように誘う。



「沢山射精してくれないと、あたしは認めてやんないからね?あたし達のこと、独り占めしたいんでしょ?」

「最初はどっちとエッチしたいの?お姉さん達、ちゃんと聞いてあげるから言ってごらん?」

すっかり二人の淫欲に溺れてしまった男子学生は、息を荒くしながらマスカレーナの太ももを抱え、その膣内に自身のそれをあてがう。



「あはっ……♡やっぱり最初はあたしからなんだ……♡いいわよ♡あたしも君と一緒に気持ちよくなりたいし……♡」



マスカレーナの蜜壷はなんの干渉もなく男子学生のそれを受け入れる。腰を掴んでより奥まで先端を届かせようとする彼だったが、マスカレーナは彼の手を握ってそれを阻止する。



「えへへ…♡恋人繋ぎ♡今日は手を繋いだままエッチしてよ♡別に腰を掴まないとポルチオ責めができないわけじゃないでしょ?」



恋人という単語を耳にして男子学生の興奮は最高潮に高まる。まるで本当に恋人になれたかのような、そんな夢を見ているような気分だった。



「ほら、浸ってないでちゃんと動いてよ♡あんたが好きなラブラブエッチをしてあげるんだから……♡」



その言葉で我に返った男子学生は、マスカレーナと指を絡ませあったまま、腰を前後に動かし始める。奥を突くたびにマスカレーナの顔は快楽に蕩け、甘い嬌声を上げ続ける。



「あ……♡んぁっ♡あんた…♡ちょっと激しすぎない…?そんなんじゃすぐにバテちゃうわよ〜♡」



彼も二人からの誘いによって気分が張り切っており、その勢いは止まることなくマスカレーナの身体を貪っていく。



「あっ……♡そうそう、そうやって何度も何度も奥を突いて……♡んんっ……♡」

「うわぁ…♡運び屋の顔、すごく蕩けちゃってるわね♡ほら、もっと気持ちよくしてあげて♡あたしも手伝ってあげるから……♡」



ハンディーレディが男子学生の方から顔を出し、マスカレーナの顔を見て笑う。そして彼の背中にぴったりと身体を寄せて、腰の振り方を指導するように身体を擦りつける。



「ほら…♡あの顔…♡あんなに茶化してたけど、君とラブラブエッチ出来て嬉しいよ〜♡って顔……♡」

「はぁ…!?そんなんじゃ……んぁ♡ないから……♡んんっ……♡」



マスカレーナは咄嗟に顔を手で隠そうとするも、男子学生にしっかりと手を握られているせいでそれも叶わない。彼は腰を打ち付けながらもそんなマスカレーナの顔を目に焼き付けるように見つめる。



「……はいはい、認めるわよ…あんたとこうやって恋人繋ぎしながらセックスするの…結構好きだって…認めるから……♡」



じっくりと見つめられることに観念したのか、マスカレーナが口を開く。その言葉に反応するように彼のピストンは加速していき、マスカレーナもさらに大きな嬌声を上げる。



「ほら…もっと顔寄せてよ…♡ちょっと耳貸して……」



マスカレーナが言うように男子学生が彼女の口元に耳を傾ける。



「あんたのことも……好き…大好き……♡」



思わず男子学生も目を見開いて彼女の顔を伺う。少し不機嫌そうにして視線を逸らすも、その顔は少し赤く染まり、照れているようにも見える。



「はぁ……はぁ……♡むちゅ……♡」



マスカレーナが急に彼の唇に吸い付き、そのまま舌をねじ込んでくる。不意のキスに戸惑う男子学生だったが、それでも舌を絡めて彼女に応えていく。二人が握る手はより力が入り、お互いの愛情を確かめ合う。



「あんたはどうなのよ…?あたしのこと、好き……?」



キスの合間にマスカレーナが囁く。その声色は切なさと期待が入り混じったもので、彼の返答を今か今かと待ち焦がれている。男子学生の唾を飲み込む音が、部屋に微かに響く。

「好きです」と、お返しするようにマスカレーナの耳元で男子学生が囁く。



「ふふんっ♡まあ、知ってたけどね〜♡そんなにカッコつけちゃってさ……♡」



その言葉を聞いたマスカレーナが満足げに微笑む。そして、絡めていた手を放し、彼の顔を引き寄せるようにしてもう一度キスを交わす。今度は舌をねじ込むのではなく、唇を合わせるだけではあるが。ただそんなキスが互いの想いを確かめ合うための大切な行為であるのは、二人にとって変わることはない。



「ほら、そろそろ射精しちゃいなさいよ……♡あたしを孕ませたいんでしょ……?♡」

マスカレーナが彼の腰を足でしっかりとホールドし、膣内で射精するように促す。その催促に後押しされるように彼のピストンは更に激しくなっていく。彼女の奥にまでそれを届かせ、二人はお互いの限界に近づいていく。



「あんたの精子……あたしの中にいっぱい頂戴……♡」



その一言で男子学生の限界を迎える。腰を最奥まで突き入れた状態で抑えていた劣情を吐き出すと、マスカレーナの膣がそれを搾り取ろうときつく締め上げる。



「あ……♡出てる……熱いのがいっぱい……♡」



射精が終わるまでの間、二人は手も指もしっかりと絡めて握りしめていた。

全てを吐き出し、その余韻も落ち着いたあと、二人はゆっくりとその身体を離していく。接合していたところからは彼が吐き出した精液が溢れ出し、うっとりとした顔でマスカレーナはそれを見つめる。



「あはは……♡こんなに出しちゃって…♡本当に妊娠しちゃったらどうすんのさ……♡」



男子学生を責めるような口調で、しかしその顔は緩みきっており、本当に妊娠した所で彼はちゃんと責任を取ってくれるだろうなと、そんな期待をし始めてしまっている。



「はい♡それじゃあ次は私の番♡」



二人だけの世界を形成しているマスカレーナ達に割り込むようにハンディーレディがベッドに尻を置いて座り込む。

両手を男子学生の顔の方に伸ばして、彼の顔を自分に引き寄せるとそのまま唇を奪う。



「ん……♡ちゅっ……♡れろ……♡」



ハンディーレディは舌を伸ばして男子学生の口内を蹂躙し、彼をリードするように唾液を混ぜあう。

徐々にその腕を相手の背に回して身体を密着させていくと、ハンディーレディは男子学生の膝の上に跨るようにしてその身体を乗せ、正面から抱き合うような体勢になる。

一度絶頂を迎えてその硬さを衰えさせ始めていた彼の一物は、再び硬さを取り戻して彼女の下腹部に押し付けられる。



「お姉さんとのキスでまた元気になったね♡どうしよっか…?このままキスしやすい姿勢でエッチする?」



男子学生の自分の尻を掴ませながら、ハンディーレディは彼に囁く。耳たぶを軽く甘噛みすると、彼の身体がびくりと跳ねる。

その反応が面白かったのか、ハンディーレディは更に耳を責め始める。わざと音を立ててそこを舐め、口元を緩める男子学生を見て楽しんでいた。



「お姉さんも…私だって君とイチャイチャエッチしたかったんだよ……?それなのに、あんなにお預けされちゃって……♡」



そう呟くと、ハンディーレディは腰を浮かして身体を少し離すと、そのまま膝立ちになり、彼の一物を手に取る。

そしてそれを自身の蜜壷へとあてがうと、一気に腰を下ろす。自重によって最奥にまで突き刺さる彼のそれを、彼女は膣全体で包み込み、強く締め上げる。



「んぁっ……♡やっぱり……君のおちんちん、最高……♡ほら…♡お姉さんのお尻、がっしり掴んで…もみもみしながら奥まで突いて……♡」



耳元で性欲を煽るように囁かれた男子学生は、その言葉の通りにハンディーレディの尻を鷲掴みにして、彼女の膣の奥を突き上げていく。

その動きに合わせて彼の目の前で揺れ動く胸から視線を逸らすことも出来ず、彼はそれを凝視する。



「あぁん……♡おっぱい気になるんだ…♡いつもみたいにちゅっちゅって吸い付きたいの……?」



男子学生が頷き、ハンディーレディは淫猥な笑みを浮かべる。しかし、ハンディーレディは彼の顔をがっしりと押さえつけ、それをさせないようにする。

ハンディーレディの何かを求める表情に、男子学生は息を飲む。



「だめ♡今日はおっぱいよりも口にちゅってしてほしい気分だな…♡ほら、君からキスして……♡」



腰をくねらせ、胸の代わりにその唇で奉仕をするよう求める。男子学生はそんなハンディーレディの唇に吸い付き、互いの舌を絡める。

まるでマッサージのように舌全体を何度も甘噛みされ、舌の付け根から先端までを舐められ、自分からキスしにいったはずなのに、気付けばいつものようにハンディーレディに口内を犯されている。



「あれ〜?このまま何でも屋に主導権握られたままでいいの〜?これじゃああんたの気持ちなんて伝わらないわよ〜?」



いつの間にか復帰していたマスカレーナが男子学生の背後からそう言ってそそのかす。男子学生はそれに頷き、ハンディーレディの腰を掴むと、一心不乱に腰を振り始める。抽挿する角度を少し変え、ハンディーレディの弱点を責められるように腰を突き上げると、彼女は身体を大きく反らせ、大きな嬌声を上げる。



「あぁっ……♡そこ…Gスポット、もっと突いて……♡もっと気持ちよくして……♡」



その言葉に応えるように男子学生は膣を突き上げ続ける。

突かれる度に喘ぎ、身体を震わせ、大きな胸を弾ませるハンディーレディを彼が責め立てる。



「好き…♡私も君のことが大好き……♡もう…我慢もできなくなってるの……だから、もっとキスして…♡」



瞳を潤ませて見つめられ、男子学生はハンディーレディを力強く抱きしめると、唇を啄み、貪り合い、舌を絡ませる。

彼女の尻肉に指を食い込ませるほどに強く掴むと、ハンディーレディは身体を捩らせ、膣内の締まりを更に強くする。



「んっ……♡はぁ……♡ふふっ♡私の身体、好きなだけ触っていいから…♡もっと一緒に気持ちよくなろう?」



男子学生に抱きつき、ハンディーレディは彼の耳元でそう囁く。その言葉に返事をするように男子学生が尻を揉みしだくと、彼女もまた彼の乳首を指でくすぐるように軽く撫で回した。

口で、下半身で、手で、互いの身体を求め合い、愛撫する二人。お互い限界が近づいていることを察しているのか、抽挿の動きは更に激しくなり、部屋に響く水音もどんどん大きくなっていく。



「ねぇ…キスしながら…一緒にイこう……?イチャイチャラブラブ射精…間違いなく気持ちいいから……♡」



最後にハンディーレディに見つめられながらそう誘われると、男子学生は頷く。

そして、ハンディーレディの唇を貪るように口付けると、舌を絡ませ合いながら腰の動きも徐々に加速させていく。



「あぁっ……♡好き…♡好き……♡大好きぃ♡むちゅ…♡」



男子学生がハンディーレディを抱きしめる力をさらに強め、最奥まで肉棒を突き入れると、絶頂を迎えた彼女の膣内が強く収縮し、それに呼応するように男子学生の精液が吐き出されていく。膣の中で脈打ち、精液を吐き出す陰茎をハンディーレディの膣は咥え続け、一滴残さず搾り取ろうと締め上げる。



「あぁっ……♡出てる……熱いのがいっぱい……♡」



射精が終わると、ハンディーレディは唇を離して男子学生の身体に倒れ込む。絶頂の余韻で身体を痙攣させながらも彼女は優しく微笑むと、彼の耳元で愛を囁く。



「すっごい気持ちよかった……♡まだできるよね……♡もっとイチャイチャしたいな……♡」



耳元で囁かれるその言葉に、男子学生は力強く頷き返す。それを見たハンディーレディは嬉しそうに微笑み、彼の身体を抱きしめた。







「ほ〜ら♡坊やが大好きなままのおっぱいでちゅよ〜♡」

「お姉さんのおっぱいもいっぱい吸っていいわよ…?今日は張り切ってたし、その分たくさん褒めてあげないと……♡」



あの後、いつも以上に張り切っていた男子学生は二回戦を迎える前に体力の限界を迎えてしまい、彼女ら二人にリードされる形で情事に耽っていた。

結局いつも通りになってしまい、今も二人が向けてくる乳首を吸って甘えていた。

そんな中、男子学生は二人に問いを投げる。



「え…?ちゃんと証明できてたかって……?……って、あぁ…あの話ね……」

「う〜ん…確かに最初は頑張ってたけど、その後はいつも通りだったし……」



二人が明後日の方向を向いて思考に耽る。男子学生が不安そうに見つめていると、ハンディーレディがそれに気づき、笑って返す。



「まぁ…今は保留…かな?」

「そうね〜♡ひとまず今はあたしたちのパートナーってことで♡」



そんな不明瞭な返答をされながらも、今の男子学生にとってはそれで満足だった。

二人に自分の想いが伝わっていると分かっただけでも、彼は嬉しかったのだ。



「ま。あんたにとってはあたしが一番よね〜♡なんたってこんなに今も甘えちゃってるんだしさ〜♡」

「いやいや。私の方が気に入ってくれてるから…♡この子の初めてだってお姉さんが貰っちゃったんだし♡」



二人が男子学生を挟んだままにらみ合い、男子学生を取りあう。そんな二人の姿を見て、これまでとは変わらない関係でも、二人ともその好意を隠さず口にしてくれていることに、彼は多好感に包まれるのだった。



ちなみに、彼がルーナから斡旋されていた仕事は、サニー団団長の配信の裏方であったり、団長の子守りといった、危険とは程遠い仕事ばかりだったのだが、二人がそれを知るのはこれから数日後のことである。

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